今回のコロナウィルス騒ぎがいつ収まるのかわかりませんが、これが終わる時に真っ先に市場が回復するのはアメリカで、その後、世界が傷跡を修復する中でもアメリカは伸びていくだろうと考え、アメリカへの中長期投資をきっちり考えようか・・・なんてことを書いたのが3月1日。
ところがもう2日には「緊急利下げ」でマーケットは高騰。早すぎ~~。
と言いつつ、また売られている。ま、下げも大きい、戻りも大きい、そして揺れる。皆さん疑心暗鬼なのが見える様。しょうがないですね。
アメリカではトランプ氏の減税が出てくる可能性が言われているけれど、まだ今は時期的に早すぎるんじゃないですかね。そのカードは大統領選も見据えて出すタイミンが重要なはず。もう少し世界動向もしっかり見てからでしょう。
でも動き出すのはちょっと待ってよ~~、準備が出来ていないんだからさ~~、なんて言っても無駄。
日本は日本で黒田氏がバズーカ砲を打とうとしているけれど、これもアメリカの早い動きに刺激されたからですかね。
でもねぇ、アメリカと日本とは違う。
日本はもうすでに疲れが出ていたわけで、そこでコロナの出現。そして予想以上の感染の拡大で将来が見えず。
当然、日本も対応を考えないとならないけれど、ここでバズーカ砲を打ってどうするの?って思いませんか。
市場に潤沢な資金を・・・って、もうすでにどれだけ出してるの。そしてそれが国内で使われずに外国に出て、アメリカ株が良かったのも「日本の潤沢な資金を利用」しているなんて話もある。中国も同じで、回り回ってかなりの日本のお金が入っているらしいじゃないですか。
こんな時にもっとお金を出してどうする?
だから日本もアメリカに追従して景気対策をするように見えて、景気対策になっていないんじゃないですかね。
日本がやるとしたら、まずは「消費税減税」でしょう。そんなのはわかっているのにそれはやらずに、他のことでお茶を濁そうとする。これってまさに消費税増税の時も同じで、どれだけ増税は大好き、減税は絶対にやりたくないみたいな日本財務省の考えが浮き彫りになっていると思います。
アメリカ株が上がるとそれに釣られて日本株も上がるのはいつものことだけれど、実態は全く違うのは今回、見えていますよね。
何にしても日本って「本気度」が見えなくて、こそこそ動いているような印象を受けています。コロナに対する政府批判が出るのも同じでしょう。消費税増税の対策と同じで、なんだか小出しに、いやいややっているような印象を受けます。日本には大胆さがなくなった。
でも大胆なことでもしようものなら大騒ぎする彼らがいますから、見ているだけの私でも、最初からもう無理だろうな、なんて思っちゃう。
日本がそれなら世界があるさ。
ということで日本を飛び出してそろそろ30年。今更、日本のことはあてにしません。
しかし、アメリカはやることが早い。大したもんだ。