コロナウイルス感染への対応は「現場力」と「政治力」の両方が重要だと思う。ありゃりゃ、アメリカCDCがパンデミックの可能性を言い出した。準備すると。IMFも世界景気の下方修正を言いだした。世界大暴落が来るか?金余りが勝つか?

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毎日毎日、更新される各国からのニュースを見ていると、本当に大丈夫なのか心配です。

私自身は多くの専門家が言うように、「正しく恐れば大丈夫」だと思っていて、それはそうすれば感染しないということではなくて、「感染しても大丈夫」だと考えています。それは今住んでいるマレーシアの医療にそれなりに信頼を置いているし、武漢・湖南省のような医療崩壊はきっと起きないであろうと思っているから。

ただし、年寄や持病を持っていたり抵抗力が弱い人は話は別で、感染しないように最大の【自助努力】は必要だと思います。我が家にも呼吸器系の弱いヨメさんと、93歳のオヤジもいますから、私も感染したらうまくない。

ただ私が「大丈夫だろう」と考えているのは、日本の専門家の意見を多く聞いているからで、自分では何もわからず盲目的に信じているといえばそのとおりだと思います。プロバガンダに乗せられています。

ただ、実際にダイアモンドプリンセス号の乗客であった日本人二人は亡くなりましたし、感染者の数も半端でなく多く、本当に専門家の言うことを聞いていれば大丈夫なのか、彼らが言うことは本当なのか疑問に思うこともあります。

現場は頑張っているのは間違いがないと思います。自殺者も出たくらいで彼らのプレッシャーも半端ではないし、一生懸命やっているはず。

でもダイアモンドプリンセス号関係では二人亡くなった。そして600人以上の感染者が出てしまった。この事実をなんと見るか。

これは間違いなく、厚労省や関わった医療関係者の「実力」なのは間違いがないですよね。いくら「感染の多くは隔離前で、隔離後は感染を抑えている」なんて言っても、アメリカに帰国した乗客たちの感染を見ても【日数を計算すればおかしいのはすぐに分かる】わけで、厚労省は言い訳か自画自賛しているとしか思えない。

そして彼らは「正しく恐れば大丈夫」という。

それを聞けば、ああいうダイアモンドプリンセス号の様な状況になれば、二人程度は死亡し、600人以上の感染者も「想定内」で、それでも大丈夫だと言っていることになりませんか?

私は現場を責めるつもりは全く無いんですよ。乗客乗員ではない助ける側からも感染者が出てしまったのは非常に残念ですが、それも「限られたリソース」で時間との戦いの中で、「やれることは全てやった結果」としての感染であり、二人の死亡であり600人を超える乗客乗員の感染者なんでしょうから。

現場の人達が手抜きをしていたというなら話は別ですが、それはなかったと信じています。それはチャーター機で帰国した人たちを「個別隔離」出来ずに、相部屋に入れたのもそうで、そんな事をするべきではないのは分かっていたけれど、出来なかったのだろうし、庭にテントを立ててそこで・・ってわけにもいかなかったのでしょう。

だから私は現場を責めるつもりはないんです。

でも「医療リソースが足りない」「人員も足りない」「法的に難しいこともある」というのを政治はどう考えていたのかが問題だと思うんです。

また管轄権はイギリスにあって、いちいち船長にお伺いを立てなければ何も出来ないのであるならば、安倍さんがジョンソン首相に直談判すれば良いんじゃない?

こういうこともまた医療は関係なくて、政治の仕事。ただ本当にこれは後の祭りでなんとでも言えるのだけれど、私が言いたいことは、どんな形だとしても「政治力が働いた」のはまるで見えなかったってことなんですよ。とにかく現場の医療関係者が頑張っただけみたいな。そして「外界から船を隔離しただけ」で、船の中では培養して広げてしまったような結果。

これは医療だけの特殊事情でもなんでもなくて、普通の仕事でも同じだと思うんです。

生産現場はいくら頑張っても「人員も含めたリソースが足りない」状態で、納期に間に合わせたり、不良品も出さないなんてことが出来るわけがないんですから。また「使いたい材料も無く、コストも掛けられない」状態で、高品質のものを作れというのも無理。それは営業部だって経理部だって同じことですよね。

順調に物事が動いていれば現場に任せておけば良いですが、非常事態になったらば「経営陣のリーダーシップ」が絶対に必要で、「リソースを他から回して集中させる」とか、「予算を多く出す」とか、「現場では決められないこと」を決めるのがトップの仕事じゃないんでしょうか。

