アメリカが6月にデフォルトする可能性が言われていますがどうなるんでしょうね~。
もしも本当にデフォルトなんか起きたら、アメリカだけじゃなくて「世界中が大混乱する」のは間違いがない。
私としては、デフォルトの可能性が言われた過去に大慌てして、日経225のオプションのプットを買ったことがあるのを思い出します。あれは何年だったですかね。オバマが大統領になったときのこと。
基本的には「デフォルトするぞ~」と騒ぐのは【プロレスに似ている】と思っていて、金遣いがメチャクチャな民主党に対して、小さな政府を目指す共和党は「支出削減」を決めたいわけで、【上限を上げろ】【いや駄目だ(条件を出せ)】というせめぎ合いが起きているだけとも言える。実際にデフォルトしたら民主党も共和党も国民からの支持を失うわけで、【そんなことは起きないだろう】というのが大筋の見方。
でもネタバレしている争いなら世間が注目するわけもなくて、やっぱり「まさかのまさか」が起こりうるのではないかという懸念は捨てきれず。
そしてやっぱり「アメリカは一度リセットしたほうが良いのではないか」と真面目に考える専門家もいるのね。なおかつアメリカが凋落する、混乱するのをワクワクしながら見ている勢力も間違いなく存在する。
また「部分的なデフォルト」もあり得るし、アメリカ国債の格付け会社による【格下げ】が起きる可能性は大いにある。となると「実質的な利上げ(国債の下落)」が起きると考えられるわけで、やっぱりのほほんと見ているだけでは済まない。
ここで大事だと私が思うことは、「デフォルトなんてありえない」「デフォルトする」と考え続けないことで、所詮、将来は神の領域だから私達にはわかるわけがないと考え、【何が起きてもそれに対処する】という基本が必要ではないかということ。
「何が起きるのか」を考えるのではなくて、「起こりうるケースをいくつか想定して、それぞれのどれが起きた場合にはどう対処する」という【対策をいくつか考えておく】ことが重要かと。
私としてはこれから6月の半ばぐらいまでは「臨戦態勢」を維持することが重要だと思っています。
さて、どんな事が考えられて、何がどう変化していくのか。その辺に関してNobu塾のNobuさんの解説を見ていこうと思います。
私としては、今、キャッシュポジションを多くしているのは前から書いていますが、とりあえずすぐにでも動かせるキャッシュだけを証券会社に入れてあります。でもそれを使って債券市場や株式市場に手を出すことは全く考えておらず、それはまだまだ先の話で、とりあえずは【為替】ですね。「ドルの下落」は我が家に直接影響がありますので、ドルの下落に対してはある程度ヘッジ出来る状態にしています。でもあくまで小さな部分をヘッジ出来るレベルであって、我が家のドル資産の多くを守るなんてところには遠く及ばず。
ま、何もしないで見ているよりは良いだろうという考え方です。
これはドル資産のヘッジですから、アメリカのデフォルトがある、無いにかぎらず、ドルが高いところでは「ドル売り、円買い」を入れていく予定。結果的にドルが下がってもそのヘッジで助かる部分は小さいですし、逆にドルが上がってヘッジ玉では損失が出ても、ドル資産は値上がりするわけですから「ヘッジ玉の分は利食いしたことになる」だけで、気持ち的には楽に出撃できます。
さてさて、どうなりますか。
ところで、興味深い動画を見つけました。債券投資のプロたちが「デフォルトをどう見ているのか」の片鱗がわかるし、「トレードウェブ」という各国の国債を扱う大手の証券会社の存在があるのをこれで知りました。彼らは間違いなく「デフォルトが起きても大丈夫なような準備をしている」のがわかる。でもま、売買の仲介と情報提供をする証券会社としては当たり前のことでしかなくて、このことから「デフォルトが起きるかもしれない」と考えるのは考えすぎだと思っています。