今、世界で、特にアメリカで何が起きているのかを細かく見ている人は少ないと思いますが、かなりヤバいことが起きている。
それは「銀行が抱える含み損」のこと。
それは彼らが大量に持つ「債券の値下がり」があるから。そしてそれは「近年の金利が上がった」から。また金利が上がるスピードが速かったので各社対応が遅れたのでしょう。
でもその値下がりも株式とは違って、「償還日まで持っていれば100の値に戻る」わけですが、今、値下がりしているから「大きな評価損」が出ているということ。これは我が家も同じで、金利が上る前に購入した債券では「含み損」が出ています。
じゃ、償還日まで待っていれば良いじゃないかというのは私達みたいなゴミ投資家の考え方かもしれず、大きな金融機関には「損失が出ても売却するしか無い」事も起きる。
これは単なる理屈ではなくて、日本の「農林中金」が1兆5千億円の損失をだしたのは大きなニュースになりました。これも上の動画で言われていることと同じこと。
でも私は上の動画の主である「レバナス1本リーマンさん」は起きていることを悪い方に大げさに説明する傾向があると思っていて、でもそれを「無視」することなく、私は「一つの想定」として頭の片隅においておく必要はあると思っています。
農林中金の件も、「赤字が1兆5千億円」なんて聞くと何が起きたのかと驚きましたが、内容を見ていくと、普通の企業の赤字とは性質が違うものなのがわかる。
でもこの流れが多くの銀行にも起きているわけで、それが市場全体にどういう影響を与えるのかは私にはわからない。
そして残念ながら、私にはそれにどう対処すべきかもわからない。
ただ、今、金融業界も「波、高し」の状況で大手の銀行も決して安心だとは言えないことだけは頭に入れておこうと思っています。
まだ具体的に「ヤバい方向へ動き出した」と私は感じてないのですが、もし動き出したらそれを早くキャッチしたいし、その時には具体的に私達一般もどう動くべきか見えてくるだろうと思っています。
「臨戦態勢」は維持して、気を抜かないことが重要かと。
世界中の「銀行セクター」の株式の動きは注視する必要はあるんじゃなかろうか。
私の場合は「為替の動き」には注意が必要だと思っていて、「米ドルの終焉」が言われている今、これがキッカケで米ドルが大きく下落する可能性もあるのかもしれない。これは「円安で頭が痛い人達」に取っては「良いこと」の様に考えてしまいがちですが、世界に混乱が起きれば、世界の政情も不安定になり、それが戦争への引き金にもなるのは世界の歴史が証明していますから、私としては「なだらかな変化」であることを願っています。
でもFXでそれなりの額を動かせる環境の構築だけはしています。