私達一般人って、本当に何も知らされていないと思うことばかりです。
世界に何が起きたのかに関しても、「西暦何年に、どこで何が起きた」ということはわかる。
でも「何が起きた」のかがわかるだけで、「どうしてそれが起きたのか」となるとほとんどは闇の中。
一歩進んで「誰がそれが起きるようにしたのか」とまでなると、全く想像さえつかない。
でもそれをわかっている人たちは間違いなくいるんですね。当事者です。そして彼らの指示で動いてきた組織。
例えば第二次世界大戦に関しても、「日本が突然、1941年12月8日に真珠湾を攻撃した」のをキッカケに始まったというのは誰でも知っている。
ではABCD包囲網とかハル・ノートとなると、「え?なにそれ?」と思う人が多いハズ。ましてやコミンテルンが各国で何を目的に何をしてきたのか、なんてことになると、「そういうのって陰謀説でしょ?」「日本が悪いことをしてきたから、それを世界は止めようとした。そうしたら日本が逆ギレして真珠湾攻撃をしたんでしょ?」としか思わない。
また日本がアジアに何をしたのかってのも「戦後に戦勝国が作った歴史観」しか知らないから、アジアに行って日本人は肩身の狭い思いをし、すぐ「謝る」。これって我々一般人ではなくて、政治家でさえそうだから、真相なんてなかなかわからない。でもアジアに行くと、こちらは謝るつもりでいるのに、「日本は素晴らしかった。世界の歴史を変えた」と言われて、「なにそれ?嘘でしょ?全然、そんなことは知らない」なんて事も起きる。(でもそういう国でも戦勝国が作った歴史観によって教育がなされているから、段々と真実を知る人はいなくなる。マレーシアも同じ)
私は日本を美化したいんじゃないんですよ。
ただ、私達は「世界で何が起きても」その真相を知らないってことなのね。ましてや、誰がどんな目的を持って動いて、結果的にどう世界が動いたのかなんて全然わからない。
そして世界が動いた後は「これが理由。真実だ」と「勝ち組が自分に都合の良い話だけを世界に広める」のが世界の歴史だという程度のことは想像できても、やっぱり真相はわからない。
この「真相がわからない」というのって本当は素晴らしいことなんですね。どれほど自分が悪くても、「本当に悪いのはあいつだ」という世論と歴史を作れちゃうんですから。「いや、それは事実ではない」という人が多くても、勝ち組はその後も教育もどんどんやるわけだから、時間とともに「事実として確定していく」のね。
私は「アメリカのイラク侵攻」が忘れられないんですよ。これって遠い昔の出来事ではなくて、私達は毎日一体何が起きているのかを見ていたんですから。アメリカは騒いだ。「イラクは大量破壊兵器を持っている」と。でもイラクはそれを否定した。
でもアメリカはそれを口実に、イギリスとともにイラクに戦争を仕掛けたんですね。そしてサダム・フセインは捕まり、アメリカ・イギリス連合軍の勝利に終わった。
しかしその後、「イラクには大量破壊兵器はなかった」のが真実だとわかったじゃないですか。
じゃぁ、あの戦争ってなんだったの?って誰しもが思ったはず。ヤクザがいちゃもんを付けて喧嘩して相手をやっつけただけじゃないかと。石油利権だの中東での力関係を変える必要があったのといろいろ言われますが、真相はわからない。
でも誰もそれを声高く言う人も、専門家も、国もいない。どうして?(詳しくは書きませんが、マレーシアはブッシュとブレアを戦争犯罪人として裁判を起こしたんですね(被告人不在のまま)。そして有罪判決を出した)
あの時の日本も酷かったのは「当時、官房長官だった福田康夫氏(後の総理大臣)の回想録」でばれちゃった。イギリスのブレア首相から小泉首相に電話が入り、イラクを叩くけれどそれに賛同してくれと。それに関してどう日本が対処するべきか、内容も吟味せずに「OK」と小泉首相は返事をしたと福田氏は書いちゃった。
本当に世界ってメチャクチャなんだなと思ったもんです。
どちらにしても、「自国に都合の良いように世界を動かしたい」とどの国も常に考えているわけで、正面からそれを言っても相手があることだから簡単には行かない。じゃぁどうするか。スパイ活動もすれば、重要人物に賄賂を渡して抱き込むか、それが無理なら暗殺するか、あるいは民衆を先導して革命を起こさせたり、世論を誘導したり、ありとあらゆることをやっているんですね。
その結果として「西暦何年に何が起こった」ということであって、我々にはそれしかわからない。
そりゃしょうがないよね、とも思いますよね。誰が何を企もうが、そんなことを知る方法もないし、知ったところで何ができるわけでもない。
でも私はそうは思わないんですよ。
少なくとも、スパイがいたり、重要人物を抱き込むとかそういう事が起きてもわからないにしても、注意をしていれば「世論操作」はわかると思うから。
では一体、過去にどんな風に「インテリジェンス(情報機関)」が動いたのかとか、今はどうなっているのかとか、そんなことを知りたいと思っていたんです。
そうしたら、その方面に詳しい人の動画が最近アップされました。この内容は面白いなんてもんじゃないです。
そして「インテリジェンス(情報機関)」に関しては、日本は全く駄目と世間一般では言われていますが、「戦前の日本はトップクラスであった」そう。マジっすか?
世界を動かそうとした組織が一体何をしたのか、それは今でもあるのか、今は何をしているのか、日本はその中でどういうことになったのか、そんなことがわかる動画です。かなり面白いと思いました。
我々が知らないところで何が起きているのか。そしてそれに我々は振り回されているわけで、自分が信じることもインテリジェンス(情報機関)がそう思うように誘導しているだけかもしれない。
これは左派も右派も同じで、世論というのは彼らがあの手この手を駆使して戦った結果でしかないんでしょう。
マルクスが世に出てきて、レーニンがいて、共産主義が世界に広まる時に一体彼らはどう動いたのか、その影響は今、日本にどういう形で出ているのか、そんなのも聞いてみるといちいち納得しちゃいます。ああ、だから共産党や福島瑞穂はああいうことを言うのかとか。
日本が戦争へ進んだのもコミンテルンだけではなくて、各国の事情でインテリジェンスが動き、日本を追い込んでいったとのこと。そして日本国内では朝日新聞に代表されるようにマスコミは「戦争やむなし」という世論を煽った(ここにも他国からの影響があったのかもね)。よく日本の軍国主義が~というけれど、実は各国が戦争をしなければならない理由があった。
4つの話に別れていますが、段々と面白くなって行きます。
この動画でははっきり言われていませんが、この江崎道朗氏(評論家)が警鐘をならすのは「デュープス」に注意しろということ。このデュープスにはいろいろ意味があるのですが、「うまく使われちゃう人」という意味もある。つまり、世の中を動かそうとする人や組織の真の目的を知らず、それに乗せられて動いてしまう人たち。
江崎道朗氏の著作も面白いと思います。彼は今の時代になってやっと正式に公開された昔の情報も研究していて、特に陰謀論が好きな人にはお薦め。(笑)
陰謀論を馬鹿にする人は世の中に多いけれど、私はこの世界は全て陰謀によって動いていると思うくらい。自分の意中の人をこちらに向かせるのも、子供を育てるのも、仕事もなんでもそうで、作戦や根回しなくして自分の願うようになることなんかこの世にはなにもない。そして「俺は騙されない」と信じている自分自身も誰かがコントロールしようとしているのは間違いがないんですね。