衆院選の結果が気になる

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選挙日ですね~。

保守系の私としては「良となる結果はありえない」にしても、「悪」ならまだしも「最悪」になりかねないのが心配です。

高市氏推しの人たちは多いと思うけれど、だから「自民党に入れる」とそれは「石破政権を認める」ことになるし、石破氏は降りることになる可能性が高いにしても、「石破チルドレンが当選」し、「高市推しの議員が少ない」状態で「高市総理」となるのかどうか。またそれが実現しても「少数与党」の状態で高市氏に何が出来るのか。

とりあえず確実に石破氏を下ろすために、「自民党に入れない」という考え方もある。2009年、かつて「自民党にお灸をすえる」と多くの保守層が自民党に入れず、結局、自民党は下野して旧民主党に政権を渡して日本が衰退してしまったことを思い出します。

でも今回、「政治と金問題」で盛り上がっていて、「脱税議員を落とせ。自民党を落とせ」という声は大きい。

これは朝日を始め左派メディアのプロパガンダの大成功だと私は思っていて、「不記載=脱税」と決めつけ、本来あのようなことが起きないようにどうするかが核心なのに、そこに話は進まず、「スケープゴート」を選んで石破陣営は国民の審判を受けようとしている。あの件は検察も動き、処分も決定したのに、それを全く関係ないものとして、そして「国税も動かなかった」のに不記載議員は脱税をしたと大騒ぎ。

そもそもその話をするなら、「脱税、不記載の大御所」とも言ってよい立憲民主党の小沢一郎はどうなんだと思うわけです。

ま、ストーリーを作り上げてそれを喧伝し、それに国民を乗せることが出来ればOKというのが選挙なんでしょうが、なんとも言えない異常さを感じます。

理想としては「スケープゴートにされた議員」が当選し、なおかつ石破氏を下ろすことですが、それはほぼありえない。

全国的に見るのではなくて、個別に見ると気になるのは、たとえば東京24区の「自民党の公認をはずされた萩生田光一氏」です。彼を嫌う保守層も多いのは理解できますが、【彼が落ちると誰が出てくるのか】が問題で、それは極左活動家として有名な「立憲の有田芳生氏」となる。つまり、「萩生田には入れない」のは「有田に入れた」のと同じ結果になるということ。

また選挙直前で、自民党本部から萩生田氏は非公認なのに支部に2000万円の振り込み。これじゃ益々、萩生田氏の立場がないわけで、私はわざと萩生田氏を落とす自民党本部の策略だと思うぐらい。

ま、誰しも自分が良いと思う候補者、政党に入れれば良いとはいうものの、では参政党の候補者に入れたとしても彼女が当選する可能性はほぼゼロで、自分の票は完全な死に票となる。

だったら「誰を当選させるか」ではなくて【誰を当選させないか】と考え方を変えるべきだと思うのだけれど、なかなかそういうふうには動かないんでしょう。

それは18区も同じで、あの武蔵野市市長をしていて「外国人参政権導入」に積極的で、保守層から見れば左翼活動家である「立民の松下玲子氏」も同じで、自民から出ている「福田かおる氏」はリベラル系の無名の新人で、それなら「参政党の徳永由紀子氏」と考えてしまいがちだけれど、それは「立民の松下玲子が当選確実」ということになるはず。

その様に全国を見てみると、「当選して欲しい個人に入れる」のは基本中の基本にしても、【死に票になるのが確実】なのであるならば、「当選させたくない議員の対抗馬に入れる」必要があると思われる選挙区ってあるのね。でも「とりあえず自民党で良いや」と考えてしまうと、石破陣営が喜ぶだけで、高市政権は遠のいてしまうことになる。

しかし自公がボロ負けしたらどうなるんでしょうね。

自公で過半数取るのも難しいという専門家の声も増えてきていますが、ではどの党を組み入れて「連立を作る」のかが見えない。国民も立憲も連立はありえないなんて言っていますが、「総理の座を渡します」なんてことになると、かつての自社さ連立政権で「社会党の村山富市氏」が総理大臣になったなんてメチャクチャなことがまた起きるかもしれない。若い人は知らないかもしれないけれど、あの時は、今で言えば自公と立民が連立政権を立てて、野田さんが総理になったようなもの。

まさかと思うけれど、実は石破政権と立民の考え方って「近いところがいろいろある」んですよね。増税路線でも同じ。さすが、自民党の党内野党で理想論を言い続けてきた石破氏との相性は決して悪くない。だったら、国民民主党と組んで「玉木総理」の方がよいなんて考えてしまいますが、そんなことまで想像してしまうような状態にあるのが問題。

だからといって、自民党の候補も十分に集められず「自民党の党職員」まで集めて比例区の候補にし、わけのわからない人達が自民党衆議院議員として出てくるのも想像したくない。当然、彼らは「石破チルドレン」となるわけで、高市推しの保守層にしてみれば冗談じゃないということになる。

でもそうなることが「自民党の再編成に繋がる」という考え方もあると思っていて、つまりそれは「分裂」「新党設立」の可能性も含んでいて、それが本来あるべき姿なのかもしれない。

アメリカではトランプ当選確率が上がってきたのは、私としては嬉しいのだけれど、「次の暗殺計画は絶対に失敗できない」なんて考える勢力もあるのだろうし、世界を見てみれば「イスラエルがイラン攻撃を開始」したし、北朝鮮軍のロシア派兵で「北朝鮮に大きなメリットがある」と韓国はピリピリ状態だし、ウクライナは「核装備」に言及しだしたようで、実は「全ての核を放棄せずに、隠し持っているのではないか」なんていう話まで出てきている状態。また「次のイランの反撃」も気になるし、間違いなく「戦争は拡大している」わけで、ホルムズ海峡のことも本当に真剣に考えて対処しないと日本も大変なことになるんじゃないですかね。

そんな世界の中で日本は「脱税議員を落とせ~。自民党をやっつけろ」と盛り上がっている。ま、それはそれで「自業自得」と言えばその通りで、そろそろ対米関係も含めた世界の中の日本がどうあるべきかを真剣に考える時が来たように思う。

そういう近年、世界は稀に見る緊張状態で日本の総理になった人は「アジア版NATOの創設」なんて馬鹿まるだしのことを言うような理想論者。その案は引っ込めたにしろ、総裁選でそれを正々堂々と言っていた大間抜けなのは全国民、全世界にバレてしまっている。そして日本のこんな時期に「増税論」をいう人。

でもそういう石破氏が出てきたことが、日本の政党のあり方を真剣に考えるキッカケになったのかもね。

私としては今の自民党は左翼から右翼まで広く取り揃えた「百貨店」みたいなものだと思っていて、特に安倍さん時代は「本来ならリベラル派がいうべきこと」を安倍さんが言い出したから、「左翼リベラルの出番がなくなった」と思うのね。それが左派政党の弱体化に繋がったと思うものの、自民党の中では左から右までありとあらゆる思想信条がごちゃまぜで、そもそもの「自由民主党の立党時の思い」なんてどこかに消えてしまっているし、憲法改正を目標とする議員なんて極少数派じゃなかろうか。

それも「国民の総意」ならそれで構わないのだけれど、自民党の中がバラバラで何でもありの百貨店状態というのは「自民党だけあれば良い」ということになりかねないし、思想信条が違うのならやっぱり「分裂」は必要で、それをはっきりわからせてくれたのが「自民党内の党内野党」で頑張っていた石破氏なんだろうとも思う。

日本の正念場は、この選挙じゃなくて、「この後の動き」だろうと思っています。

どうする日本。

 
 
 

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