中国の情報隠蔽、情報操作、プロパガンダは今更始まったことではありませんが、3月1日より、ネット情報管理が強化される法律が動き出しました。
法律そのものはこれ(クリック)。
当然、中国語ですが、WEB翻訳を使えば概略はつかめるはず。
要は「中国のためにならない情報を流してはならない」という法律で、それを犯せば処罰の対象となる。
これでユーチューブやツイッターに「都合の悪い現場報告」を出したり、政権批判をすれば、問答無用に個人をしょっぴくことが出来る。
これとは別に、政府はメディアに対して「コロナウィルスに関してポジティブな報道をして世論の誘導をするように通達を出した」のは前に書きました。「美しく涙を誘う人間的な思いやりのある話も盛り込め」と。
これが出たころに、私達は「日本の街角で、中国人女性が【日本、ありがとう】とマスクを手渡すニュース」を知りましたよね。日本からの支援物資が嬉しかったからと。
<武漢からの恩返し>と書かれた段ボール箱から1枚、また1枚と道行く人にマスクを配るかぶり物姿の中国人女性が話題になっている。この光景を撮影した映像が26日までに中国版ツイッター「微博(ウェイボー)」などで1900万回以上も再生された。
撮影場所は東京・渋谷。時間は23日正午前から午後4時ごろまで。配布を手伝う男性数人の姿もあった。映像のコメント欄には中国語で「武漢市民から日本人への感謝の気持ちを伝えてくれてありがとう」などと共感の声が並ぶ。
引用:毎日新聞
まぁ、こういうこともあるんだろうなとは思いますが、このことが中国の環球時報にも載ったらしい。環球時報は中国共産党の配下にあるメディアで、普通、こういう海外の小さな出来事は扱わないらしい。でも載せた。
これのヤラセ疑惑も流れていますが、そんなことは誰にもわからない。
そんな時に、アリババの創始者であるジャック・マー氏も日本にマスクを100万枚送るという美談が出てきた。ジャック・マー氏と中国共産党の仲を知らない人はいないはず。
アリババのジャック・マー氏「支援に感謝」、日本にマスク100万枚=中国ネット「すばらしい」(ここをクリック)
そしてユーチューブには「武漢でコロナウィルスと戦う人々」みたいな動画も多く出ている。
これで世界中が感動する。中国も頑張ってる。私達も頑張ろうと。
そして日本では二階幹事長が「中国にお礼をしよう」と言い出した。つい先日、「自民党議員から5000円ずつ集めて援助金を中国に贈ろう」と言って青山参議院議員たちに反対され、「希望者だけ」となったばかり。お礼も良いけれど、中国には言うべきことが他にいろいろあるんじゃないの?という世間の批判には一切動じない。
ま、素直な性格で美談好きな人は「良いことじゃ~~ん」と思うのかもしれないけれど、私みたいなへそ曲がりは中国のプロパガンダのうまさに驚くばかり。そして我々の知らないところでいろいろと動いているのを感じて、政治の世界は怖いと思う。
でも段々と「日中友好ムード」が醸成されていくのかもね。で、私みたいに「中国に気をつけろ」なんていうのはまたバカ扱いされるんでしょう。
ところで、世間はコロナウィルスで騒いでいる中で、「韓国にフッカ水素を大量に輸出した」というニュースはもみ消された。
これって「韓国が協議に応じない」「不明瞭な取引がある」「監視体制が出来ていない」という理由で輸出を止め、ホワイト国から外し、フッ化水素は個別に審査するということでしたよね。
でも12月には約794トンと、前月の約838倍に急増した。審査に通ったってことだろうけれど、こういう大事なことは説明があっても良さそうだけれど、それはない。
1月に二階幹事長は、また1000人規模で韓国に訪問すると、韓国国会議員団との面会の席での発言。これに韓国側は大喜びで、韓国の新聞では一面ニュースで大騒ぎ。
そして、日本が元徴用工判決は認めず、解決済みという態度を一貫して取ってきたけれど、韓国側からは「任意で寄付金を集めてそれで保証しよう」という案が出ていましたよね。でもそれも安倍さんは蹴った。ところがですね、日韓議連の先生たちは「それを受けよう」と運動を始めて、韓国側に「日本政府を説得する」と伝えているらしい。
一体日本ってどうなっちゃってるんですかね。
安倍一強なんてのは大嘘で、安倍さんがコントロールできないことばかり起きている。
安倍さんが辞めたあとは、日中韓で東アジア連合を作ろうなんて話が出てきても全くおかしくないほどの仲の良さ。トランプ氏はそんな日本の動きも見ているはずなのに、ジッと黙っている。
このまま、「お金儲けが一番大事で~~す」なんていう日本に好き勝手なことはやらせないと思うんですけどね~。
まさか、アメリカはもう日本を見切っていることに日本側も気がついたとか?
習近平の国賓としての来日は流れたけれど、あれもどう考えてもおかしいと思いますわ。安倍さんはやる気満々だったし。