世の中はワクチンに期待しすぎていると思うなぁ

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世の中を見ていると「ワクチン=救世主」みたいな雰囲気。

国がワクチン接種に邁進するのはわかるんですよ。とりあえず「それしかない」んですから、多少の危険があってもそれを受け入れ、あるいは黙殺して、ワクチンを打てと。

緊急事態というのはそういうことだと思う。戦時中と同じ。

でも本当にそれで良いのかというと、私は違うと思うし、ワクチンが思うような成果を出せなかった時のことを想定する必要もあるんじゃないですかね。ま、専門家はすでにそうしていると思うけれど、そんなことを公に言えば、ワクチン接種推進に水を指すことになりかねないから、言わないだけだと思うんですよ。

でも世の中は「ワクチンが私達を救ってくれるはずだ」という前提で考えている人が多いような感じを受けます。

「ワクチンでコロナは終焉する」

なぜ?

「そうじゃないと困るから」

みたいなことを平気で言う人もいる。これを思考停止状態というんじゃないですかね。でも人間の心理は必ずそういう方向に動くんじゃないですかね。だからこそ注意が必要だと思う。

ワクチン接種が進んでいるイスラエル、イギリスそしてアメリカの動きを見れば、「早くワクチンを打たなくては」と思うのもわかる。去年の末には「恐ろしいほどの感染者数が出ていた」のが、あっという間に減りましたから。

では、今は?

イギリスがとんでもないことになっているのはちゃんと報道されているんですかね。そして優等生のイスラエルも、アメリカも「新規陽性者は増える方向に転じた」のはデータからはっきり見えるじゃないですか。

これは「新規陽性者の【7日間アベレージ】」。人口100万人対する人数です。

画像をクリックすると大きく、はっきり表示されます

次のグラフは平均ではなくて、毎日の新規陽性者数。

アメリカに大きな変化が出てきたのも見える。

ま、相変わらず日本は「さざ波状態」で、世界から見れば「世界七不思議の一つ」なんでしょうが、その理由ははっきりしない。

そしてワクチンが進んでいるはずのマレーシアはまだワクチンの効果が見えていない。

これは時間の問題なのか、それともワクチン接種がかなり多いのに感染が止まらないセイシェルやモンゴルの二の舞になるのか

それともかつてのイスラエル、イギリスのように「一気に感染は静まる」のか

そしてまたイギリスやアメリカのように「再び増加する」のか

あるいはまだどの国も経験していない「減少を続ける」のか

どうなると思いますか?

私には全くわかりません。

考えられる将来は幾通りかあるわけですが、まだどの国も経験していない、ワクチン接種が進んでいる国でさえも達成できていない【減少を続ける】ことに期待を持つ人が多いのはどういうこと?

希望を持つのは大事ですが、「それが達成される前提で考える」のは脳天気な人だけじゃないんですかね。

仕事でもスポーツでも遊びでも、【負けるとわかっても頑張る】ことが重要だと思うし、結果が見えても途中で投げないことをする人は多い。

私達に必要なのはその考え方であって、「いつか心配は過ぎ去る」前提で考えるのって私は間違えていると思うわけです。

そもそもワクチンを打って、それで大成功となった国はまだどこにもないんじゃないですか?

大成功に見えた国はある。それはイギリスでありイスラエルでありアメリカ。でもまた、次のステージに入っていて、これから何が起こるのかはわからない。

当然、できることはすべてやるべきで、ワクチンも同じ。でも今回のワクチンは超法規的に打ち始めたわけで、長期的に見てどういう【悪影響】があるかは世界の誰も知らない。

どうなるかは誰にもわからないし、予想は予想でしか無いのだから、私は「推進するのも一つの方法」だし、「拒否するのも一つの考え方」で、どちらが正しいとは言えないと思っています。私には「わからないということがわかるだけ」ですからどちら側にもつかない「様子見」です。

どちらにしても「これは負け勝負かもしれない」と想定するのは大事だと思っていて、それでも頑張る。また負けたにしても傷が深くならないように対処するべきじゃないかと。

とにかく「ワクチンによって救われる」ところに焦点を当てて、それしか考えずに「時を待つ」のはあまりにも消極的じゃないんですかね。言葉を変えれば、自分の人生を放棄しているとも言える。あるいは「他力本願」。

今一度、上のグラフを見てください。そしてあの一時期大騒ぎだったインドの推移を見てみる。いや、インドとマレーシア、日本のグラフを作りましょう。

 参照:Our World in Data

地獄のようだったインドが一気に改善した理由ですが、イベルメクチンだと言われている。でも絶対に間違いがないかと言うとわからないし、他の理由かもしれないけれど、「イベルメクチンに注目すべき」と動き出した国は少なくない。マレーシアもそう。

良いことじゃないんですかね。

さて、日本は?

