(日本の)海外旅行者保険の掛け金が【大幅アップ】!!!

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皆さんは健康保険はどうしてますかね。

私は昔から「保険」の類は【損する】と考えるタイプで、あまり好きじゃないんですよ。だから昔から「強制的に加入が必要な保険」しか入らないような生活をしていました。ま、日本にいるときには日本の健康保険がありますし、オーストラリア時代はオーストラリアの保険があったわけですが公的な保険では「医師を選べない」「私立病院は駄目」なこともあってプラスアルファの保険に入っていました。

問題はマレーシアなんですよね。

問題が起きた時に日本に帰ればどうにかなるわけですが、それには「住民票がある」のが条件になりますし、私は住民票は入れたくないので全て自費でした。でも日本って保険がないにしても【治療費は安い】のね。だから【保険はなくてもどうにかなる】という考え方を持っていました。

ところがやっぱり人生って何が起きるかわからないし、2019年には当時93歳だった母がマレーシアはパンタイ病院に緊急入院し、結局は3週間後に亡くなりましたが支払った治療費は約1000万円掛かりました。でも保険は入っていませんでした。

こういう高額な治療が必要なときもあるわけで、そして自分も結構、病院にお世話になることも多いし、歳も歳なので保険は入るべきだと考えるようになりました。

でもマレーシアで保険に入るにしても、ジジババは入れないし、入れるものがあっても年寄りの掛け金はメチャクチャ高いんですよね。

また海外にも世界的に有効な保険を提供する会社がありますが、口コミを見ると安全安心とも思えず、結局、【日本の海外旅行者保険】に入ることにしました。

これは1991年にオーストラリアへ渡ったときも数年、加入したことがありますが、至れり尽くせりの保険なのね。もちろん契約内容によっていろいろあるわけですが、死亡時にもそこそこ大きなお金がでるし、医療費もカバーされる範囲が広いのね。なおかつ病院までの交通費や、通訳が必要ならその費用まで出る。携帯品の紛失までカバーされる。変な場所でちゃんとした医療が受けられないケースは、それが可能な国や都市までの【移送費】まで出る。ただカバーされないのは「歯」関係と「慢性疾患」ぐらい。

でもやっぱり保険料は高い。

また「クレジットカードに付いている海外旅行者保険を使う」手もあるわけですが、なかなか維持は面倒なのね。日本に行ったり来たりする生活をしていれば、「知らない間にカバーされている」ようになりますが、家族全員でそれをすることは不可能。でもそれを言い訳にして「日本に頻繁に帰る」なんて手もあって、きっとコスパ的にはこれが一番良いかもしれない。

でもま、私達家族3人は日本の「海外旅行者保険」に入ることにしました。

これも長い間にはかなり内容が変わりますし、掛け金も高くなっていましたが、とりあえずそれに加入しました。前は最長4年間はカバーできたのが、最近は2年とのこと。

去年、家族3人で2年間の契約で、掛け金の合計は約146万円でした。掛け金は「年齢によって違う」のですが、この時点では3人共、同じ年齢枠だったので一人約48万7千円。これは二年分ですから、一人一年で24万5千円。夫婦だとすれば、大体、1年で50万円程度の計算。

確かに高いとは思いますが、死亡時にもまとまった額がでることやカバーされる範囲の広さを考えれば、このぐらいはしょうがないと諦めました。

ところが~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~

つい最近、連絡がありまして、【掛け金の改定が行われる】とのこと。その内容をそのままコピペします。

今回の値上げの背景と値上げ詳細!

昨年10月に、弊社のメイン保険会社が大きな値上げを実施しました。

そして、なんとそのわずか2ヶ月後の12月始め、再度以下のような発表があったのです。

「医療費水準上昇に伴い支払保険金の大部分を占める治療・救援費用等の支払保険金単価が上昇していることに加え、昨今の新型コロナウイルス感染症拡大および円安の急激な進行、海外渡航者の高齢化等を背景として、損害率が非常に悪化しております。

今後もお客様に安定的に商品を提供していくため、今般保険料改定等を実施いたします。」

さてさて、問題はその内容。

2023年7月改定のポイント】・31日以内の短期はわずかな値上げのみ。

・29歳以下はわずかな値上げのみ。
・30歳〜69歳は年間で更に10万円以上の値上げになるが、これで他の大手とほぼ同じ金額となる。
70歳以上は、昨年値上げした保険料の更に2倍近い保険料となるが、今まで通り長期の引受けも可。

