うちのヨメさんって「料理と洗濯」だけが趣味みたいな人。それと「お笑い番組を見る」ことぐらいか。ああ、「魚釣り」は私と同じくらい好きな変わり者。
昔は本当に料理に一生懸命で、お客が来るとかパーティーをやるなんて時には２日前から仕込みに入るような人でした。中華も一人で５，６品は作っちゃう。
ところが月日が経ち、子供たちも家を出て、そして来客も極端に減り、パーティーなんてやったことがない様な生活にどんどん変わっていきました。
今じゃ酷いもんで・・なんてここに書いたのが見つかったら殺されると思うのだけれど、ヨメさんがネットを使うのはユーチューブ、メール、Lineのみ。ネットサーフィンはしない変わった人。
でも今年はなぜかヨメさんも私も盛り上がって、年末年始用の和食材をごっそり手に入れました。なんでだ？喪明けだからかな。
正月用の料理の仕込みも３０日から始めていてやる気満々。こういうのってかな～～りの久しぶりの出来事。
何をヨメさんが作っているのかな？と思って見てみたら、そこに「出汁に漬け込んだ茹でたエビ」があるのを発見。
「美味しそうだね～～」なんて言ってそれで終わるほど私は軟弱じゃないので（笑）、ひとつ味見をさせてもらうことに。(^_^)v
ちゃんとエビにも手が入れられていて、これは明日の「お雑煮」に入れるんだそう。雑煮に入れるエビに手をかけて、なおかつしっかり取った出汁に漬け込むなんて、大したもんだ。
そしてこれに齧り付いたんですが、「激ウマ～～～～～～～」。
このエビは「活エビ」で買って、この日のために一部を冷凍にして取っておいたもの。（活エビを買った時の話はここ）
でもこれだけ茹でたエビが美味しいと思ったのって久しぶりですわ。やっぱり出汁の威力って凄い。私が茹でる時にはただの塩（＋日本酒）茹でだし・・・。
でもま、活エビを蒸して、紹興酒＋αに浸ける「紹興酔蝦」は間違いなく美味しくて、マレーシアの中華料理屋でも「生簀があって活エビがある」のならたいてい食べます。そして家でも（私が）作る。
これはこれで美味しいと思うのだけれど、久しぶりに食べた「まともな和風の茹でエビ」も間違いなく美味しい。でもこういうのって中華みたいにバリバリ何匹も食べるって感じじゃないですよね。
今度やってみましょうかね。
やっぱり日本人で良かった～～～～。そしてヨメさんがヨメさんで良かった～～～。
ヨメさんってこうやってその気になるとちゃんと料理をするんですよ。
でもいつもじゃないのね。
先日なんて・・・・。
「晩御飯よ～～～～」という声が掛かったのでキッチンに行ってみたんですよ。
そこにあったのは・・・・。これ。たこ焼き。これが我が家のある日の「晩ご飯」ですから、晩ご飯。(T_T)
しかも焼いて無くて、冷凍物をチンしただけなのはすぐわかる。(T_T)
こういう時って、ヨメさんの「どうしてもすぐに見たいバラエティー番組があったから」とか、そういう時ね。（笑）
我が家ではヨメさんが作る料理に関しては「美味しい」以外の言葉を言うと大変なことになるんですよ。ヨメさんの「今日はごめんね。ちょっと塩辛いかもしれない」なんて言葉に、「うん、塩っぱいね」なんて言おうものなら機嫌が悪くなる。そして怖い。（笑）
ゴールドコースト時代に仲の良い友人夫婦と食事に行った時のことを思い出します。
「うちのヨメさんて怖いんだよ」と上に書いたことを言ったんですよ。「塩っぱい」とも言えないと。
すると友人の旦那のほうが、「我が家はそれを言った瞬間に、ヨメさんは【全ての料理を黙って捨てる】」とのこと。
怖いですね～～～～。こういう人もいるんだ？
この時、この話を横で聞いていた、仲良し同士のその奥さんと我がヨメさんの「勝ち誇った顔」が忘れられません。（笑）
私も料理をうまくなって、いつか見てろよと思うのだけど・・・、無理。orz