どの国でも「XXXからの渡航者は入国させない」とか「2週間の観察を必要とする」ってのがありますよね。これは今住んでいるマレーシアも同じ。
あれを見て不思議だなぁっていつも思うんですよ。
「どこから来た旅行者か」ってのをQIC(検疫、イミグレ、税関)でどうやって確認するのか。まさか「自己申告だけ」ってことはないですよね。
乗ってきた飛行機の「搭乗券」があれば、どこから来たのかはわかる。でも「その前にどこにいたのか」はわからない。パスポートに「出入国スタンプ」があれば確認できるけれど、今はスタンプを押さないケースもあって、確認ができないんじゃない?(パスポートのICにそれぞれの国の出入国情報は入っていないと聞いている)
日本からの旅行者は留め置くにしても、どこかOKな国で一泊してから入れば問題ないってことにならない?
どの国でもそれは同じで、どうにかその規制を突破して中に入ろうとする人たちをどうやって止めるんだろうか。
「どこから来ましたか?」「この2週間はどこにいましたか?」「日本にはいつ行きましたか?」と聞くだけだとしたら、あまりにもアホ過ぎない?
性善説の日本なら多分そんな感じだろうと思うけれど、さて、マレーシアを含め他の国々はどうなんでしょうか。
少なくともこの2週間はどこにいたのかの証明ができる書類がない限り、日本人は「日本から来たんじゃないの?」と疑われてもしょうがないんじゃない?
またパスポートに出入国のスタンプが押してあったところで、「その日にその国のイミグレを通過した」のは証明できるけれど、その前後、間に、どこへ行ったのかはパスポートを見ただけじゃわからないでしょう。昔みたいに「ほぼすべての国の出入りはパスポートを見ればわかった」という時代じゃないんですから。ましてや「国」じゃなくて「都市」となったら調べようがないはず。
申告制にして、「もし虚偽の申告をしたら重罰に処す。最高刑は死刑」とでもなっていれば、突破を考える人はいないだろうけれど、「なんとしてでも入国したい」人を止めるってのは難しいと思うなぁ。
疑われたくない場合は、最低でも出入国スタンプを押してもらうようにしないと駄目だろうし(自動ゲートがあったにしても)、少なくとも2週間どこにいたか証明する書類。あるいは日本には行っていない証明(これって出来るのかどうか私は知らない)ができないとうまくないんじゃないかと思ったり。
でもま、マレーシアの場合は「特別カウンターを設け、検疫を強化する」ってことで、大した問題ではないのかもしれない(対象者は中国、韓国、日本、イタリア、イランからの旅行者)けれど、他の国はどうやっているんだろうか。
また2週間の隔離とか、入国拒否って、日本からの日本人旅行者ならまだしも、我々みたいな海外在住者で、どこか海外を経由していた場合、また規制対象国から来た場合ってどうなるんだろうか。入国拒否された場合って、なんだかかなりややこしそう。ビザの不備で入国拒否なんて聞くことはあるけれど、どうやって、どの国へ出国したのかとかそういうのって聞いたことがない。
今回は体温検査はどこでもやっているはずで「海外旅行時には【解熱剤】が必携」なんてことを考える人も出てきそうだ。(中国では解熱剤が発売禁止になったとニュースで見た)
(感染が疑わしい人が)無理やり突破するのは論外として、本人は「感染していない」「感染もしない」と信じているケースも多いはずで、「自分で気が付かない」からこそ感染が広まるのだろうし、そういう人が自分の周りにはごっそりいるだろうことも忘れちゃならないと思ったり。そもそも私は、自分が感染していないという確信もない。多分、感染していないだろうと思うけれど、それは発症していない感染者が思うことと全く変わりはないはず。
時限爆弾はどこに散らばっているのかわからない。だから怖いんですよね。日本が気になるけれど、やっぱりマレーシアの今後が心配。
呼吸系に問題を持っているうちのヨメさんですが、今日「ランチしない?」という誘いを断っていた。逆に93歳の私のオヤジは腹をくくったのか「バンサショピングセンターで和食を食べたがっている」らしい。(笑)
私はこれから買い物だけれど、「マスクをしたほうが良いわよ」と、いつもは能天気で全く心配性ではないヨメさんが言う。
でもこれは良い傾向だと思っていて、いつもなら
ダボ 「マスクをしたほうが良いかなぁ」
ヨメ 「マスクをする?あんた、バカじゃないの?」
なんてのが毎度のパターン。 (笑)
さて、私はマスクをするでしょうか。
しないんだなぁ、これが。
まだまだ対岸の火事みたいな気がしているのが私の本音。
でもマスクと殺菌ティッシュは携帯することにした。というか、そうしろとヨメさん。
自分が幼稚園に通っていた60年以上前のオフクロを思い出した。(笑)