読者の方からマレーシアのインフレに関して質問がありました。どんな感じですか?と。
前にも書きましたが、インフレが起きているのは間違いがないものの、私の「体感」としては大きなインフレは来ていないと思っています。
「私にはわからない」というのが正解で、少なくとも「恐ろしいことになっている」ということはないんじゃないですかね。
まずコンドのレントや光熱費は2016年から全く変わっていませんし、我が家の生活費の多くを占める食費ですが、これも「ジワジワと値が上がってきている」のは間違いがないものの、インフレと言うより、ま、どこにでもある時間の経過とともに徐々に値上がりしているだけ、みたいな。あるいは「レベルの高い店が増えた」というべきか。
問題があるとすれば「外食費」と「輸入食品」ですね。
そもそも外食が多くない我が家ですから、どのくらい値上がりしているのかもよくわかりません。ただ「デリバリ」は多く、たしかに値上がりしていますが、「恐ろしい」と思うほどでもない。高い店は敬遠するだけでオッケイ。
外食費って我が家では「定期的に必ず出る出費ではない」し、インフレより問題なのは「どのくらいの頻度で高価なものを食べるか」だろうと思います。ですから「今月は出費が多い」と感じてもそれはインフレじゃないのね。
それこそ「寿司屋、焼肉屋、その他の高級店」に何度か行った月は出費がどーんと増えますが、行かない月は「マレーシアの物価の安さを享受できている」って感じかな。また大好きな牛肉ですが、ポイントは「和牛を食べるか食べないか」で出費は大きく変わるわけで、牛肉そのものは間違いなく値上がりしているけれど、「高い和牛を避ける」ようにしていればなんてこともない。
あるいは「リブロースやフィレミニオンがなければ我慢できない」なんてことはありえないわけで(笑)、美味しくて安い部位やそこそこのスライス肉でもあれば、我が家はそれで問題はない。
前にブログに書いた「Wmartで売っている激安で美味しい和牛を見つけた」ように、今までの3分の1、4分の1の価格で満足できるようなものを見つけられることもあるわけで、「問題はインフレではなくて、どこから何を買うか」だとも思っています。
これは魚類も同じで、「日本の美味しい本マグロを食べたい」となればお金がいくらあっても足りないけれど、マグロは「インドネシア産のインド鮪で十分」だとすれば、驚くほどの出費にはならないのね。それも「家で食べる」わけですから。キハダマグロでも良い人だったら全く問題はない。
その代わり、費用対効果、コスパが良いものを探すのは性格的にも好きで、それは結構真面目にやっているのはいつもブログに書いている通りで、その効果は間違いなく出ています。
でもいつも「文句をタラタラ書いているじゃないか」となりますが、文句が出ないような生活をするには当然外食も増えるし、多分生活費は3人家族ですが毎月20~30万円はアップしてしまうわけで、【その支出をしないかわりに愚痴を言う】ことで済んでいます。愚痴を聞かされる方は冗談じゃないでしょうが。(笑)
私達は「生活を謳歌するため」ではなくて「お金を貯めるため」にマレーシアに来たわけで、そういう意味においては「マレーシアほど我が家の条件にピッタリ合う国は他に存在しない」のは間違いがないと思います。
インフレが大したことがないのは、マレーシアはエネルギー産出国であるということと、「安い労働力は常に確保できるシステムが出来上がっている」からだと思います。
またもしも他国のようにインフレが凄いことになっても、ローカルの人達を見ればわかるように、日本人的な発想を捨てればいくらでも生活費は落とせると思っています。
またマレーシアの税制の恩典もあるわけで、海外でも稼げる個人事業主なら【マレーシアに来たらとんでもないアドバンテージがある】のはいつも書いている通り。
それを考えれば「インフレは全く問題にならない」と言っても良いかもしれない。
マレーシアは良いと思いますよ~~~~~。(笑)
マレーシアそのものには魅力がないという人も結構多いですが、「マレーシアを拠点とし、行動するためのハブ」としたら、これほどよい場所は無いんじゃないですかね。またマレーシアでは「英語は准公用語」で、アジアではシンガポールに継いで第二位の英語力というのも大事なポイント。
マレーシアは「永住権を取る道は閉ざされているのと同じ」だと思いますが、本気で海外移住を考え、ましてや幼い子供を帯同するとしたらそれが唯一のネックかも知れない。(自由な就労は不可能で、社会保障は一切ない)
それさえ改善されれば鬼に金棒なのにね~~。
でもそれを差し引いたとしても、マレーシア以上に良い国って私には思いつきません。
ま、だからマレーシアに今、文句ばかり言いつつ住んでいるわけですが。(笑)