アメリカ大統領選に関する報道を見て思ったこと。【日本のテレビ新聞を見てもなにもわからない】

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私はトランプ支持派(彼の人格、性格的なものは全く別)なのを最初に書いておきますが、数ヶ月前から、そして選挙直前までに様々な情報を探してきたわけですが、何よりも驚いたことは「アメリカのメディアの大多数は【反トランプ】であるのがミエミエ」なこと。

当然、トランプをこき下ろすことには一生懸命で、バイデンは持ち上げる。選挙予想にしても「バイデン優勢」で一色。(でも選挙直前に掌返しをしてトランプ側とも思える報道をするようになった。バイデン疑惑も関係しているんでしょう)(バイデンに勝ち目がないのを悟って、強い方へ鞍替えして自分たちの身の安全を確保したとも言われる)

なおかつ「選挙直前に出てきたバイデン疑惑」に関しては全く無視して取り上げず、これはフェイスブックやツイッターも同じで、バイデン疑惑を報道した「ニューヨーク・ポスト紙」のアカウントを停止したり、書き込みを削除。その理由は「真偽がわからないから」という大義名分があるわけですが、でもトランプ氏関連や他国のことに関してはそういうことはしない。

これに共和党がブチ切れて経営者達を上院に呼び出し追求したわけですが、結局、ツイッターはアカウントを復活。

これが結局、「バイデンファミリーに疑惑がある」ことを世に広めてしまった。やぶ蛇。

でも「バイデン疑惑」はアメリカの主要メディアを見ていると「ただの噂だろう」「捏造だろう」程度の感じ。ところがネットの中では大騒ぎで、かなり細かいことがわかるし、証人や証拠が続々と出てくる状態。

さてこれを日本のメディアはどう受け止めたのか。

今までもそうであるように、やっぱり日本メディアでは「独自の取材力がない」「アメリカの主要メディアを追従する」ってことなんでしょう。アメリカ以上に日本ではバイデン疑惑は報道されないし、バイデン寄りの報道ばかり。

でもそれを指摘する専門家もいて、でも当然、彼らはネットの中でそれをいうわけで、日本のテレビ新聞の主要メディアを見ているだけだとアメリカで何が起きているのかがさっぱりわからないのは同じ。

選挙が差し迫り、投票、開票となってもこの傾向は同じで、日本の報道を見ると「表面的に当たり障りのないこと」ばかりで、突っ込んだ分析をしていると感じるところは皆無。

ま、日本のメディアの立場があるのはわかるけれど、「所詮、海外の話し。日本は部外者」でしかなくて、見ていても全くおもしろくない。当然、トランプが、あるいはバイデンが大統領になったら日本にどういう影響があるのかの深い話にはならない。

しかしまぁ、アメリカの大統領選ってなぜこうも国を二分し、接戦になるのかというのが良くわからない。日本のような大差はなぜ付かないんですかね。ま、どちらも有権者に限りなく近づく政策を言い、ギリギリのところで特色を出そうとするからそういうことになるのかなとは想像しています。日本の左派の様に民意を無視して騒ぐだけでは有権者の賛同は得られないのとは全く違うんでしょう。

情報はネットの中には豊富にありますが、ネットこそ好き勝手なことを言って良いわけで、だからそこに「真実が埋もれている」のは間違いがないと思うものの、「捏造」も半端じゃないと感じます。

それでも今まで出てきた「信じるに足ると思える証拠、証人」や「数字」を元にしていると思えるところもあった。

ところがそれらの多くは「中国語メディア」なんです。面白いですね~。

日本がそうであるように、中国と言っても一枚板ではないわけで、ましてや「中国以外の国の中国人」は中国共産党を徹底的に嫌う人が多く、天安門事件を思い出せばわかるように中国共産党を心底嫌って海外に自由と活路を見出そうとした人たちが多い。当然、彼らは「反共」となるし、「反共の急先鋒」と言っても良いんじゃないですかね。

となれば、対中政策には厳しいトランプ氏を応援するわけで、彼らがもつ「中国語の海外メディア」はトランプ派だし、アメリカの主要メディアとは逆にバイデン疑惑の解明に一生懸命だったり。

そういう勢力はかなり大きいわけで、「中国、中国人」を一つの括りで見るのは大間違いなのがよく分かる。また彼らとは別グループの「中国共産党の息のかかったグループ」もあるわけで、それもまた「習近平派」と「江沢民派」に大きく分かれるんじゃないですかね。で、この二派は対立しているわけで、どうも「暴露合戦」もやっている様子。

だから中国関連の情報は「どこから出てきたか」が非常に重要で、中国共産党の内部対立は世界を舞台に丁々発止やっているのが見えてくる。当然、バイデン疑惑も「中国共産党の内部抗争」を念頭に置いて見ないと何もわからないのかもしれない。

選挙速報もいろいろありますが、これもまた千差万別で、大雑把なところ、細かいところがある。ユーチューブでTBSがやっている「ライブ」も見ていましたが、解説はつまらないし細かい動きは全くわからず。

これは海外のメディアも同じで、選挙速報で一番良いと思ったのは、Googleで「大統領選」と検索すると表示される「2020 年の米国の選挙結果」。

トランプ氏が勝った州は【赤】でバイデン氏は【青】。これは多くのメディアと同じですが、気になるのは「接戦州」であり「現在どうのか」ですよね。そういう州はトランプ優勢が【ピンク】、バイデン優勢は【スカイブルー】。これがまさにライブで色が変化するのはドキドキでした。