私達3人は30歳〜69歳枠ですが、年間で更に10万円以上の値上げになると。

私達の掛け金は「一人一年で24万5千円」程度だったわけですが、これが去年、値上がりし、今回は更に10万円以上となると45万円ぐらいになる様子

でもま、それも仕方がないと思うしか無いのですが、問題は私。

私は今年、70歳になりますが、70歳は年齢枠が変わり、もともと掛け金は高いのね。それが去年、値上がりし、「更に2倍の値上げ」ってどのくらいになるんですかね。

 

特に70歳以上のプランは、7月以降は年間100万円前後となります。

これって今の契約と比べると【4倍になる】ということ。(┰_┰)

この海外旅行者保険ですが、東京海上日動火災保険です。

競合他社との比較をしますとこんな感じ。

「30〜69歳以下」

Chubb損害保険 : 214,460円/年
AIG損害保険 : 249,640円/年

あいおいニッセイ同和損害保険: 486,270円/年
三井住友海上火災: 486,270円/年
損害保険ジャパン: 570,570円/年
東京海上日動火災保険: 448,370円/年

安い保険会社もあるじゃないかと思いますが、そうは簡単にいかないのね。

たとえば、こんな条件がある。

・日本の会社から海外に出張・駐在をする方、
・日本から決まった期間だけ海外の学校に留学する方、
・ワーキングホリデーやホームステイで長期滞在される方
・日本に住民票も自宅もあり、海外はあくまでも旅行として最長6ヶ月(状況により1年)までの方

さらに、70歳以上は出張・駐在以外は、一ヶ月までしか引き受けてくれません。

まだまだオマケがあります。

健康状態の告知が必ず必要で、過去にがんなどの大病を患っていたり、現在治療中の病気やケガがある場合には、補償がガクンと下げられてしまいます(もしくは病状によっては加入が出来ません)。

もちろん、既に海外に出国されている方については、必ず日本に帰国してからしか加入が出来ないのはご承知の通りです。

つまり、我々のように、「滞在は1年以上の長期。日本には住民票も自宅もない」場合は、この比較的安い保険に加入することはできない。

今年70歳になる私としては、選択肢は一つ。【1年の掛け金が100万円の保険】ということ。これって今の時点では約25万円ですので、【4倍になる】ということ。

今の契約では家族3人の合計が2年契約で146万円(1年75万円)。これが値上がり後は【360万円。1年で180万円】となる。

ま、これも昨今の「インフレ」と思うしかないのだけれど、そういう諸々の値上がりを入れたインフレをアウトパフォームするほど【収入を増やすのは簡単ではない】のは当たり前。

 

 

-----(追記)-----
 

私はまだ日程は決まっていませんが、日本に帰って手術を受けることになるはず。

さて、これは今の海外旅行者保険が適用となるのか聞いてみました。

答えは・・

病気や怪我の発生が【海外渡航時であれば適用となる】とのこと。

それとですね、今の保険は今年の12月までで、そこで更新をすればもちろん新しい料金になるわけですが、一つ、良い方法があるとのこと。

今の保険を「中途解約」をして(残存分は返金される)、私が70歳になる前に「新たに契約をする」ことで【今の料金そのままで2年間の延長ができる】ことになる。

これで間違いなく100万円以上の節約が可能

正直なところ、米ドルベースで稼いで生活している我が家としては「ドル高」には結構ニヤニヤしていたんですよ。でもやっぱり「良いことは長くは続かない」し、それどころか「米ドル社会の崩壊」も囁かれる昨今で、かつて【とんでもないドル安が起きた】のと同じことが起きても全く不思議ではないし、それを想定して対応策も考えないとなりません。

ウクライナ戦争の先行きもわかりませんし、中国が近年中に動くのは確実と言われているし、世界経済が大きく変化すればそれは当然、我が家の収入に大きな打撃となるのは間違いがない。

私は年金を受給していませんが、意地を張らずに、そして海外に出た為、納付期間が短く受給可能額は少ないにしても受給する方向で考える必要がありそうです。

死ぬまで自転車操業をしないとならないのは昔から覚悟していますが、結構、大変ですわ。

ハァ・・・・・・・

 

 

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