「買い物」も「キャンセル」も「返金」も本当にすんなり行かない まぁ、慣れてはいるんだけど・・・、本当にマレーシアって大丈夫なのか?

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マレーシアあるあるの話です。

7月の2日にオンラインで家電製品を買いました。ハービーノーマンね。

7月4日にメールが来て、配達の確認かな?と思ったら、なんと納品まで10日掛かるとのこと。じぐ~。でも販売サイトにはそんなに時間がかかるとは書いていない。これは「すぐ届くだろう」と根拠のない期待をした私が悪い。

それから10日経った14日に、配達に関するメールでも来るかと思ったけれど、来ない。

それから4日待って18日に、何の連絡も無いから、カスタマーサポートに電話。私の注文した商品はどうなっているかと。そうしたらなんとこれからまだ10日以上は掛かるだろうとのこと。そんなに待ちたくないし、そもそもこれだけ日数が経っているのに、配達の日を確定できないってどんな仕事をしているのかと疑いたくなる。また「次の日には配達するという他の業者もある」ことから、キャンセルをさせてくれとお願いした。そしてそれはOKで、キャンセルがシステム上完了したらメールをくれるとのこと。

次の日の19日、そのキャンセル確認メールは来ない。

そして待つこと3日、22日にまたカスタマーサービスに電話。するとすでにシステム上はキャンセルになっているとのこと。キャンセルの確認メールをくれることになっていたけれど、来ていないと言ったら、すぐに送りますとのこと。

「すぐに」というのはどういう意味なのかわからない。メールはまだ来ない。

そういえば、返金はどうなるのか?と聞いたら、【今日から】7日から14日掛かるとのこと。今日からってのもおかしくないか?キャンセルをしたのは先週なのに。また7日から14日と「幅が広い」のもマレーシアらしいと思うんですよ。「2営業日以内に完了します」なんてことはまず無いのがマレーシア。

ま、普通ならこれはこれで終わりとして、欲しい家電製品は他の業者から買えば「明日には届く」はず。

でもねぇ、ここはマレーシア。

まず新たな業者に注文を出しても、本当に明日届けられるのかはわからない。でもサイトにはそう書いてある。在庫があるからと。

当然、支払いをしなければ注文完了とならないわけだけど、やっぱり怖いのね。ハービーノーマンで納品に1ヶ月ぐらい掛かるものを本当に在庫として持っているのか、また明日納品なんてそんなスピードで出来るのか。

下手をすると、支払いを済ませ注文が確定した後に、「すいません。在庫がないので10日待ってください」なんて言われるかもしれない。そして10日待っても駄目で、「あと10日お待ち下さい」なんてことも起きるかもしれない。

そして、ハービーノーマンから返金されるお金も、ちゃんと返金されないかもしれない。

その場合、商品代金を二箇所に支払い、商品は手に入らない。いつ納品されるかわからない、なんてことになる可能性がある。

いや~~~、そんなことはないでしょ~~、なんて思いますよね?

でもねぇ、私はそのリスクをこの国で取りたくないのね。なんでも「時間がかかる」「適当に返事をする」「すいませんと謝ればなんでもオッケイだと思ってる」、そして「いつ約束が果たされるのかはわからない」。

はぁ・・・

でもこれって、いつも書いている「食品」の問題と同じなのね。

【現物を確かめて、その後にお金を払って、自分でその商品を持って帰って来れば良い】ってことなのね。これが「買い物の基本中の基本」なのは世界中、何百年も前から同じなんでしょう。

それ以外のことをして問題が出ても、それは「自分の責任」ということ。

あ、そうそう。ハービーノーマンのカスタマーサービスだけど、10時半に電話を掛け始めて、つながったのが14時過ぎね。

この時間が無駄になった責任は誰が取るんだ?私には仕事があるのに。

でもそれも「自己責任」の国なのはわかりきってるよね~~~?ハイ、わかってます。(┰_┰)

クアラルンプールの中心地に行くと、あのツインタワーもあるし、新しいTRXもすごくて、TRXを中心に金融都市を作って、シンガポール、香港に追いついて、将来的にはウォールストリートやシティを目指すなんて随分前に新聞で読んだけれど、ああいうところで仕事をしている人達ってどういう人なんだろうって、いつも思うんですよ。まさかハービーノーマンみたいじゃないよね~?違うよね~~?

なんだかおかしな人達がいるのは私の周辺だけだよね?

