しかしまぁ、世界が恐ろしいことになっていると感じます。
中国は不動産業界の大破綻が見えますし、欧州も非常に景気が悪い。アメリカは高金利で企業も個人も、そして銀行もアップアップ。特に中小の銀行はすでに【延命措置】によって生きているような状態。
どうなっちゃうんですかね~~。
JPモルガン、ゴールドマン・サックスが【リスクが増大しすぎている】と警告
私としては事業をしているわけでもなく店を持っているわけでもなく、「景気が悪くなる」程度では全く関係ないし、もし企業や個人の倒産破産が増えてもそういう「整理」は常に行われているわけで、その数が大幅に増えてもそれはそれでしょうがないと思う。
ただその波が「金融の世界」にまで影響してくるとまずいと思う。世界の根幹が崩れたらどうにもならない。
結局、リーマンショックの何が悪かったかですが、「金融の信用崩壊」が起きたからだと思っていて、銀行間同士でさえも「疑心暗鬼」になっていたんですね。これって「身体の血の流れが止まる」のと同じで、影響は計り知れない。
アメリカですが、今、銀行の貸出基準が非常に厳しくなっていて、「借金の借り換え」も難しくなっている。これって最悪で、金利が低い時には業績が悪くても借金を重ねて「どうにか金利を払う」ことで延命できたのが、「金利は高い」「借り換えが難しい」となれば、危ない企業や個人はバタバタ倒れる。
また商業用不動産って量も金額も大きいわけですが、私は知りませんでしたが、この業界って「金利と家賃の差額で生きている業界」なんだそうですね。そしてアメリカではコロナでリモートワークが広がって、商業用不動産の「空き部屋率」が異常な高さ。そして金利が高くなっているわけですから、そのビジネスモデルそのものが崩壊している。銀行は「自己防衛のために貸出基準を高くしている」から、借金で回してきた企業はかなりやばい。
でもそもそも「世界の中心」だったアメリカって、企業も個人も【借金経済で回すことが出来た】んですね。昔から、アメリカ人は借金をしてなんでも買う。日本人はお金を貯め込む、まるで逆の国民性といわれていたじゃないですか。でもアメリカではどんどんお金を刷ってそれを低金利で市場に流すことをやってきた。いくらお金を刷っても、国債を世界が買い支えてくれた。
しかしそれがいつまでも続くわけもなく、高金利時代に入ったら大変なことになるわけで、日本みたいに「身内が国債を買い支えているわけではない」し、なおかつ利上げが急だったから「長期金利より短期金利の方が利率が高い」という事態が起きた。これって逆イールドなわけですが、これじゃ経済の根幹の銀行が商売にならないじゃないですか。
ま、そんなことが重なってアメリカは非常にうまくない状態なのは数ヶ月前からこのブログでも紹介してきました。その情報の大元は上の動画もそうですが、「レバナス一本リーマンさん」の動画。
なんだ、他人の受け売りかよと言われてもしょうがありませんが、レバナスさんは「指標の数値やニュースを元に話す人」で、その基礎データが私達個人が集める量じゃないのね。そして「スピード感がある」のね。だから私にしてみれば、私がどう頑張ったところで彼以上の情報を集めることさえ不可能なんですよ。当然、それらを吟味しての読みは「思い込み」とか「何となくそう思う」ようなものではなくて、私は信憑性が非常に高いと思っています。
ただ彼の情報を重視しすぎているかもしれないと思う部分もあって、彼の考え方に引っ張られている自分を感じるんですよ。本来は「彼の情報も多くの考え方の一つ」と考えるべきなんですが、あまりにも説得力がありすぎて「間違いがないんじゃないか」みたいになってしまっています。
でも自分がかき集めた情報では、彼ほどの理解を得ることは絶対に不可能なのね。私がどれほど頑張っても彼が集める情報の5分の1にも満たないはずですから。そもそも、彼の読みに私は反論することさえ出来ないのね。「なるほどねぇ」のオンパレードです。(笑)
だから私がこのブログに書くことも、「アホなジジーの戯言」と思っていただくしかないし、そもそも私のことを信用したり私の言うことを重視する読者が多いとは思いませんが、【考える切っ掛け】になってくれたら十分でそれだけでも嬉しいと思っています。
ま、そんなこんなでちょっとやそっとの不景気が来ようと、破綻破産倒産の嵐が来ようと、今の私には大きな影響があるとは思わないのね。株式投資もしていませんから、世界の株式市場が半値になろうと関係ない。