なんだか「情報統制」が凄いことになっているようで「ワクチン以外はタブー」みたいな雰囲気を感じます。

ま、政府には政府の事情があるのでしょうからそれは仕方がないにしろ、私達はもっと自由にトライする考え方を捨ててはならないんじゃないですかね。

他に何か手があるのか?

 

それと「コロナが収まるまでじっと待つべきではない」という私の考え方は当初から同じで、今は最終局面に来ているようだけれど、「まだ序章かもしれない」とも思うんです。今までに感染病が世界に蔓延したことは何度もあるわけですが、2-3年で何もなかったように消えていったケースってあるんですかね。

私達はSARSやMERSの記憶が新しいわけですが、あれらも大騒ぎした割には早く消えていった。

それと同じことが起きるのか?

コロナは風邪と同じだと言う人は多いけれど、インフルエンザって毎年、広がりますよね。コロナもそれと同じだと考えるのが順当で、なぜインフルエンザは無くならないのに、コロナは徹底的に抑え込めると考えるのか、私にはそれが全く理解できません。

私にはな~~にもわからないし、前にも紹介しましたが、天然痘の絶滅に貢献した疫学者、ラリー・ブリリアント氏の言葉に私達が気が付かない事実があるような気がします。

もし自分の国が新型コロナの抑制に成功しても、他の国はどうなのかが問題で、この動画で言っている「ピンポン球の様に国から国へと感染してはまた帰ってきてが繰り返される可能性が大きい」のが現実じゃないんですかね。

あの超優等生だった台湾に何が起きたのかも忘れるべきじゃない。

 

身の振り方を決めるのも大事だと思っていますがみなさん、どの様に考えていらっしゃるのでしょうか。

コロナが流行り始めた頃に、「私が経営者なら事業の閉鎖を考える」と書きましたが、倒産にしても、それは決して悪いことではなくて、スタッフのためにも「決断は早くする」のは大事だという考え方です。ま、一般的ではないのは承知していますが、もし私に取り柄があるとしたら「逃げ足の速さ」かもしれなくて、それで今まで助かったことは多くあるし、結局、それが他人にも迷惑を掛けないことにつながったと思っています。

あるいはコロナの時代に合わせた業態に変わるか、どちらかしかないというのは去年から同じ考え方で、今になると「コロナがきっかけで利益を伸ばした」企業や店舗もあるのははっきりしたじゃないですか。

2020年度の日本の税収は過去最高だったってご存知ですか?

なぜそんなまさかと思うことが起きるのか。「待っていたらそうなった」んですかね?

ま、自分に決定権がなければ、上からの指示を待つだけとなりますが、自分が経営者であったり、自分のことは自分で決められる立場の人は、まだ今からでもしっかり考える必要はあるんじゃないですかね。

私としては「2-3年でどうにかなる話じゃない」という前提で人生計画を練っています。

その理由は簡単で、まさに上のグラフを見ながら、世界でなにか起きたのか、起きているのか考えればすぐにわかると思うわけです。

いつの日か元に戻るまで待ち続けることが良いことなのか。

近いうちにコロナは終焉するという期待に全てを賭けて良いのか。

私は「仕切り直し」が重要だと考えていて、もしそれが「早とちり」だとしても、それがわかった時にまた仕切り直しをすれば良いんじゃないですかね。

これは「投資と同じ」だと思うんですよ。自分の人生を賭けた、生き方への投資。

株式投資だとしたら何が一番むずかしいかというと「損切り」なんですね。上がると思ったのに下がり続けた場合、損切りすればよいのにそれを後生大事に抱えてしまう人が多い。「いつか元に戻るだろう」という期待を何十年も持ち続ける人って少なくない。「損切りしない限り、【負けは確定しない】」というところに意義を感じちゃうんですね。人間の本能って面白いと思います。

「負けを認めて仕切り直す」ことがいかに難しいかということですが、私は人生も同じだと思うんですよ。でもそれが出来ないと「行くところまで行ってしまう」ことが起きるんじゃないですかね。

「待ち続ける人に神は微笑むことはしない」と私は思う。

とりあえず「ワクチンを打ってみる」のもそういう意味では良いと思ってます。でも当然、それは自己責任で、何か起きても政府や製薬会社にブーたれても意味がない。ワクチン接種は異例の見切り発車したのは自分だってわかっているんですから。

 

 

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