「大葉」と「三つ葉」がなくて困っていたのだけれど・・・ 「卸商から買う?」「家庭菜園で育てる?」

「大葉」と「三つ葉」がなくて困っていたのだけれど・・・ 「卸商から買う?」「家庭菜園で育てる?」
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大葉と三つ葉ってあったら嬉しいですよね。

和食材を扱うスーパーで三つ葉を売っているのを見つけることはこの1年以上ないのだけれど、「大葉」に関しては【売っていることもある】のでそれを使っていました。

ところがMCOに入ってからは無い。見つからない。(T_T)

でもま、絶対にないと困るわけでもなくてそれなりにごまかしていたわけですが、最近、刺身類も家で食べる機会が増えて、「大葉がないと美味しくない」とかなり強く思うようになりました。

さてどうするか。

日本食材卸業者に聞けばあると思っていたのですが、無いと言われた。

でも「今まで止まっていた【日本からの生鮮物の輸入も再開した】」わけで、無いわけがない。

ただ大葉も三つ葉も「日本からのものは全く別物」で良いのはわかっているけれど、当然、高いわけですよ。

ということで、この半年以上、ご無沙汰していたF社に聞いてみました。ここは「ローカルの大葉、三つ葉」を持っているところ。

そうしたらWhatsappに返事が来ました。

「入荷が始まっています」

と。\(^o^)/

F社ってどこよ?と思う方もいらっしゃるでしょうが、ここは日本人の間でも有名なところで、その会社(事務所+巨大な倉庫)に行くと、いつも日本人のMM2Hの方と会うくらい。ブログにも書いている人がいる。

ただ私の場合、F社の若社長に「ブログで紹介して良いか?」と聞いた時に、「日本人の一般の方々には来てもらいたいのだけれど、【ブログには書かないで欲しい】」とはっきり言われちゃいましたので、書けません。卸業者が一般販売もしているなんて、やっぱり都合が悪いのは当たり前で、社長の言うこともわかる。

でも調べればすぐわかるし、「日本食材の卸商、知ってる?」と友人に聞けば、まずこの会社の名前がでるほどかなり多くの日本人が知っているはず。頭文字は「F」です。

大葉、三つ葉なんて贅沢だと思う方もいらっしゃるでしょうが、価格はめちゃ安い。ただちょっとロットが大きい。大葉だと1パック60枚かな。でも量があればあったで「肉巻き」を作るなり、ジェノベーゼなり、保存法もいろいろありますから良いんじゃないですかね。

思い出すのはある「(決して高級店ではない)和食店」でのこと。その店の大葉が美味しいので「これはローカルの大葉ですか?」と聞いたんですよ。すると板さんは「いえいえ、日本からの輸入物です。ローカルのは使えません」ですと。(@_@;)

三つ葉は普通の束。

また大葉なんて自分で育てれば良いじゃないかという人もいるでしょうけれど、かつてゴールドコースト時代には「ハイドロポニックス(水耕栽培)オタク」で地下室で人工光を使う「野菜工場」を持っていた私だって、同じことを考えたわけです。

でもねぇ、駄目なんですよ。

マレーシアに来てすぐに始めたのが家庭菜園ですが、大葉は育つことは育つ。こんな感じ。この画像は「ベランダに出した時」に撮った写真ですが、基本は「人工光で育てる」ことをやりました。

大葉のウンチクに関しては前に結構細かく書いたので興味がある方は調べて見てもらうとして、やっぱり「美味しくない」んですよ。香りがいまいち。

大葉って簡単に育つけれど、実はかなり難しい植物で、日本でも「美味しい大葉の種は(外に流通しないように)組合で金庫に入れて保存」するとか、「市場でも生産者を指名して買う業者もいる」ぐらいなのね。ま、それは超有名和食店向けにしても、やっぱり美味しい大葉を育てるのは簡単じゃない。

ある店の板さんが言った「ローカルの大葉は使えない」というローカルの大葉のレベルにも達しない「我が家で育てた大葉」って一体何なのかって思いますよね。

でもヨメさんが言うんですよ。「それでも良いから育ててよ」って。これってバカにした言葉だというのがヨメさんにはわからない様子。「不良品でもいいから作って」と技術者にいうのと同じ。

