「トレード」自分の欠点がよーくわかった今の動き

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◯ デイトレってのは年寄りには厳しい、時間的拘束も長い。

◯ 世の中、超低金利時代で資産運用が難しい。

◯ 今まで中心だった債券投資も、償還後には投資先が無い。

こんなことから、今までとは全く違う考え方で、中長期投資を考えないとならないと随分前から何度かブログにも書いた通り。

そして今回の市場のクラッシュ。

これって買い場を探す良いチャンスだとは思うし、今回のクラッシュは私は「過剰反応」だと(今でも)考えているわけで、でも個別株は私にはまったくわからないので「株価指数」の先物に投資をし、これをちょっと長い期間持つとか、そこから始めようと思っていたわけです。

早速、S&P500 E-miniに第一弾の買い指値を入れておいたものの、そこには届かず、急反発。置いていかれたわけですが、まぁしょうがない。というか、トランプが必ず動くであろうからと読んで、だからこそアメリカの株価指数なわけですが、トランプ氏の対応が早すぎ。

でも、この早すぎってのもうまくないはずで、今後益々コロナウィルスの状況が悪くなれば、市場は「追加」を待つことになるしトランプ氏だってそうそう撃つ弾はないはず。でももしかすると「4月にはピークを超える」という読みがあるのかもしれず、そして減税をぶつけて、「よくやったトランプ」で大統領選ってことになるんだろうと思ってはいるのですが、こういう読みって妄想と全く同じレベルで、そしてもし大筋は間違えていないにしても、タイミングが読めなければ全く意味がない。

この「そのうちピークを迎えるであろう」という考え方は日本の財務省と同じだろうと高橋洋一氏が言っていたけれど、安倍さんが大規模財政出動を考えても、それは予算成立後じゃないとやらせないだろうと。高橋氏は「予算の変更をすべき」というけれど、財務省でそれを言ったら「死刑レベル」だろうと言ってる。

つまりですね、安倍さんはやる気を出しても、出動がかなり遅れるだろうってことね。その時間稼ぎをすれば、財務省としては「財政支出を抑えられる」と読んでいるはずだと。

ま、世の中ってのは「国民第一」のポーズを取りながら、実は裏でいろいろ画策をしているわけで、そういうのが読めない限り、中期の投資も難しいと思うわけです。

日本に関しては「オリンピックをやるつもり」と息巻いていますが、今、気弱なことを言ったら、それこそマーケットはメチャクチャになるはずで、私はタイミングを見ていると思っています。

マレーシアではオリンピック選手が感染したようで(要確認)、これは他国だってそういう危険はあるし、オリンピック当日まで選手たちは遊んでいるわけじゃないから、オリンピックは開催されても「参加できない」と考える国も出てくるはず。

ま、どちらにしても日本は四面楚歌で、アメリカではトランプ氏の「5兆円を超える連邦資金投入表明」で一気に暴騰したけれど、それに日本が追従できるのかは疑問。

そのへんは海外投資家も日本の情勢、日本の事情は熟知しているはずで、そしてオリンピックを考えれば、日本株を買うのは躊躇するんじゃないですかね。私は一切日本関係に投資はしていないものの(社債は持ってる)、株に関しては「上がれば売る方針」で良いと思うくらい。

でもそれも所詮、妄想。

最近、「老兵は死なず、消え去るのみ」ってのを感じたのは、世界は今まで私が考えていた「混乱が起きた時の円高」という考え方が薄れてきていると聞いた時。つまり、私はずーっと今年から世界は混乱すると読んでいて、そして「円高傾向になる」とずーっと【過去の考え方】を引きずってきたのに気が付きました。リスクオフが起きれば円高になるはずだと。

ところが世界の低金利で、円キャリートレードにも随分変化があったようですね。スイスフランだってキャリー・トレードに使えるのはちょっと考えてみればすぐわかること。でも私は「リスクオフ=円高」と頑なに考えていた。そしてまさか「円安に動く」なんてことはありえないと思っていました。

でも円安は起こりうるという説明を2,3日前に読んでいて、まさかねぇなんて思っていたら、今の急激な円安。ま、これはドル高でもあるわけだけれど、少なくとも私はこの為替の動きも全く想定出来ていなかったし、理解も簡単ではない。

「俺ってやっぱりバカじゃん」

というのがよ~~くわかった昨今の動き。(笑)

こんな脳みそでどうやって中長期投資ができるのか。無理ですわ。

デイトレのほうが簡単というと語弊があるけれど、今みたいに乱高下が続いていても、デイトレーダーは全くこまらないどころか「大きなトレンドが出来る」から盆と正月が一緒に来たみたいに思うんじゃないですかね。

