非常時には「人の個性」がよく見える。国も同じ。

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やっぱりこういう非常時には、それぞれが持つ個性や価値観が見えてきますね。国も同じ。

個性とか価値観で、結構多くて意外だと思ったのは

◯ 自分が感染するかどうかが一番の問題

◯ 万が一の他人への迷惑は考えない

◯ 他力本願

ってところかな。ま、私の周りは「年寄ばかり」だからそういう風に感じるのだろうと思いますが。(笑)

また

◯ 情報を積極的に集める人

◯ 情報は集めるものの、知りたくないことは知ろうとしない人

◯ 臭いものには蓋をしてしまう人

◯ 情報のソースを確かめずに、人づての情報をそのまま信じる人

の違いがあるのも見えてきた。

これは家族の中でも同じで、

◯ 世の中で何が起きても自分は関係ないと思っているフシがある93歳の父。覚悟ができているようにも見える。

◯ 人づての情報で結構右往左往している姉。まぁ母も亡くしたばかりで父の面倒を見る責任があるからだろうけれど。

◯ 情報はちゃんと得ているけれど、「大丈夫でしょうよ~」となぜか楽観的な息子。

◯ 自分が感染する不安より、感染して自分が他人に移す可能性の方がもっと嫌なヨメさん。

さて、私は?

自分のことってわからないのね。自分は「これが普通だろう」と思っているわけだから。(笑)

だから「自分はどうあるべきか」って考えてもわからないわけですよ。他人を見ると「良くそんな事ができるな」と思ったり「そこまで怖がる?」とか「呑気だねぇ」とか思うわけで、じゃぁ自分はどうあるべきか、欠点があればそこを考え直さないとならないと思っても「基準」がそもそもないのだから、何が駄目で、何が正しいのかもわからない。ましてや「コロナウィルスは未知の強敵」。

それぞれが全く違う考え、価値観で生きているのがこの世界だから、その多様性を無視、否定することは出来ないと思っていて、でもそういう「考え」とは別に、「心は違うことを感じる」わけで、自分とは違う行動原理を持つ人を「差別しよう」とは思わないものの、「ああ、将来的にもこういう人とは距離を置くのが良いのだろうな」なんてことを考えてしまう。これって「無意識の差別」と同じ。当然、私もその対象となる。(笑)

コロナウィルスが自分の間近にはまだ来ていないのにこんな感じだから、自分の住む地域の感染者が増えたり、同じコンドの住人が死んだりすると自分の「性(サガ)」が表面に出てくるんでしょう。

私としては感染するかしないかより、「自分が見たくない自分を見ることになる」方が嫌だな。

しかしまぁ、中国も大したもんだわ。発生源なのはもう忘れてしまったように「勝利宣言」に近いものを出すし、「武漢肺炎」という名称は中国の医師が命名したのに、今はそう呼ばせないように頑張るし、「発生源は武漢ではない」「米軍が持ち込んだ可能性がある」「世界は中国を見習うべきだ」と言い出す始末。

でも中国って面白い国でもあって、「手の内を公表する」のね。これって私にはどうしても理解できないのだけれど、日本の河野大臣に対しても「民意をコントロールすべき」と言ってみたり、【大事な出来事は隠蔽する】のはいつものとおりだけれど、「美談を出すように」とメディアに指示を出したり、「ネットでの情報発信を制限し、処罰する法律」を作ったり(3月1日施行)、「2月末には【終息させるように】と各自治体に指示」を出したり(3月に入って突然感染者数は減り、明るい話題も増えた)、「中国は全て計画通りに動いています」というのを世界に見せたいのだろうけれど、「計画通りにデータを作ってる」のもバラしちゃう。

それとも彼らにしてみると「情報統制」が普通だから、まさか世界ではネットの中でバレちゃっているのを知らないのか、なんてことも思う。

これって私には「中国のマヌケさ」に見えるのだけれど、そういう中国であるのは非常に良いことで、本当に情報統制がうまかったらとてつもなく怖い国だと思う。

イタリアも凄いことになっているけれど、「中国との深い関係」もはっきりわかった。そもそも中国の一帯一路に参加したのはG7の中ではイタリアだけのはずだけれど、まさかイタリア北部で「イタリア産の高級品」を作っていたのは「中国企業、中国人だった」なんてのもびっくり。中国移民も半端じゃなく多い。そして経費削減で大量の病院を閉鎖していたのもわかった。