また「優勢」とはどの程度なのかもここからはわかるようになっていて、「現在の得票率」「開票率」もマウスポインターを州に合わせると表示されるのは素晴らしいと思いました。

また「州をクリック」すると、その州の中での分布もわかる。

速報ってのはこういうのじゃなければ意味がないですよね。また「ロイター」の選挙速報も似ていて細かいことがわかる。「Fox new」も見やすいですが、Foxはトランプに偏る可能性を考えてあえて違うところを見ることにしました。

今、この日記を書いている時点では、トランプ213、バイデン238でバイデンが勝っていますが、まだ決定していない州を見てみますと、トランプ優勢のピンクの州をトランプが確実に取れば「トランプ勝利」となるはず。どこも選挙人が多い州ですから。

ただし、これはまさにアメリカで言われている「レッドミラージュ」だけかもしれず、「赤いと思ったらそれは【蜃気楼】で、段々と青くなってくる」ことが本当の起きるのかどうか。

今回の選挙は郵便によるものがとんでもない数で、期日前投票も合わせてそれの開票結果が確定するのには日数がかかると言われている。そして民主党は郵便・期日前投票を薦め、トランプ氏は「当日投票せよ」と言っていた。だからこれから開票が進むとバイデン支持が多くなるのかもしれない。どうなりますかね。

ただそれを踏まえてもトランプ優勢を言っていた「中国系メディア」もある。これが結果的に当たるかハズレるかは別にして、こういう考察をするというところが素晴らしいと私は思う。米メディアの受け売りばかりじゃ意味がないと思いますわ。

ここまでの分析をしているメディアって他に私は知らなくて、これが「中国系メディア」であるというのが面白いですね。


これはインターネットメディアの「大紀元 エポックタイムズ・ジャパン」ですが、その他「香港大紀元新唐人共同ニュース」やお馴染みの「NTDTVJP(新唐人テレビ)」の情報はかなり有意義だったと思います。

それと、大統領選SPライブで面白かったのが「文化人放送局」。出演者は生田よしかつ(豊洲仲卸三代目)、渡邊哲也(経済評論家)、ケント・ギルバート(カリフォルニア州弁護士)、山岡 鉄秀 (情報戦略アナリスト)ですが、様々な説明、解説、雑談を含めて、選挙速報とともに「アメリカの選挙」ってどういう選挙なのか、アメリカの特殊性、米メディアの特殊性、日本との違いとか多くの話題が話されていて退屈しませんでした。


今の時点ではどちらが勝つか確定していませんが、私は確定した後に「事前にどのメディアがどんな分析、報道をしていたか」をしっかり見てみようと思います。

これは日本も同じで、すべてが終わってから専門家も含めて「何を言っていたのか」の検証をしようと思います。誰がぴったり読んでいたのか、トンチンカンだったのかはそれでわかりますから。

でも日本の大手メディアに関しては無視です。なんの参考にもならなかったし。

-----(追記)-----

マレーシア時間23時です。

どちらが勝ったかの結果は出ていませんが、トランプ氏が危うくなってきた感じがあります。

トランプ優勢だったミシガンがバイデン優勢に変わり、これで確定するとバイデン氏はウイスコンシン、ネバダ、アリゾナ、メインがバイデン優勢でトータルするとバイデンの勝利ですね。

トランプの重要州はフロリダとペンシルバニアでそれを取れれば・・・という解説が多くありましたが、その2州を取れたっぽいものの、ミシガンを落とせばアウトじゃないんですかね。ミシガンは16票もあって、これがあると無いとじゃ大違い。

こんな感じで、「赤い蜃気楼が青に変わっていく」のだろうか。

う~~む。

アメリカのニュースや解説を見ると当然アメリカ国民は「国内問題最優先」で考えていて(バイデン氏はトランプ氏のコロナ対策ばかり批判している)、私は「世界の安全保障」の視点で見ていてまるで違うわけですが、トランプが再選されずにバイデンとなったら世界秩序に大きな変化が訪れるだろうと懸念しています。バイデン氏がオバマ政権の副大統領だった時に、「何をして、どんな発言」をしていたのか考えるとゾッとします。

対中だけでなく、どうにかまとまりかけている中東も、全てご破算になりそ。

オバマ氏は「口だけ」だったと私は思っていて、中国を8年間野放しにして好きにやらせたのもオバマ政権。またそれの再来かもしれないと思うと真っ青です。

バイデン政権ができれば「理想論者と極左の寄せ集め政権」になるはずで、その危険性をアメリカ人は想像できているのかが気になります。それを国民の大多数が望んでいるとはどうしても思えない。理屈抜きにトランプを生理的に受付けない、無教養で常識のかけらもないようなあらくれ男を認めないという気持ちもわかるんですが、トランプ排除の為に選んだのがバイデンじゃ笑い話じゃないかと私は思うくらい。

はぁ・・・、バイデン政権のアメリカを想像するとため息ばかりが出てきます。日本もかなり振り回されるんじゃないかな。でも金儲けしか頭にない日本経済界は喜ぶのかもしれない。

逆に、真の「日本の独立」を考えるには良いチャンスのような気もしたり・・・。カエルの楽園にいるカエルが自分たちの置かれた立場に気がつくかもね。

上院も民主党に取られたら、本当に世界が変わる。

変えてほしい人たちは大喜びなんだろうけれど・・・・。

 
 
 

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