中長期投資だって、「なにもない時には」トレンドフォロー型で行けるはずだけれど、やっぱり何年かに起きる「何かの出来事」で真っ青になるのは間違いがない。

でもデイトレで見る日中足では、そういう突然の乱高下って無いんですよ。もちろん「定期的に発表される経済指標や重要人物の談話」に寄っては突然大きく動きますが、これはその「発表時間」には何もしないで様子を見ることは簡単なのね。また世の中で何か起きた場合は、それが世界に情報が回るまでに必ず時間がかかりますから、「何が起きたのかはわからないけれど、チャートにはその動きが出る」わけですよ。第一報を手にした人たちが必ず市場で売買しますから。そしてツイートでなにか起きたらしいというのが伝わり、数時間してからニュース速報にでて、そしてまた数時間後には報道で取り上げられる。

そうした時に世界は大騒ぎになるわけですが、マーケットは「何か起きたらすぐに反応」するから、デイトレーダーにとっては「大変な出来事」で大やけどをすることって殆どないはずなのね。でも逆張りをする人はこれに引っかかるケースも多い。

今のUSD/JPYの日足はこんなふう。これを混乱と言わずになんと言うのかって動き。

さて、このチャートはなんでしょうか?

これもまたUSD/JPYなんですね。1分足。普通に「トレンドに乗っていれば良い」というのがわかりますかね。

もうちょっと長い時間を出してみましょう。マレーシア時間の3月13日、07:30から14日の04:30まで。

今回みたいに大きく動くと盆と正月が来たようなもんだというのがわかります?

こんな長い時間やってられるかって思いますよね。それは誰でも同じで、そもそも動く時間帯ってのはどんな商品でも大体決まっているわけで、どのトレーダーも自分の好きな時間帯って持ってるのね。で、その時間帯にうまく動けば万々歳で、自分が見ていない時に大きく動いてもそれはそれでしょうがない。チャンスはいつでもあるから、そういうことは気にしないわけです。

これはFXに限らず、なんでも同じ。

これはS&P500 E-mini(ES)の3月13日12:30から14日04:00までの約4時間半の動き。

私はS&P500 E-miniのデイトレは難しいと感じますのでやりませんが、ま、こんな感じ。

こういう動きの中で何回出撃していくらぐらいの利益を見込むかってのは人それぞれで、一勝負1-2万円の人もいれば、前に紹介したFXトレーダーのAki氏みたいに一勝負数百万円を狙う人もいて様々。

やっぱり今思うに、なぜ自分はデイトレの世界を選んだのかという原点に帰って見ると、「その方が自分には楽だから」なのは間違いがないんですね。でも違うことをやろうとしている自分がいる。それって今後の自分に大切なことなのは間違いがないのだけれど、トレードという点から考えれば、「後退」でしかないような気がするわけです。

中長期投資は本当に難しい。というか、順調に進んでいても「ある日ある時、必ず起きる波乱でやられる」。ま、その時はその時で「逃げる手」はあるわけですが(そのことはつい先日書いた)、では2月25日に撤退をして、今日は3月15日。その間は収入がないどころか、いつ仕事を始められるか(出撃)もわからない。

これって機会損失としては無駄が大きすぎるような気がします。

投資は遊び、暇つぶし、儲かれば良いなぁレベルならそれで良いと思うんですよ。

でもトレードが正業だとしたら、これってやっぱりよろしくない。

この辺は中長期投資の専門家ならそれなりの動き方があるんでしょうが、私はそれがまるでわからないからどうにもならず。

今、私が何を考えているかというと、「債券投資が駄目な時代になったら、資産運用をどうすれば良いのか」と悩んでいて、「タンス預金しているようなことはできない」と思っていた。

でも無理をするぐらいなら「タンス預金でも良いじゃないか」と今は思うわけです。余計なことをして大事な虎の子を減らすようなことがあったら大変で、「増やして当たり前」という今までの考え方を「捨てる時が来た」と自覚するのが何よりも大事なんじゃないかと。

そして「出来ることで利益を増やすことに集中する」のが一番なんでしょう。

私は自分の能力を越えて、「儲けなくちゃ」と都合の良いことを考えていたのがはっきり自覚できました。

いい勉強になった~~~。

といいつつ、ESの指値はちょっとそのまま置いといてみる。このまま、アメリカ市場が落ち着くほど簡単に進むとは思えませんから。(笑)

 
 
 

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