イランも似たりよったりで、我々が考える以上に「中国とべったり」だったのもわかった。

その他の国は私には良くわからないけれど、コロナウィルスを「対岸の火事」としてしか見ていなかったであろうことは想像できる。

ああ、それとWHOと中国との癒着も表面にあぶり出されたのは、私は良かったと思う。

どうして今、この時期に「石油戦争」が起きたのか私にはさっぱりわからないのだけれど、「この機に乗じていろいろ策略を練る」国はあちこちに存在するんだろうと思う。

性善説で世界を見ていると何もわからないし、メディアに出てくることって「氷山の一角」でしかなくて、各国は見えないところで丁々発止やっているんでしょうね。

でもその中で中国が「米軍が持ち込んだ可能性がある」と陰謀論をいうとは思わなかったなぁ。私もその可能性は考えられるとブログに書いたことはあるけれど、そんなのはただの「頭の体操」でしかないけれど、一国の高官がそれを言うってやっぱり異常。

ただ私は「証拠はない」と思っていて、もし証拠があったら「絶対に公表しない」はずなんですね。だって証拠があるのなら「アメリカを脅かす」には「最高のカード」になって今後の交渉も有利に働くのだから、世界に公表しても「バカ言ってら」と思われるだけでしょう。またもし「証拠がある」とそれを公表したところで、アメリカは絶対に認めないし、アメリカは中国が嫌がるカードを次から次へと出すだけじゃないんですかね。

だから中国が考えているのは、上に書いたいろいろもそうだけれど「中国って凄い国だ」というプロパガンダにコロナウィルスを使っているだけで、彼らにとっては常に「体制の維持」が何よりも大事で、「世界を中国色に染める」ことしか考えていないのがわかる。

でもねぇ、私は中国共産党嫌いで、崩壊したほうが良いと考えているのはいつもこのブログに書いていることですが、最近、ちょっと考え方が変わってきたんですよ。

この話をしだすととんでもなく長くなるので簡単に書きますが、もうすでに中国は「今までの世界の価値観の転換に成功している」と思うんです。そしてその中には「その方が良い」「世界はそちらに動くだろう」とも思うこともある。これはもうすでに「生まれて育ち、根付いた価値観」でこれを変えることは出来ない。もし中国共産党が崩壊したとしても、新しい潮流はそのまま世界を変えていくだろうと思っています。

それは「深センで何が起きたのか」ってところに見えると思う。なぜ世界のイノベーターが深センに向かうのか。なぜ深センがあそこまで伸びたのか。私はここをしっかり見ないと、これからの世界が見えないと思うようになった。

マレーシアに関してですが、さすが「海外の良いところを取り入れて伸びてきた国」だと思っていて、その下地は「マラッカ」にあるのだろうと。悪く言えば「歴史的に他国、外国人を利用するのに長けている」わけで、「伝統に縛られることのない国」みたいなことを今回のコロナウィルス騒ぎで感じました。

私にはマレーシアのほうが日本より「論理的」で「やるべきことをやっている」と感じます。そしてそのスピードも早い。大したもんですわ。

マレーシアを語る時に「マレー人の資質」を問題視する人も多いけれど、そもそもマレーシアは「他人、他国をどう利用するか」で伸びてきたわけで、根本的な考え方が違うんじゃないですかね。そして国が発展すれば、国民もそれに着いていくのだろうと。つまり「国民が作る国」というより「リーダーが外国を利用して国を作り、国民がそれに着いてくる」みたいな感じを受けています。

でも今回の政変でどうなるのかは私には見えない。私としてはマハティール氏を尊敬していて、今はちょっと残念な動き。

ま、コロナウィルスがこれからどうなるかはもちろん心配ですが、このコロナウィルス騒ぎで「隠れていたもの」「見えなかったもの」が表面に出てきているのは間違いがなくて、私はそれを見逃すまいと思っています。

コロナウィルス対策としては、当初から言われていることを粛々と実行するしかやることはないと思っています。心配したところで何が変わるわけでもなくて、冷静に「正しく恐れる」しかないんじゃないかと。

そして駄目なときは駄目で、諦める。その覚悟はとっくのとおに出来ている我が家。

ただし、絶対に他人に迷惑をかけることはしたくないのと、非常事態の時には「他を助けられる余裕」を持ちたいと思う。これは別に暮らす父や姉も放置できないし、同胞を守るという考え方も大事で、そういう意味での「備蓄」も考えていくつもり。

3月11日の過去の出来事はコロナウィルス騒ぎであまり語られることはなかったけれど、あの時に見せた日本人の力。私は日本人である限り、あれを忘れようとは思わない。

さぁて、コロナウィルス。いつでも来いや。

私はこのベトナムで流行った歌の様にやっていくつもり。小さな子供がいたら是非これを伝えたい。

「恐れても駄目だ。我々の手でコロナウィルスをやっつけよう。」「そして手洗いを忘れずに、マスクをする。手で顔を触らない。身の回りの消毒をして、身体を鍛えて、人混み、閉鎖空間にはいかないようにしよう」と、なんと素晴らしい動画だと思った。

そして最も大事なことは「明るく、戦おう!」ってことじゃないかと。「正しく恐れろ」ってこれのことなんでしょうね~~。

ベトナム語はさっぱりわからないけれど、映像から何を言わんとしているのかは誰にでもわかる。


 
 
 

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