マレーシアで「手術のフォローアップ」を受けられて良かったと思う

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日本での入院・手術ですが、最初の話の3-4日の入院で大丈夫でしょうってのが、なんと33日間の入院になってしまいましたが、前にも書いたように「マレーシアの医者と日本の医者と診断が違う」ということがありまして、では入院が長かったから「マレーシアの医者の診断より酷い状態だったのか」というとまるで逆。

隠してもしょうがないですし、でも書くのは恥ずかしいことなんですが、マレーシアの医者の診断では「病気の根源は【肛門】にある」という診断。つまり【痔】ですね。

でも私としては【痔ではなくて、単なるオデキである】と考えていたわけです。それはお尻のホッペタに出来た小さなしこりが大きくなっていく過程を私はよくわかっているわけで、場所的にも痔とは関係ないと思っていました。でもマレーシアの医者は【痔】(痔ろう)だという。だから手術をするとなれば、オデキの切除は当然として、「肛門につながっている部分も削除する必要がある」という診断だったんですね。

痔ろうならそれはそれでしかたがないことですが、実は私は「大地主」で前にも手術をしたことがあるんです。ここが問題なんですね。

「何度もメスを入れる場所ではない」

ってこと。これはマレーシアの医者も言っていましたが、「肛門の一部を切除するので【シマリは悪くなる】」ということ。つまり下手をすれば「オシメの生活」になる可能性もないわけじゃない。またオシメは不必要だとしても、シマリが悪くなれば何が起きるのかは簡単に想像できること。

切る必要があって切るのならまだしも、関係ないのにメスを入れるなんてことは嫌なわけで、私は日本行きを決心したわけです。

そして日本の医者は私の考えていた通り、「肛門は関係ない」「オデキと繋がっておらず関連性はない」という診断。だから肛門を切る必要はない、と。

でもここでも、「もし肛門と繋がっていれば切る必要があり、前にも一部を切除した過去があるのなら【シマリが悪くなる可能性は高い】」と言われました。

危ない、危ない。

だからオデキを切除すればそれで終わりなわけですが、そのオデキはお尻の深いところで大きくなっていて、大きな傷となってしまったわけです。オデキに気がついたのは1年ぐらい前で、あの頃に簡単に考えずにサッサと切ってもらえばこんなことにはならなかったはず。

もしマレーシアで手術をしたら、似たような大きな傷跡と、そしてそれ以上に深刻な【肛門の傷跡】も出来ていたはず。

だからマレーシアで手術を受けずに日本に行ったのは大正解だと思っているわけです。

とまぁ、そんな筋書きなんですが、傷口が大きく開いてしまっているのでそれが治るまでにはかなり時間が掛かる。肉が盛り上がってくるのを待ち、そしてそこに皮膚が形成され傷口が完全に閉じるまでにはそれなりの時間がかかる。

ですから日本で1ヶ月入院していたからそれで終わり、ではなくて、これからが大変なのね。ちゃんとうまい具合に肉がついて皮膚も出来て、綺麗に傷が塞がるのかどうかをちゃんとフォローしないとならない。

で、そのフォローはパンタイ病院の皮膚科の先生にお願いしたわけです。

私としては、日本の病院の術後のフォローと似たようなもんだろうと思っていたわけです。

ところがかなり違うのね。

マレーシアの皮膚科の先生のほうが「かなり丁寧な施術をする」のが初日にわかりました。そして説明を聞けばなるほどと思ったわけで、もし例えばあのまま日本に残って完治するまで入院、あるいは通院したとしても、はたして綺麗に治ったのかどうか。手術は外科で、途中から皮膚科に変わるのが普通なのかも知れませんが、外科のままだとしたら、かなり違う、そして雑な治療法になった可能性があります。

だって一ヶ月間、入院している間に毎日先生は傷をチェックしますが、チェックするだけで、洗浄と薬の塗布は看護師がやって、ガーゼで傷口を押さえて止めるだけ。これをそのまま続けたとしたらよくなかったかも知れない。

でもマレーシアの皮膚科の先生は、傷口のかなり微小だけれど必要がない部分を30分以上も掛けて切り取り、傷口を綺麗に、そして早く治すための方法をきっちり説明してくれて、そのとおりにやってくれています。そして病院に行くのは週に一度。そしてかなり細かく傷を観察し、どういう状態でどうするべきなのかをわかりやすくきっちり説明してくれます。

「綺麗に、早く治すにはどうするべきか」の説明を聞いたあとに、日本での術後のケアを思い出しますと。日本でのフォローアップはかなり雑で、あれで大丈夫だったのかと考えてしまいます。

ということで、今はマレーシアの皮膚科の先生を全面的に信頼し、彼女に全てを任せています。

そして、目に見えて快方に向かっているのがわかる。\(^o^)/

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