我が家は引きこもり家族。コロナ渦に入ってからは益々出かけることが少なくなりました。
移動にはGrabを使うこともあるけれど、基本は自分の車。公共交通機関は使ったこともないレベル(住んでいるモントキアラは公共交通機関がないと言っても良いような孤島)。それでもマレーシアに渡ってから新車で買った車の走行距離は4年間で1万キロちょっと。これほど車に乗らない生活って過去にはなかったぐらい。
今年に入ってからは1000キロも走っていないんじゃないかなぁ。
昨日、久しぶりに車ででかけたのですが、エンジンを掛けた瞬間に違和感がありました。アイドリングが安定していなくてブスブスいってる。車体にも振動が伝わってくる。これってガソリンがうまく燃焼していなくて、スパークプラグがカブっている状態と同じ。
普通こういう場合はちょっくらアクセルを吹かして高回転で回しておけば治るわけですが、それをやっても駄目。
全く走れない状態ってわけでもないのでコンドを出て目的地に向かったのですが、やっぱりきっちり燃焼していないのは明らかでパワーも出ない。4気筒エンジンですが、爆発していないのは1気筒だけって感じじゃない。
ヤバいかな・・・と思いつつ走っていたのですが、調子は益々悪くなって重症なのがわかってきた。
こりゃ本当にヤバいと思いコンドに帰ることに。
途中、かなりゆるい勾配の上り坂があるんですが、そこを登るのもやっとでかなり危なかった。
修理に出すしかありませんが、近年のターボ付きフューエルインジェクションの不具合ってどんな修理なのかも全くわからないまま、一般の修理工場ではなくてディーラーに連絡。自走するのは危ないと思い、Tow Truckに来てもらいました。
どこがどう悪くてどんな修理が必要で、費用がどのくらい掛かるかわかりませんでしたが、なぜか楽観していました。私には、こういう不具合って昔の車のキャブレター時代の経験ぐらいしかなくて、その場合の修理は簡単なんてもんじゃないはずですから(自分でも直せる)。またかつてゴールドコースト時代に日本の中古車を輸入販売していたこともありますが、この手の修理が必要だった車に出会ったこともない。
ところが見積もりが来てびっくり。
インジェクタ+ノズル、スパークプラグ、イグニッションコイルの交換が必要で、工賃を入れて13000リンギ超え。約35万円。(┰_┰)
調べてみるとインジェククターノズルを交換する場合、4気筒分、全て交換するのが普通らしくて、おかしなものだけを交換すれば良いというものじゃないらしい。
で、価格を調べてみるとボッタクリの可能性もなくはないのですが、その可能性も考えた上でお願いしました。
でも残念ながら「本当に交換が必要なのか」はわからない(洗浄ですむケースもあるらしい)。また部品も純正品でなければかなり安いであろうことも想像できましたが、他の一般の修理工場へ持ち込んでしらべてもらうなんてこともしない。
これって私の昔からの主義で、新車で買った場合はやっぱり車の修理は簡単な板金以外はディーラーに持ち込むのが無難と考える、ま、カモの部類。繊細な高性能車でもないから、一般の修理工場でも良いとは思うのだけど・・。
ということでゴーサインを出しました。
しかしこれって予想外の出費で正直なところがっかりです。
フューエルインジェクションなんて10万キロ以上乗っても普通は大丈夫な「長持ちする部品」のはずなんだけれど・・・。
でもま、定期点検にしてもいつもディーラーですが、私としては日本やオーストラリアに比べて安いと思っていたし、今まで修理も板金もしたことがないから、しょうがないと諦めることに。
交通事故に遭遇したのを想像すれば、ラッキーだと思うしか無いか。
ああ、そういえばフロントガラスが2度、小石が飛んできてヒビが入って交換したことがあったっけ。一度目は保険で修理。二度目はまさかその修理直後で同じドジをしたので保険が効かず、自腹。トラックの後ろを走ってはいけないのはいつも自分に言い聞かせていましたが、気を許したホンの一瞬にそれは起きるのね。トラックから小石が落ちて飛んでくる。
このフロントガラスの交換も、私の車人生の中で初めての経験でしたっけ。
買い替え?
う~~む、それも考えたことがあるんですが、車は「免税価格で買った(これは実は保税)」ことを考えると、次の車はとんでもなく高いことになるので(今の車の未払い税金残存分も払うことになる。その分、売値は高いにしても)、「乗り潰すのが前提」って感じかな。
しかし最近の車ってコンピュータ制御だらけで、昔みたいに「駄目になった部品だけ交換」じゃなくて「ユニット交換が当たり前」だからかなり高く付きますね。その分、故障が多い車にあたると真っ青なわけですが、それがないだけでもラッキーかもしれないと考えることにしました。
とりあえず、交換部品の番号、交換が必要な理由(写真付き)、そして修理後は古い部品ももらえるように(検証するため)お願いしておきました。
この出費分は、食費を抑えてプラマイゼロを目指しましょうかね。(笑)
欲しいカメラ+レンズもあったのだけど、我慢するしかない。