では今回のコロナウィルス関係で、「トップのリーダーシップが発揮された」という場面があったのか。政治決断する場面で決断があったのか。

ここが問題だと思っています。

日本は危機管理が甘い国であるという他国の評価を知らない政治家はいないはずですし、世界が注目していたダイアモンドプリンセス号では、私は日本の威信にかけても感染を抑えるべきだと思っていましたが、どうも現場に任せただけでそこに大胆な政治決断があったとは思えないんです。

でもその背景には「正しく恐れば大丈夫」という、厚労省や関係者の進言があったのだろうと想像しています。

結果的に、「あれが日本の実力」と世界は判断したんじゃないですかね。

日本への渡航に注意喚起を出す国が出てきましたが、彼らは決して「日本の感染者の数字」を見ているんじゃないと思います。彼が見ているのは「現場力」と「政治力」を足した、日本の実力を見てそう判断を下したんじゃないでしょうか。

そして今、日本各地で感染者が増えだした。これでは「日本にはそれを管理する能力はない」と他国が判断してもしょうがないと思います。

それプラス、大きな問題も見えてきた。

岩田健太郎教授が船に乗り込み、ずさんだ、怖いと激白したのは世界中が知っている。そして当然、それに反論した厚生労働省の下で働いていた高山義浩医師のことも知っているでしょう。そしてその反論内容も海外は見ているはず。

で、高山医師は、医師仲間には通じるけれど、恐怖におののいている一般人には聞かせないほうが良いことも公開してしまった。

それは

◯ (今のステージは)流行を抑止することは主たる目的ではなくなってきました

◯ 重症化する人を減らし、とくに新型コロナに感染して死亡する人をできる限り減らすことに力を注ぐべきです

当然、「流行をどうにか押し留めようと奮闘している諸外国」にもそれは知れ渡ったはず。そして高山医師と厚労省の関係を見れば、それが「日本の考え方」だと誰しもが思う。

私はそれに関して海外から何か言っているのかどうかは知りませんが、「日本がその気なら、こちらも考えなくてはならない」ってなるんじゃないですかね。つまり、「日本への渡航の注意喚起」であり、「日本人の入国規制」につながる。彼らはたった一人二人の感染者からとんでもない数に広がるのはダイアモンドプリンセス号、韓国の宗教団体の例を見てわかっているのだから。

私だって高山医師のこの話しを知った時には、「ああ、これが政府の考え方だから、対応が遅い、半端になったんだ」と思いましたもの。誰だって、「感染者は国内にすでに散らばっているのだから、水際作戦をやっても感染の広がりを止めることは不可能だろう」ぐらいのことは考えていましたから。

でも未だに水際作戦をやっている国は多い。どうしてですかね?

バカな十分に理解をしていない国民が多いから、そうでもしないと騒ぎ出すから?

それとも、どうにかして感染者を減らさないと「間違いなく自国民の死者が増える」から?

私は多分、両方正解なんだろうと思うんです。

世界では、住民たちが道路を封鎖したり、ロシアでは武漢からの帰国者の収容地で暴動が起きたり、中国でも「武漢人狩り」が横行しているのは事実で、人はいくら理屈を言っても、はいそうですか、わかりましたとはならないのが普通ですもの。ましてや、中国みたいなところでは、民衆の不安を取り除かないと、その不安が的はずれだとしても「暴動が起きて体制崩壊もありうる」んですから。

こういう事情は各国とも同じで、トランプ氏だって国民の不安を取り除くことが出来なければ、それは責任論となって大統領再選は不可能になるんじゃないですかね。

ダイアモンドプリンセス号のアメリカ人が帰国したけれど、事前に感染が分かっていた14人も一緒に帰ってきたと。これって私達の感覚だと、国に帰れてよかったじゃないかと思うけれど、なんと、それを知らなかったトランプ氏は激怒。彼はこの判断(感染者を連れて帰ってきたこと)が政権の対応に打撃を与える可能性があるとして、不満を述べたと。つまり、それだけ「感染」に関して神経質になっているのがわかる。

こういう外国に対して、日本が「(今のステージは)流行を抑止することは主たる目的ではなくなってきました」と言ったらどうなると思います?

