ドンキの牛肉で「牛丼」を作ったら美味しかった~~~

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牛丼って私は日本の国民食だと思っていて、牛丼をそこまで押し上げた「吉野家」の功績は大きいと思っています。

日本にいる頃(二十代、三十代)は、吉野家には本当にお世話になりました。

マレーシアに来てからも牛丼を食べたいと思うのですが、これがなかなかうまく行かないんですね。

日本在住者には信じられないと思いますが、「牛丼に合う牛肉が売っていない」のね。基本的に「コマ切れ、切り落とし」の類は売っていない。

かつてはマレーシアに吉野家が進出していたり、牛丼セットみたいな素材を売る店もあったのですが、なんかイマイチだと思っていました。でも自分で作るのは簡単ではないのね。

牛丼に使う牛肉ってバラ肉でかなり「脂身が多い」し、あの「肉の薄さ」も大事で厚切りだと全然美味しく出来ない。でもそういう肉を肉屋でもスーパーでも売っていない。(┰_┰)

だから気に入った肉を見つけてから特注で「極薄にスライス」と頼むわけですが、それを受けない肉屋のほうが多いし、これぞという肉を見つけるのも簡単ではない。

どうにか肉も良い、薄切りもしてくれる店を見つけ「出来る限り薄く切って欲しい」と頼むのですが、それをやってくれる肉屋は二件しか知りません。でもこれでどうにかほぼ日本のしゃぶしゃぶ用の肉が出来る。

マレーシアでは、近年、しゃぶしゃぶ用、すき焼き用、焼肉用の切り方をした牛肉が売られるようになりましたが、所詮、マレーシア人は「しゃぶしゃぶ用の肉が極薄であることをしらない」のだろうと思う。しゃぶしゃぶ用として売っているのはほぼ全てが厚すぎるのが普通。

しゃぶしゃぶもたまに食べたいですから、我が家では「サーロインやリブロース」を特注で薄切りにしてもらっていました。ただしゃぶしゃぶだと肉の良し悪しがすぐにわかるので、オーストラリア産のWagyuや日本の和牛を切ってもらうわけです。

これってとんでもなく高いわけですが、そういう肉で作る牛丼は絶品。

ところが一人前の牛丼のコストがオーストラリアのWagyuでも1500円以上。日本の和牛ですと3000円以上にはなってしまう。

これじゃどれほど美味しいにしても「馬鹿じゃないか?」と思うわけです。

かといって、やっと見つけたバラ肉の固まりを薄く切ろうと思っても、そこそこの家庭用の電動スライサーを手に入れましたが極薄で切るのは無理で、5キロのバラ肉の塊を買って、結局ダメで、頭を下げて返品したこともあったり。

だから「牛丼こそが食べる機会がない」というわけのわからないことになっていました。

そんな時に見つけたのが「ドンキの安いしゃぶしゃぶ肉」です。Wagyuでも和牛でもない。でもアンガス牛で部位はチャックロール(肩ロース)。

キロ単価は140リンギで4500円近いですが、マレーシアではこの価格帯で文句は言えない。

これで作った牛丼はかなり良いと思いました。

ただ、「ちょっと硬い」のが気になりましたが、それは火の入れ方、あるいは重曹を使ってごまかすことも可能かもしれない。

またWagyuや和牛の【脂肪】を混ぜ込んだらひとつ上の美味しさになるかも。和牛香は脂肪に多いですし、脂肪を炒めたり煮込むだけで香りは移るはず。そして「浮いた脂」は退ければオッケイ。

ドンキの牛肉って決して安いとは思いませんし、成型肉(18代目鈴木商店が作っている)を扱いっていながら成型肉だと表示もしていないし、私としてはあまり良い感じは受けていないのですが、ま、使えるものは使っていこうかと。

 

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