楽天が「モバイル事業」でとんでもない大赤字ととんでもない借金をしていて、どうなっちゃうのかと気になる方もいらっしゃるんじゃないですかね。
このブログでも紹介しましたが、楽天の「ユーロ建て既発債」が年間26%以上に回っていたこともある。このイールドって異常で「ジャンク債」どころの話じゃない。
2023年7月の話。
古いエントリーが表示されているかもしれないので、是非、「投稿日」を確認してください たまに楽天の債券のことを書きますが、…
ところが2024年4月22日現在は同じ既発債のイールドは10.50%にまで下がっている。つまり去年の7月にその債券を買っていたら9ヶ月でとんでもない「値上がり益」があったということ。そのまま持ち続けても10.50%の利回り。
まぁ「いつ潰れてもおかしくない」と多くの投資家が見ていたわけですが、その感覚って「海外からの目線」という感じがしていて、日本では「そんなことはないだろう」という雰囲気があったのを覚えています。
今現在でも楽天の資金繰りには問題ありで、どうなるのかと思いますが、危ない楽天なのに「去年の暮から株価が急騰した」こともあったのね。私はその理由を調べませんでしたが、将来に希望が見えた出来事があったんでしょうか。
またユーロ建て劣後債が26%で回っていた頃は、楽天の株価は最安値近辺であったのもわかる。
Rakuten Group Inc 日足
2008年頃からの楽天グループの躍進を思い出しながら、この株価の変化を見ると「一寸先は闇」だと思うし、楽天がモバイル事業に手を出したのも「楽天王国」を築くには必要なのはわかるけれど、やっぱり無謀だった感じはありますね。
Rakuten Group Inc 週足
で、「楽天の株価が上がった」「債券の利回りが下がった」のは「光が見えている」からだと思うのですが、どう考えても楽天独自でどうにか出来ることではなくて、どこの誰が楽天に手を差し伸べているのかが気になりますが、それは調べてもわからない。
というか、「楽天を食い散らそうと画策している大企業群の存在」が見え隠れしているのね。
楽天モバイルを除外して考えると、やっぱり楽天グループの総力は凄いものがあると思うし、「それを手に入れたいと考える勢力」があるんでしょう。
別件ですが、KDDIと三菱商事が組んでローソンをTOBで子会社化するという話がありましたよね。これって何でKDDIと三菱商事がコンビニ業界に出ていくのか不思議に感じたのですが、これは「楽天を取り込む布石」かもしれない。一体彼らは「どんな将来を見ているのか」に興味があります。
「三菱商事・KDDI・ローソン、資本業務提携契約を締結」の記事です。KDDI News Roomでは、KDDIに関する最…
ま、こんな経済界の動きは関係ないって言えば関係ないですが、「これからの日本、世界」を無視できない私としては、こういうことが起きているのは知っていたいと思っています。
このニュースが出た時点と「楽天の株価が上がりだした時点」と妙に符合するところもあると私は思っていて、「KDDIと三菱商事」が楽天を吸収するとなれば、新生楽天のトップは引きずり降ろされるかもしれないけれど、楽天そのものは「新たな道を進む」ようになるのかもしれない。
こんな憶測がある。
面白いと思いませんか?
本当にそういう計画があるのかどうかわかりませんし、「直近の楽天の株価の下落」は今の全体的な株価の下落より大きく見えますし、また何か新しい情報が流れているのかもしれない。