TRXを中心にクアラルンプールを世界の金融都市にするのも良いけれど、まずその前にHSBCにしてもモントキアラの支店をどうにかして欲しい。ピピっと話が通じる人はいないし、キャッシュカウンターも閉めちゃって、キャッシュが欲しい時にはATMを使うしか無い。これって支店の役目をしていないわけで、ショッピングセンターの中にあるATMより「ATMの数が多いだけ」みたいな。

しかし新しいMM2Hの基準にしても、なんだか「間が抜けてる」と言っちゃ悪いけれど、ビザの有効期限は5年で、不動産の購入義務を付けて、でもその不動産は10年間は売れないとか、本当にそういう事を平気で決める人達の「頭の中」を見てみたいと思う。

実は私の次男坊はシドニーに住んでいて、将来的にはマレーシアに来て「皆で合流したい」と言っていたのは前に書いたけれど、ついこの間、今後のことを次男坊と話をし、確認するべきことを確認したのだけれど、【マレーシアに来るという話はないことにしてくれ】と伝えました。

次男坊家族がシドニーに在住しているのは、実は我が家にとっての「リスクヘッジ」でもあるんですよ。私たち夫婦がオーストラリアへ帰る(あえて帰るという言葉を使う)可能性も無くはないし、長男もオーストラリアで住みたいのが本音で、長男も次男も「日本で住むことは考えられない」という。

でももし次男までもマレーシアに来てしまうと、我が家のリスクが増大するのは間違いがないのね。ましてや次男坊には来月新たな子が生まれるってのに。私の基本的な考え方で「海外住まいに一番重要なものはなにか」と言ったら、「それはビザ。滞在許可」なんですよ。「命の次に重要なのはビザ」と言っても過言じゃないし、下手すりゃ、皆が将来的にオーストラリアへ渡るには「旅行者として入るしか無い」なんてことも起きうる。

ま、マレーシア大好きの方々は私が書いていることに反発を感じるかもしれないけれど、我が家は皆「リアリスト」なんですよ。もちろん「夢」はあるけれど、大事な基本的な部分は「夢を排除して、最悪のケースも想定して考える」のが我が家のルール。ましてや私達はマレーシアに遊びに来ているわけじゃないのだから。

やっぱり「ルールがきっちり確立していない」とか、「法律がコロコロ変わる」とか、それも「すぐ数カ月後から施行する」とか、やっぱりビジネスに重要な「基本」とか「安定」とか、そういう意味で「私達にはリスクが決して小さくない国」なんですよ。それでも「マレーシアに住むメリット」ってあるわけだけど、「デメリットも間違いなくある」のを無視してはならないと「私」は思うわけです。残念だけれど、私だけじゃなくてヨメさんも長男も次男の家族、孫たちの将来を「マレーシアにオール・イン」でベットすることは出来ないのが現状。

それどころか、実は「我が家がどうなったらマレーシアから出るか」というのを長男と少しずつ話し合うようになっています。でも「数年以内に出る」とか、そんな話じゃなくて、これから10年でも20年でも住み続けるかもしれない。

でもこれは誰にも言ったことは無いし、ブログに書くのも初めてだけれど、そもそも私には「オーストラリアから逃げてきた」という【負い目】があるんですよ。それを打ち消すために「オーストラリアへ凱旋したい」という考え方も多少はあるわけで、そんな心の葛藤もあるのね。ましてや次男坊家族を考えたら、やっぱりシドニーでの生活環境が彼らにとってはベストだろうと思うし、もし次男坊がシドニーを捨てるなんてことになったら、それこそ「ダボ家は全員、難民と同じ」になってしまう。基本的には「皆が死ぬまでマレーシアで生活する」ということは有り得ないのだから。そもそも「永住権も取れない」んじゃお話にならないし、私達大人はそれで良いにしても、孫たちには「永住権は取れないよ」なんていうのは責任放棄だと思うくらい。

どの国にどのくらい住むか。そして何をするのかを決めるのは「自分」でありたいと思うのね。

それにはやっぱり「永住権」が必要で、それがなければいつ追い出されるかわからないし、社会保障も無い、就労の自由もないわけで、そういう場所で「家族という大きな木を育てるのは不可能」だと思うんですよ。

もし日本人が日本に住んでいて、「いつ追い出されるかわからない」「社会保障もない」「就労の自由もない」ことを想像してみれば誰でも同じ様に思うはず。やっぱり「市民権(国籍)」があると無いのとじゃ大違いだし、それに準じる「永住権」がないとすれば、私はそれは「根無し草」と同じだと思うわけです。

若いうちは良いにしても、誰しもいつか歳を取るし、心身ともに問題も出てくるし、そして「稼げなくなる時は必ず来る」わけで、それなのに「その国に住み続ける権利もない」「社会保障は何も無い」なんてことになったら「人生、アウト」なのはどの国の老人を見てもすぐに分かること。その時には「パスポートを持つ国に帰るしか無い」けれど、もうその国は自分にとって「外国と同じ」になっているのね。例えば私の二人の息子もそうで、年老いて日本に帰ると言っても、彼らにとっての日本は「何度か行ったことがあるだけの国」「良くわからない国」でしかない。彼らにとっての日本とは「外国と同じ」ということ。

想像してみてください。私達日本人が日本に住んでいるのに、歳を取ったら「外国に出ろ」と言われるのと同じことなのを。そしてそれは「自立できる収入、資産があっても同じ」なのね。どの国に住み続けるかの「選択権」は自分にはないのだから。でも「永住権」があれば話は変わって、「その地に根を張って生きることが出来る」ことになる。

海外生活って面白いし、メリットも多くあるけれど、「最終的にどうするのか」ってのが非常に大事だと思うわけです。それを常に想定した生き方が重要で、ある時「国外に出なければならない」のがわかった時に慌ててももう遅い。

 
 
 

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