ただ「周年栽培」は結構簡単で、「すぐ穂が出てしまう」という人も多いですが、大葉は「短日植物なので日照時間が短くなると花芽がでる」ので駄目になりますが、人工光を当てれば騙せるわけです。「まだ真夏だよ~。花を咲かせるには早いよ~」と。マレーシアの様にほぼ赤道直下の場合はどうするべきなのか知りませんが、「日はまだ長い」と大葉を騙せば、そして温度がそこそこあれば周年栽培も可能だし、どこの生産業者も「人工光で日の長さを調節している」はず。「菊の電照栽培」と同じですね。マレーシアでもそうやっているんじゃないかな。

でも美味しく出来ない。ということで、ある時、マレーシアでの大葉栽培は断念しました。

これは三つ葉も同じで、三つ葉ほど育てるのは簡単な植物はないみたいなもんで、それは大葉と同じなんですが、三つ葉の場合、どうやっても途中で成長が止まるんですわ。

本来はここまで育てば、あとはガンガン新しく芽も出てくるし「間引くように使えば」「三葉のある生活」は難しくない。

でもここで止まる。不思議です。

ということでこれも断念。

我が家の家庭菜園で育てたいものはこの他に「コリアンダー」「イタリアンパセリ」があるんですが、どれもうまく育ちませんでした。やっぱり暑すぎるんだろうと思います。ただ日中の30度プラスってのは問題がないのは「大葉も三つ葉も同じ」なはずですが、多分「夜の低い温度が必要」なんだろうと想像しています。あるいは日中+夜間の平均気温が26度程度ならどうにかなるんじゃないかと。これも想像です。

コリアンダー(パクチー、シャンツァイ)もここまでが精一杯で、水をスプレーで掛けてもヘナヘナになって全て倒れます。コリアンダーって東南アジアでは大量に消費しますから、私は「熱帯でも育つ」と思っていたんですよ。ところがそうじゃないのね。原産は地中海で、【耐暑性は弱い】「耐寒性は普通」の植物。

これは「これほど簡単なのは無い」と言われる【かいわれ大根】も同じで、「伸びる早さが半端じゃなく早い」のね。だから長さもうまく揃わないんですよ。

でもま、長さを揃える必要なんかないと言えばないわけですが、やっぱり凝り性としては「綺麗に並んだカイワレ」を作りたい。(笑)

これもまた「温度が高すぎる」のだろうと思って、カイワレじゃなくて「大根」を「普通に撒いて育ててみた」んですよ。するとなんとすぐにひょろひょろ伸びてカイワレ状態でした。いや、カイワレと違って常に日に当てますから「カイワレ以上に長い芽」となりました。

これ、大根です。

ま、私が欲しい野菜類は「満足できるレベルのものが出来ない」という結論です。私はこれは「暑すぎるせい」だとは思っているんですが、私の知識・技術ではどうにもならず。マレーシアで売っている野菜類は(キャメロンハイランドで栽培しても)「長く徒長している」のが多いと思いますが、やっぱり「暑さ」じゃないんですかね。そんなことも考慮して「プロ相手の種屋(種苗会社)から【沖縄に適した品種】を入手して実験したこともあるのですが、同じ結果。私は凝り性ですが、まだまだわからないことばかり。

あああ、それと「どうしても欲しい野菜として【芽ネギ】」も育てたのですが、芽ネギって普通に育てるのにも難しく時間がかかるわけですが、そもそも「ちゃんと発芽もしない」レベル。数本だけちょろちょろ芽をだすんですが、それじゃ育てても意味がないですもんね。ネギって暑さに弱い植物で、適正発芽温度も15-20度で25度を過ぎると発芽不良を起こす(生育温度も20度あたり)。ま、そんなことはわかっていたのですが、「もしかしたら・・」と思ったわけです。ゴールドコーストでは全く問題がありませんでしたし。

でも我が家は昼も夜も、部屋の中でも「平均温度は30度を超える」。(笑)

ただ「小型の冷却装置」を使って「土」あるいは「土の代用培地」を冷やせば、もしくは「培地は使わない【完全水耕栽培】にして【水を冷やす】ことをすればどうにかなるかもだけど、そこまでやる気はありません。(今の所、ですが。笑)

