マレーシアのPOSですが、KLIAにある「INTEGRATED PARCEL CENTRE (IPC)」(集荷センター?)がコロナのせいで閉鎖されたのが10月25日。
私の日本からのEMSですが、日本での引受は10月20日で、ギリギリ大丈夫かと思ったら見事に引っかかってしまった。
毎日トラッキングを見ても何も変わらないので、一日おきになり、二日おきになり・・・
久しぶりに見たところ、動き出したのを発見。やった~~。\(^o^)/
と思ったら、税関で止められてやんの。(T_T)
POSにインボイスをメールして、POSに通関代行を頼めとトラッキングに出た。
私がメインで使うトラッキングサイトは”17track”というサイト。ここが一番早いし正確。中国からのわけのわからない小包でもOK。
前回のEMSも税関で止められて税金を払ったけれど、ついてないなぁ、連続だなんて初めての経験。最近、税関でなにか変わったのかな?今までは「課税対象でも課税されずに、そのまますんなり送らて来たことの方が圧倒的に多い」のに。
今回の小包ですが、ちょっと量が多いので「2つに分けよう」かと思ったんですよ。EMSの郵送料としては「重いほうがキロ単価が安い」わけで、なんとなく「ダイジョブだろ」なんて思って一個口に。
でも重さは10キロを超えてしまった。
これってうまくない。重量が重いってことは送料が高い。税金は送料にも掛かるから「課税されるかもしれないと思ったらできるだけ軽くするべき」なのね。
POSに通関を代行してもらうと、彼らは内容物をちゃんと分けてそれぞれの重さもはかる。
なぜ重さを測るのかというと、税金は「品物の価格+送料+保険}、つまりCIF価格に課税されるから。ま、これって万国共通でしょう。
だから例えば「課税されるべきもの」が一つ入っていて、商品価格は1万円。それの重さが1キロ。保険は無しだとすると、私達の感覚だと「商品価格の1万円に課税」されると思ってしまうけれど、送料も計算してそれがプラスされた金額に課税される。だから課税該当品の重さを測るのね。で、EMS料金はわかるわけだから、トータルの課税基準額が算出できる。
もし関税が30%だなんてことになるとかなりがっかりするわけですよ。キッチンウェアはこの部類。
安物だけど重いなんてのが最悪で、送料が大きな割合を占めて、それにも税金を払うことになるから。
なおかつ10%のSSTが課税されるし・・・。
そしてPOSには代行手数料+スペシャルデリバリフィーで48+50の98リンギを払わなければならない。(もよりのPOSまで届けてもらって、それを取りに行けば代行手数料48リンギ+税金)
そして注意しないとならないのは「原則、送料込みで500リンギを超えれば課税対象」だってこと。つまり、もし「価格は1000円のものでも、重さが5キロあって、送料だけが高い」としますよね。すると当然、課税対象となってその送料分も含まれるからとんでもなく高い税額になるってこと。
ところがですね、KLIAのPOS+税関に「自分で取りに行く」と、かなり安く収まるんですよ。
POSの手数料はいらないのは当たり前ですが、今まで何度も自分で税関に止まった荷物を取りに行った経験では、「何も課税されなかった」とか、「税額が非常に安かった」ことが起きています。そして、本来なら商品価格にEMS料金がプラスされた上で課税されるはずなのに、商品価格のみに課税された。(違うかもしれない)
やっぱり検査をする税関吏も、「これに課税したら可愛そうだ」みたいなのがあるんじゃないですかね。
私は基本的には高価なものは買わないし、安いものばかりがごっそり。今回は全部で53点ですが、高いものはない。こういう場合、税関吏がパッと見ただけで、「はい、オッケイです。課税しません」なんてことが何度もありました。
今回は課税対象になるようなもの(例えばキッチンウェアとか)がないし、どの商品が課税対象になるのかがわからない。
というのは実は間違いで、「総額500リンギを超えたら課税」なのは決まっているのね。
当然、500リンギには「送料も含む」わけだから、結構、簡単に500リンギは超えちゃうわけですよ。この場合は「全てが課税対象となる(送料も)」。
でも「課税されないですんなりそのまま配達される」ことが多いのがマレーシア。これは飛行場の税関と同じで、普通はそのままスルーするにしても、しっかり調べられると課税される、みたいな。
だから「送料込みで500リンギを超えるから、必ず課税される」と考えるのは間違い。ルールとしてはそうなっているけれど、税関で止められないほうが圧倒的に多い。
私が今回気になるのは、重さは10キロ超えで送料もそれなりに高いこと。
つまりその送料にも税金を払うわけで、かなりの税額になるのが予想される。
とは言っても数万円になることはないのだけれど、安物ばかり買っているのに課税される、なおかつ送料にもと思うとがっかり。
もしKLIAまで自分で行けば、うまくすれば「課税しません」なんてこともありうると思っていて(その経験は何度かある)、まず間違いなくPOSに代行を頼むより安い。そもそもPOSに頼むだけで送料50リンギ、代行手数料48リンギが掛かるわけだから。
でもねぇ、KLIAのPOS+税関って遠いわけですよ。ガソリン代、高速代、そして「往復なんじゃかんじゃで3時間以上掛かる」ことを考えると、POSに頼もうと思う。
ただですね、「普通のものばかり」なら良いですが、ちょっとややこしいもの。つまりパッと見て何かわからないようなものとか、「検疫を受ける必要がるもの」、例えば「草花の種子」があったりすると面倒なことになるはず。型式認可が必要な電気製品も注意。例えばスマホ、PC、通信機器。
この検疫ってのもよーく考えると微妙なわけですよ。
例えば「草花の種子」は基本的には駄目なわけですが、「食べ物としての種子」があるじゃないですか。
これって我々にすれば、「食べるものに決まっている」としても、税関吏にすれば「初めて見るもの」かもしれない。となれば、「これは種子でしょ?」となる可能性が高い。「はい、検疫の方へ行って検査を受けてください」なんてことになったら(一度経験あり)、マジで面倒くさいわけで、そういう話になったら「これは私の意志で廃棄させてください」と言ったほうが早い。
あるいは、自分で行けばその場で説明できるわけで、「はい、わかりました。オッケイです」となることが多い。
でもPOSに代行を頼んだら、「これは一体なんだろうねぇ」と税関吏と頭を抱えることもあるんじゃなかろうか。
下手をすれば、「本人に出頭してもらおう」なんてことになるかもしれない。
私はマレーシアで、税関から出頭命令が来たことはありませんが、オーストラリアでは「弁護士とともに出頭せよ」という命令が来たことがありまして、通関ってかなり面倒なこともなくはないのね。世の中には禁制品を輸入しようとする悪い人もいるわけだから。
でもま、マレーシアで税関で止められる確率は私は低いと思うし、それは荷物が大きい、トータルで500リンギを超えても全く問題ないことの方が多い。
ただし、「目につかないように考える」必要はあるかもね。
今回みたいに、なんだかんだわけのわからないものがごっそり入っていて(調味料や食料)、重量は10キロを超える。当然、商品価値+送料は500リンギを超えるのはすぐにわかるわけで、こういうのって「どうぞ調べて、課税してください」と言っているのと同じ。でもそういう小包でも「課税されずに配達」なんてことのほうが圧倒的に多いのがマレーシア。
さぁて、今回はどうなるんでしょうか。気が重いなぁ・・。