前から書いていたことですが、通貨オプションを積極的に売買しようと決めました。
我が家は米ドル中心の生活をしていますが、その他、日本円、豪ドルもそこそこ持っています。これは「常時日本から買い物をする」「シドニー在住の次男坊夫婦への支援」、その他、私達の旅行でもいつか必ず必要になりますから、日本円、豪ドルを持っているわけですが、これらが「完全に死に金」になっていて、何の利益も産んでいません。
それプラス、当然、マレーシアリンギットもありますし、「マレーシアの税制が変更になる」との去年の噂もあって、かなりまとまった額をマレーシアに送り込んでありますが、これの多くの部分が低利回りのまま放置されている状態。
オプション取引に関しては「ドル資産防御のためのカバードオプション」プラス「FX・先物使ったドル売り」を中心に今まで考えてきましたが、もう少し考え方を広く持っても良いだろうと。
つまり、どの通貨でも「高いところは売っておく」「安いところは買っておく」という基本的な考えがあるわけですが、現実としては多くの売買をしていませんでした。でも「高いところは売っておく」「安いところは買っておく」のであるならば、その目標値のオプションを売り続けていれば良いじゃないかと。
目標値に達しなければ本来は何もしないわけですが、オプションを売っておけば「プレミアム分は利益となる」わけで、目標値に達すれば、本来は買ったり売ったりするつもりなのですから、その値に達してしまうのはそれはそれでOK。
問題はマレーシアリンギットで、これを「ある程度、米ドル、豪ドル、日本円に替える必要がある」という点。
理由は簡単で、マレーシアリンギットにはFXもなければ先物もない、当然、オプションもないわけで、【キャッシュを定期預金に入れておく】ぐらいのことしか出来ません。
これに関しては、「リンギットとはそういう通貨なのだからしょうがない」と思っていましたが、この際、やっぱり「リンギットは最低必要な額で収めておく」こととし、米ドル、日本円、豪ドルに替えればオプションなり先物、FXが存在するのでもっと自由に動かすことが出来るのだからそうするべきかと。
もちろん読みを間違えたり売買に失敗すれば「損失が出て、何もしないほうが良かった」ということになりますが、それは結果論でしか無くて、【何もしないまま低利回りの状態に放置することが良いとは思えない】と考えるようになりました。
まずは証券会社（IB）で「証拠金として使っている豪ドル」がそこそこまとまった金額でありますので、これを有効利用することから始めます。
なんで証拠金は豪ドルだったの？なんて聞かれると困るのですが（笑）、これはオーストラリアに住んでいた頃からの流れで、なんとなくそのまま放置していたものです。米ドルに替えるチャンスもあったのですが、何故かこのお金だけは放置していました。^^;
現状はキャッシュがあちこちに散らばって、なおかつ違う通貨があるわけで、これをまとめて効率よく運用しなければならない我が家の状況になったということ。
クレディスイスには本当にがっかりしましたが、それをキッカケに新しいチャレンジ、新しい考え方の運用法も考えるようになったし、私と息子二人が集まってああじゃこうじゃと意見を交換しながら将来に向かって進むようになりましたし、やっぱり我が家は「地雷を踏むべき時」に来ていたのかな、なんて思ったり。（笑）
ちなみに最近の通貨の動き。
USD/JPY Day
MYR/JPY Day
MYR/USD Day
AUD/USD Day
これから始めることは、基本的には「カバードオプション」を売っていくということですが、大きな額を動かすわけでもなくて、うまく行っても利益は微々たるものでしかないとは思いますが、それはそれで良いと思いますし、【常に為替の変化に注目する癖】が付きますから良いと思うし、前から書いていますが、【円高になる場面は必ず来る】と見ていますから、その動きが見えたらすぐに動けるような「身軽さを保つ」ためにも有効かと。
いつ必要になるかはっきりわからないキャッシュを低利回り状態で寝かしたままってのもうまくないですし。というか、ここが今、一番気になる点だったりする。（笑）
受け身で待つこと無く、積極的に仕掛けます。
