我が家では昔から「真空パック機」は必需品。
特に「低温調理」をやるようになってからはこれがないと本当に困るのね。ジップロックやビニール袋に入れて低温調理が出来ないわけじゃないけれど、しっかり真空(に近く)出来て、袋もしっかりしているから、空気を遮断して常温保存したいものから、冷凍したいものもこれがあるとかなり違うのね。
マレーシアに来てから今回のが3代目です。
初代はマレーシアに来たばかりのころ、オーストラリアで使っていたものと同じものを探したのですが売っておらず、ShopeeだかLazadaで探したところ安いものがいくつかある程度。その中から良さげなものを選んで買ったのですが、真空パック機なのに「ほとんど中の空気を吸いきれない」のね。
これじゃ使えないと思ったものの、6年前って本当に売っている機種が少なかったんですよ。
それから2年ぐらい経ったでしょうか。ShopeeやLazadaを見ると、商品がかなり増えていました。安いのから高いのまでピンキリ。ほとんどが中国製。商品説明を読んでも「基本的な(当たり前の)機能」の説明だけで、どこがどう違うのかがわからない。
その頃はすでに「マレーシアで売っている安物電化製品は使えない」のはわかっていて、日本ブランドのパナソニックや有名なフィリップスでも「途上国向けの安かろう悪かろうの製品」で、すぐに壊れた。捨てた。みたいなことを経験していました。今現在使っている「日立の大型冷凍冷蔵庫」も故障続きでどうにもならず。サービスマンが「日本製ならぜんぜん違う。俺はそれを使っている」と自慢げに言うのに腹が立った。(笑)
マレーシアって日本みたいに性能も機能も品質も良い電化製品なんて売ってない。ただただ安いだけ。
そんな時に、「Quiware」という真空パック機の専門の会社を発見。小売店舗や工場で使うような大型の真空パック機も扱っている。こういう会社のなら「家庭用」でも大丈夫だろうと買ったのが二代目。
SHOPS MACHINES PACKAGING FAQ CONTACT US EVERYTHING YOU NEED …
買った機種はすでに廃盤になっていますし、それはそれでそこそこ使えていたのですが、この半年、なんとなく「吸引力(脱気力)が落ちてきた」と感じていたんですよ。そしてこの2,3ヶ月は悲しくなるぐらいで、吸引するのに「時間が掛かる」「真空には程遠い状態」にしかならず、新しく買おうと思ったわけです。真空パックをしたのに空気が入ってブヨブヨ状態じゃ意味がないですから。
ところがですねぇ、我が家には怖いヨメさんがいるわけで、マレーシアに来てから6年で真空パック機を3回も買うなんて納得する人じゃないのね。
ところがどっこい、「ちゃんと真空パックが出来ない」と説明しただけで、「新しいのを買えばいいじゃない」ですと。( ̄口 ̄∥)
これには私のほうが驚いたのですが、ヨメさんってそもそもいろいろ欲しがらないし、私が欲しい物を勝手に買うといつも怒る人ですが、基本は「良いものを買って長く使う」という考え方の人。ましてや真空パック機は料理関係で結構使う器具なわけで(常温、冷蔵庫、冷凍庫での保存用にも使う)、それがまともに使えないとするなら「ちゃんと良いものを買え」ということになるのは道理。
ヨメさんの了承済みですから、かなり良いものを買おうと思ったんですよ。いつか欲しいなぁと思っていた真空パック機がある。
凝る人はこの手のチェンバー型真空パック機を家で使う人もいるのね。このブログの読者にもいる。(笑)
でもいかんせんこういうタイプだと「キッチンにはもうおけるスペースがない」のは間違いがなくて、でも食料ストッカーに置くとかいろいろ考えたのですが、いくらなんでもこれじゃヨメさんの爆弾が炸裂するだとうと思い、断念。
では家庭用の小型のタイプで良いものを探したら、店舗でも使えるクォリティーだという良さげのものもありました。
TABLETOP VACUUM SEALER PRO VS188 Features an easy to use con…
でもここで私の「安物買いの銭失い」の癖が出てくるのね。
良いにしても、ちょっと大きいし重たいし、RM1899って高すぎじゃね?日本円で6万円ぐらいって結構高い。そもそも安いものは数千円で売っているわけだし。
この価格帯って、昔オーストラリアで使っていた時代を思えば決して高くはないのだけれど、中国産が出回って電化製品の価格がとんでもなく安くなった今としては、ちょっと考えちゃう価格。
で、結局、これも断念。(笑)
で、安い家庭用の3機種の中では一番高い(RM899。28000円ぐらい)これが良いかと。前に持っていたのはこれの下の機種だし。
TABLETOP VACUUM SEALER HOMEUSE VS168 Economical entry-level …
気になる吸引力(脱気力)ですが、【Dual Pump Max -0.90bar】 だと書いてある。-90barってかなり真空に近い状態のはずだから良いかもしれない。
もしこれでも駄目だったら・・・・、と不安になりましたが、それは考えないことに。
注文したらすぐに届きました。2日後かな?
早速、テスト。
ドキドキしましたよ。でも結果は「予想以上の吸引力(脱気力)」でした~~。\(^o^)/
とりあえず近くにあった「トング」を真空パックしてみましたが、圧着したみたいに隙間なくぴっちり空気が抜けてる。それもあっという間。
そして細々とした使い勝手が前のよりかなり良くなっていて使いやすいのね。上の写真からもわかるように、熱でくっつけてある袋の口が「二重」になっているのも高ポイント。結構これの結着が甘くて中身が漏れたり空気が入ったりするのだけれど、二重になっていれば安心。吸引力(脱気力)も強いですが、ここもポンプが二つ使われているとのこと。
これ良いわ。かなり良い。我が家で使ってきた歴代の真空パック機の中でも一番の実力。
ヨメさんにその実力を見せたら、ヨメさんもニッコリ。「これなら、冷凍冷蔵するのに心配が減る」と。
そして一言。「だから、安物は買うなっていつも言ってるでしょ!」ですとさ。(笑)
ついでと言ってはなんですが、真空パック機があるなら、それの備品として「キャニスター」も欲しかったんですよ。真空キャニスターってやつね。
ほぼ真空状態で「汁物」を入れられるもので、これを使って「漬物」「味付け」をすると短時間で味が入り込むのね。野菜の漬物は一瞬だし、肉類をマリネするにも短時間でオッケイ。
「あのさぁ、真空キャニスターってのがあれば、汁物や、あと漬物を・・・」
と話している最中に、「あ、それはいらない」と。(┰_┰)
はい、仰せのとおりに・・・。m(_ _)m
でも嬉しいなぁ。ほんとに嬉しい。これでストレスがかなり減ります。
もしも1-2年でまた吸引力(脱気力)が落ちたりまともに動かないようなら・・・、また買えば良いって?冗談じゃないですよねぇ。
その時にはもう真空パック機は諦めて、昔を思い出して「ジップロック+ストローで吸う」方式にするか? (^_^)v