ブログに書くほどのことじゃないのですが、ビットコインにちょっと出撃すると前に書いた手前、今はどう見ているかを書いておこうと思います。
ビットコインのチャートだけ見ていると、そろそろ動いてもおかしくない形だから斥候隊ぐらいは出しても良いと思いましたが、その後の動きは重たい。
今はボックスの動きですが、この滞留時間も大事で、動くチャンスを逃すとまた仕切り直しみたいに考えないとうまくない。
そもそもビットコインはビットコインだけの都合で動いているわけじゃなくて、ナスダックの動きと関係が深い。
ナスダックはどう動くのかと考えると、やっぱりアメリカのインフレの動き、そしてその他もろもろがあるわけで、それが回り回ってビットコインの動く理由と言っても良いかもしれない。
ではビットコインのことは忘れて、ナスダックのことだけを考えて見ると・・・。
決して買い場ではないですね。そして「インフレはまだピークを迎えていない」という見方があるし、それは「今後にまだ利上げがあるかもしれない」と続くわけで、そうなればナスダックはまだ下値がある。
となればビットコインもそれに引きずられる、と想像する必要がある。
前にビットコインのことを書いた日(6月3日)の直後に動いてくれれば綺麗な形になりましたが、動かずにヨコヨコ。そして一週間経ってしまった。本来はこの一週間の間でもビットコインのボラティリティは高いからそこそこの利益は出ると考えていたわけですが、その動きはなかった。
仕切り直した方が良さそう。斥候隊は撤退。
ま、私はいつもこんな感じでストーリーを自分の中で組み上げて、その通りに動けばオッケイ。そうじゃない場合はいつまでもポジションを持ったまま待ち続けることはしないという考え方です。
値は動かずともストーリーはどんどん展開していくわけで、すぐに違うストーリーが始まるのが普通。そしてこの次のストーリーが自分の中で全く浮かばないとなれば、迷わず撤退がベスト。
これは短期売買の見方ですが、もし中長期的に考えるとしたら、「まだ静観するべきところ」だと思うし、アメリカのインフレや金利の動向がもう少し見えてきてから、そしてそれが値動きに現れて、なおかつ買い場が見えればその時に出撃ということになるんじゃないですかね。
でもそれも見えなければもちろん見逃すわけで、何が何でもナスダックやビットコインを売買しないとならないわけじゃない。
相場って、「買う」とか「売る」とか自分の行動を決めて見たら駄目で、「買い場があれば買う」「なければ見逃し」という風にしないとドツボにはまって損をするのが普通だと思います。
相場って野球と違って「見逃し三振でアウト」は無いんですね。だから好きな珠が来るまで10球でも20球でも見逃せば良し。欲に目がくらんでいるとすぐに打ちたくなるけれど、そこを我慢する。「ここだ!」と思わない限り【いつまででも待ち続ける】のが大事だと思っています。
でも待ち続けているといつになっても出番はないわけで、だから様々な対象をウォッチするわけです。そして時間軸も変えて見張る。
そうすればどこかで出撃できるチャンスがあるのは見えるんじゃないですかね。
だからFXにしてもドル円しかやらないとかじゃなくて、他のペアをチェックしたり、ビットコインや石油、あるいは他の先物をウォッチするのは良いと思います。出来れば「相関関係がない投資対象」を選ぶのが良いと思います。相関関係があれば、動く時は同じ時に動きますから、【同じ投資対象を見ているのと同じこと】になってしまいますものね。
でも逆に「A」の動きを見ながら「B」売買するということもあるのね。
かなり昔ですが、ニューヨークダウの動きを表示させながら、ニューヨークダウの先物を売買したこともありました。意味がわかりますよね?本来はダウの先物を売買するならそのチャートを見るのが当たり前ですが、そうではなくて指標としてのニューヨークダウのチャートを見て先物の売買ポイントを探したということ。
値が動くポイントは当然、同じ時に動くわけですが、チャート表示をした時に「ニューヨークダウの指標の方が綺麗に見えた」ということ。先物は値が上下に振れて見づらかったけれど、指標はなだらかで見やすかった。
相場って変なところにチャンスやブレークスルーが転がっていたりする。だから自分の売買するものを固定してしまうとか、「最初からお金を握りしめて買うつもりで見る」のは「ネギを背負ったカモ」と同じだと思ったほうが良いかもね。