ここでは事実は関係ないんじゃないですか?民衆が「ゴジラが出る」と騒いでいれば、「それは幻想です」と言っても収まらない。「ゴジラが出たら撃退する準備は出来ています」という姿勢を政府は示さないとならない。

これは現場の医療は全く関係ないわけで、政治力の問題のはず。

福島原発事故の時、日本は半円状の距離を設定して危険地帯としましたが、各国は全く違う基準でさっさと逃げましたよね。あれが彼らの「危機管理」であって、日本とはかなり違う。これはすでに海外の常識になっているんじゃないですか?そしてそれを前提に今回のダイアモンドプリンセス号も見ていたはず。

そして、そこで何が起きたのかは世界中がしっかり見た。さて、彼らは何を思ったか。

やっぱり「大筋を決める」のは政治で決めるべきで、「必要がなくてもやったほうが良いことはやる」のと同時に、「やるべきことでもやらない選択」もあるはずなんですね。

だって、じゃぁ現場が「これこれのリソースが必要です」「予算ももっとください」「人員も最低これだけは必要です」「法的なハードルがあるので法改正してください」なんて言われても、出来ないことは出来ない。

またどこにどれだけ注力すれば、現場もうまくいき、国民の人心のコントロールも出来るのか、政府だって限られたリソースと時間と戦わなければならないわけで、やるべきことは全部やるのは不可能。

これはどの国も同じはず。

そして日本の結果、というか経過は見ての通り。

文句ばかり言わずに、じゃぁどうすれば良いのか?

そんなのは私にはわかりませんよ。でも私には「政治力が発揮された場面」は見たことがないと思うだけ。

そして「死んだら運がないと諦めるしかない」ってのもわかった。

一人でも感染者を減らそう、じゃなくて、できるだけ重症者、死亡者を減らすようにするべきステージに入ったと関係者は公言しているんですから。

でも何度も書くように、「現場の声」としてはそれは論理的で正しいと私も思うんですよ。そして現場の医療関係者は医療が仕事であって、「感染者を減らす」のは政治の役目なんですから。医療関係者は感染を止めることは出来ない。注意喚起しか出来ず、「中国からの旅行者を遮断する」などの決定は出来ないんですから。

私は正直なところ、中国の即席病院、即席病棟を見て、その酷さを嘲笑した自分を反省しています。あれは作ったほうが良かったのは間違いがなくて、最近は武漢の医療現場の動画をよく見るのですが、「最初は何もなかった病院や収容施設」も日に日に良くなっているというのを入院患者も言っている。そして最初は医者の姿も見えなかった収容施設では、今は多くの医者がちゃんと医療機器も使って、他都市からボランティアで来た医療関係者も自らの感染も恐れず日夜がんばってる。多くの医療従事者は防護服の関係もあって、オシメをしているとのこと。

そして多くの一般人ボランティアが、一人ひとりの住人の住まいに出向いて健康チェックもしてるのね。ほとんどが学生で、笑顔で頑張ります!と言いつつ毎日働いている。また家から出られない人向けに、食事を運ぶボランティアも多い。

これも政治力だと私は思うわけです。決して、医療ではない。

中国をバカにしてはならないと思う、今日このごろ。


ただし、これも中国の政治力。ただし、この強制連行はコロナウィルスとは関係ないかもしれない。中国語が分かる人にはわかるんでしょうが。防護服を来ているのは「公安警察」。


ところで、アメリカのインフルエンザの患者だと思われていた人たちの「コロナウィルスの検査」はどうなったんですかね。すぐに結果は出るはずでしょ?

公表の仕方を考えているんだろうか・・・・。

うーむ、アメリカでは3つの州でしかテストが出来ないらしい。そして検査キットが不正確なので新しいのを手に入れようとしている様子。これって、なにか理由があって時間稼ぎをしているような・・・・。まさかコロナウィルスが見つかって、それの確認をしっかりやりたいとか?

何か匂うなぁと思っていたら・・・・

アメリカCDCは、パンデミックになるかもしれないと準備を始めるそうだ。会社や学校も閉鎖する可能性を言い出した。

コロナウィルスが出たのか出ていないのかの発表を先にするべきでしょうよ~~。まさかこれが答えだってか?

韓国では突然の大量感染。そして「カナダ人がイランに行って感染」とか。ややこしいことになってきましたね~。

おおお、イタリアも凄い。50人。

日本も新たに23人?

やばいじゃ~~ん。

世界大恐慌の始まりか?

IMFも世界景気予想を下方修正。コロナウィルスはより悲惨なシナリオになることに注意しろと。

週明けの市場は大混乱か?それとも有り余った世界のお金は株にしがみつくのか?

今ちょっと気がついたけれど、やっぱりニュースは英語圏から取らないと駄目だわ。日本の報道には「切り取り」が見える。悪いところは報道しない。

詳しいことはまたそのうち。

 
 
 

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