家庭菜園を中止した大きな理由は「うまく育たたない」というよりしっかり育たない野菜たちを見ていられないんですよ。可愛そうで。私も短気ですから「おめぇら、ちゃんと育つ気があるのか!」なんて小さな芽に文句を言ってしまうわけです(笑)。「偉いね~、しっかり面倒見るから、立派に育ってね」なんて声を掛けなくなる。

簡単に育つ野菜類もあって、その筆頭は「バジル」じゃないかなぁ。これは放置してもどんどん増える。でも我が家はバジルを大量に使う家庭ではないし、そもそも「欲しい物リスト」に入っていないのでこれも実験だけで終わりました。

ああ、ついでですが、面白い実験をしたことがあります。

「イポーのもやし」は独特ですよね。寸が短くて太い。ヒゲも短い。

これは「イポーの水のせい」とかいろいろ言われていますが、これって「そうなるように育てただけ」で、普通のもやしの種であるグリーンマッペ(緑豆)から同じものが誰にでも作れます。

「エチレンガス」を使います。ただしもやし用のグリーンマッペ(緑豆)が我が家にはないので、「カイワレの種」で実験してみました。

エチレンガス?なんて思うでしょうが、リンゴがエチレンガス(ホルモンとして作用する)を放出するのを利用します。もやしを育てる容器とリンゴ(以下の画像)を一緒にビニール袋入れて育ててみました。そして「リンゴを入れないもの」も一緒に育てて違いを見る。

5日後にこれだけの違いが出ました。

日本でももやしの生産業者がエチレンガス+アルゴンガスで微調整をするのは「普通のこと(もやしの成長を抑え太く短いもやしにする)」らしいです。でもあえてイポーのもやしみたいな【極端なもの】は作らないだけ。

中国では「違法の薬品」を使って「(邪魔な)ヒゲのないもやし」を作っているという報道を見たことがありますが、私には「イポーのもやし」も同じ様に感じてしまって、多くの人が感動するのとは「正反対のもの」を感じています。もしかしたらイポーのもやしはエチレンガス+アルゴンガスではない可能性も考えてしまいますし。

とまぁ、家庭菜園もかなり入れ込んだ私の趣味でもあるんですが、マレーシアに来てからはそれを諦めるしかなくなりました。

ついでに育てたものがあるんですが、面白いのがスーパーで売っている「里芋」で、観賞用にも使えるかもしれない。

スーパーで「小さな青い芽」が出ているのをピックアップして土に埋め、二週間でこんな感じ。毎日見ても、育っているのがはっきりわかるぐらい。葉もかなり大きくなる。

「ビンカ(ニチニチソウ)」も簡単に育った。私はこの花が昔から好きなんですよ。どんどん次から次へと花が咲くし、極端な「徒長」はありませんでした。

発芽も問題なく、しっかりした芽が出ました。

この「ビンカ(ニチニチソウ)」もうまく作ると「花ダラケ」にできるのね(摘心してわき芽を増やす)。よく覚えていませんが、この種はマレーシアの種屋から「ハイブリッド種」を手に入れたんじゃなかったかな。色んな種類があるのね。上に立つように咲く普通のタイプや、ハンギングバスケットで育てると周りから垂れるように咲くタイプとか。

でもこんな風にしようと思っていたものの、一番欲しい野菜類を私には育てられないと断念した時に、花だけ育てる気力も消えてしまいました。

本当はこんな風にしたかったんですが・・。ゴールドコーストの我が家の表玄関の庭はこんな風にしていたのを再現したかった。

小さな頃から花を育てるのが好きで、毎日、何時間でも「育つ過程をじっと見つめる」ような性格。見つめていても変化が見えるわけでもないのに、「生命の神秘」を感じるしいつも花とおしゃべりをしていましたっけ。(笑)

でも今のマレーシアのコンド生活は・・・・。なんなんだろうなぁ。

やっぱり私にとってはマレーシアのコンドは「我が家」ではないのね。旅行に行ってホテル・コンドに泊まっているのと同じ感覚でしかない。

これは私だけじゃなくて、ヨメさんも息子も同じ。仕事で出張に来ただけ、みたいな・・・・・。

 
 
 

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