でもね、まさかのまさかで「世界に金融不安が広がる」のだけは怖いわけです。これは世界経済の地盤崩壊と同じですから。
日本ではバブルが崩壊した時には大騒ぎで、それを何十年も引きずってきましたが、そんなのは日本の国内事情でしかなくて、アメリカや欧州にまで問題が広がったなんてことは起きなかった。だから中国の問題も、アメリカの問題も当然、おおごとなのは間違いがないものの、自分への影響はたいしたことはなかろうと思っているんですよ。それは投資なんかしていないジジババも同じで、キャッシュを握りしめていれば大した影響はないのかもしれない。
でも金融の信用崩壊が起きるとうまくない。銀行同士でさえ信用できない時代となったら、私にしてみると「リーマンショックの再来」であの時の恐怖が蘇ってくるわけです。
そしてですね、今の世界を見ているとあの時と大きく違うことがあるのね。それは「戦争が起きる危険がある」ということ。
ウクライナ戦争も西側諸国のウクライナ支援が効いていて、善戦しているのは良いにしても、このままではヤバいと思ったプーチンが何をしでかすかわからない。そして中国も習近平の一存で「大事が起きる可能性がある」とも思うわけです。世界の警察だったアメリカにはもうその力もなければやる気もない。そんな今、ウクライナ、南シナ海で同時に何か起きたらアメリカは静観するしかない。となれば、イラン・イスラエルの緊張も高いわけで、イランも「チャンスは今しかない」と考えるのが妥当だと思うくらい。
だから戦争って、局地で起きるだけじゃなくて「世界大戦争に発展する」から怖いわけで、その可能性って段々と大きくなっている恐怖を感じています。そしてその戦争は「経済的な問題」から始まることが多いのが歴史が証明しているわけで、ロシアや中国はその危険をはらんでいると感じます。
景気が良ければ誰も争い事なんかしようと思わないわけですが、「このままでは生きていけない」と思った時に人も国も大きく動き出すんじゃないでしょうか。
独裁国家が怖いのは、国は大丈夫でも「自分が危ない」と独裁者が思えば動き出すこと。
もしロシアや中国が強く出てきた時に、それを北朝鮮が座視するわけもなく、日本も「9条がありますのでよろしく」なんてことでは済まないと思っています。
ま、何が起きても生き延びることを考えないとなりませんし、騒ぎが落ち着いた後の復興でどう自分が、家族が、そして縁ある人達、同胞、祖国が生き延びるかということまでも思いを巡らすことは必要だと思っていて、ま、自分の人生では叩きのめされた中から何度も復活してきていますので、そのノウハウは活用し、そして残していきたいと考えています。
今の世界を見ていますと、自分がどう立ち回るべきかではなくて、資産はすべてキャッシュにして裏山に埋めて、殻に閉じこもってジッとしていたいような弱気なことを考えています。
これが老いるということだと自覚があるのですが、まだまだ引退できる状態ではないのが残念です。今は明らかに気力で負けている状態。
ただ日本に関してですが、もし世界経済がヤバくなったらどうなるかですが、【日本への影響はさほど大きくない】と思っています。これはリーマンショックも同じで、もちろん大騒ぎにはなったものの、日本の被害って決して大きくはなかった。
私は今回もそんな感じがしていまして、そして世界に波乱が起きると【大幅な円高になる】と予想しています。私が「米ドルが凋落する時が来ると思っている」というのはそれのことです。
ま、リスクオフになれば日本に海外から資金が戻ってくる動きが活発になって円高になるのは当たり前にしても、私は「波乱から逃れようとする海外のお金が日本に流れ込む」だろうと読んでいます。
円高が日本に取って良いこととは私は思っておらず、円安は「国民感情」としては駄目だとしても、「日本そのものにとっては円安の方が良い」と思っています。
大きな円高になる時が近々くるような気がしておりまして、国民感情としては「やった~~」と思う日が来ると思っています。海外の物価が嘘みたいに高く感じるのも円安があるからなわけで、そのへんもかなり改善されるんじゃないですかね。でもその円高が日本に取ってよいことかどうかは疑問。
ま、将来のことを考えてもそれは神の領域なわけで、ましてや私に何がわかるわけでもありませんが、そんなことを考えています。
世界の人々が絶え間ない笑顔の日々を送れますように・・・・。