イーロン・マスクって変わっていると言うか面白いというか、非常に興味があります。
でも私は彼のことをよく知っているわけでもなく、今で言えば「テスラ」「スペースX」であり、「ハイパーループ」。元は随分お世話になったあのPaypalを大きくした人。
一体この人って「何屋」なんだろうと思う。
Paypalやテスラ等の関連性が私には全くわからないし、テスラ、スペースX、ハイパーループに関しては【新技術】という点で共通点はあるにしても、イーロン・マスクという個人が一体、何を夢見て今まで進んできたのかわからない。
ただ非常にユニークであるというのが分かる程度。
そんなイーロン・マスクを掘り下げる動画があった。というか、彼の頭の中には一体何があるのか、そんなのを垣間見れる動画。
彼はまだ若いけれど(1971年生まれ)、すでに「偉人」と言っても良いレベルだと思う。作り上げた資産も莫大で、Amazonのロペスと常に「世界一」を争うレベル。
世界にたまに出てくるこういう「天才」が新しい世界を作ると思っている私としては、興味津々なんてもんじゃありません。
彼が作り出す未来を見てみたいなぁ。
すでにジジーの私には無理だろうけれど・・・。(笑)
実は私が気になっているのは「ハイパーループ」(次世代型超高速輸送システム)。
空気抵抗が無い、あるいは非常に低い真空(あるいはそれに近い状態)のチューブの中で「移動体」を動かすというもの。時速1000キロは出ると言われている。
遠い未来にはそういう世界が来るだろうとは思うけれど、現時点でそれが現実のものとなるなんて私は考えてもいなかったのだけれど、イーロン・マスクならやりそうな感じがしてきます。
となると日本の次世代新幹線じゃ、リニア新幹線なんてのも影が薄くなりそうで・・・。大丈夫かな?
でも私は「スペースX」のロケットを見た時に、腰が抜けるほどびっくりしたんですよ。
もしかしたらまだ知らない人もいるかもしれないけれど、彼のロケットは発射の一番最初に使われる「一段ロケット」が、役目を終わらせたあとに「勝手に戻ってきて、縦に着陸する」のね。当然、それは再利用できるわけで、今までの人類が作ったロケットでは、あの一番大きく推進力もある一段ロケットは、仕事が終わったら「切り離されて捨てられる」ものと決まっていた。
スペースシャトルみたいに「シャトルを再利用する」というのはわかるけれど、まさか打ち上げに使うロケット、それもあの巨大な一段ロケットを回収するどころか、自分で勝手に帰ってくるなんて・・・。狂っていると言っても良いと思ったくらい。
2018年には「世界最大のロケット」を打ち上げ、一段ロケットも帰ってきている。凄いですよね。これを国家じゃなくて一企業がやっちゃうんですから。
今ではISS(国際宇宙ステーション)に人を送り込むことをやっていて(2020年11月)、日本人の野口宇宙飛行士もそれで飛び、ISSに滞在している。
そして「火星に人類を送り込むロケット」の発射実験も始まった。
2020年11月、野口宇宙飛行士が乗ったファルコン9を打ち上げた時の動画。私は打ち上げ成功より、一段ロケットが帰ってきたことに感動したくらい。それと「宇宙服」が昔とまるで違うのね。そして宇宙船の内部がシンプルでまるでテスラの車みたい。いろいろな計器やボタン、スイッチ類も無い。時代は変わったのを感じます。