株式市場、特にアメリカですが、段々と「利確した」「空売りした」「暴落する」という声が大きくなってきたように思います。
私はそういうことは一切気にしない性格で、重要なのは「現在価格」でしかないと思っています。誰が上がると言おうが下がると言おうが、「今の動きのみが真実」だから。
ただし「どうなるか」という【想定】は必ずします。でもそれは「予想、予測」ではなくて、「想定」であって、【まだまだ上がる想定】【暴落も起きる想定】と両方します。
これは大震災が起きる想定はするけれど、予想とは違うじゃないですか。それと同じ。
そして想定と言う意味でやっぱり避けて通れないのは「重要人物の動き、考え方」を知るということ。
今、言われていることで大きな話としては、あの投資の神様のウォーレン・バフェット(ハサウェイ)が大量の持ち株を現金化しているという事実。投資が仕事の投資企業が「現金比率」を大幅に上げてきたのはどんな理由があるのかは簡単に想像が付くじゃないですか。
「収穫の時」と考えているのであって、「次の種まき」の準備をしていること以外に考えられない。
また、リーマンショックを当てた有名な投資家が「アメリカ株を空売りし始めた」という情報もある。
彼らが何を考えているのかは私達も頭の隅に入れておく必要があると思います。
でも彼らと同じ行動を取る必要はないわけで、ああいうとんでもない額の資金を運用する人、投資会社は「予想に従って事前に動く」しか出来ないという【私達との大きな違い】を認識する必要があると思います。
なぜ事前に動くのか。
理由は簡単で、彼らの資金規模が大きすぎるために、「普通に売っただけで市場に大きなインパクトが出る」からに他ならない。だから売るなら「上昇傾向のときに売るしかない」のね。下げだした時に彼らが売り出したら、それが「大暴落のキッカケ」にもなりかねない。
でも私達みたいなゴミの存在は市場に大きな影響を与えることは【ゼロ】なわけで、「彼らより自由に動ける」というアドバンテージを利用するべきだと思っています。
皆さん、日本の若者で数百億円を日本株で儲けたBNF氏をご存知だと思います。メディアにも良く出ていましたし。
私は彼が言った一言が忘れられないのです、それは「自分の売買手法が有効なのは60億円まで」と言ったこと。つまり、それ以上の金額を動かすと「市場が動いてしまう」という意味。だから彼は中長期投資に回った。また不動産投資も始めた。
また株の売買で利益が100億円レベルに達して有名なテスタ氏も同じで、彼の場合は「10億円までは簡単だった」と言う。でもそれ以上を稼ぐには同じ手法は使えなかった。だから彼も「デイトレ」から「中長期投資」へと変わっていった。
当然、BNF氏もテスタ氏も「手法が違う」わけで、彼らが言う「限度」も違うのが当たり前。
これは私達も同じで、誰にもノウハウを明かさず、「小型株で利益を出す手法」を編み出してコツコツ利益を上げている人もいるはずで、でもそれを何倍にしようとしても難しいのね。出来高が小さいから売買したい株数にも限界があるし、ちょっと大きな成行注文をいれようものならそれだけで値は大きく動いてしまう。
そういう悩みは私みたいな零細デイトレーダーも同じで、ちょっとおもしろい手法を開発してチビチビ利益を出しても、ではそれが何倍、何十倍になる将来性があるかと言うとそうじゃないのね。だからどうしても「汎用性」がある手法で「大きな出来高がある投資対象」でトレードするしかないのね。
そういう世界に何百億、何千億もの莫大な金額を動かす投資家が入ってくるわけがない。どんなに大きな水族館でもマッコウクジラを飼うことはできないのと同じ。
あるいは大きなコンテナ船と小さな釣り船の違いと言えばよいのか。
つまり、私達は大手の投資家のように「事前に予想することさえ必要ない」と言えると思うんですよ。
大きな船舶は気象情報や海流の変化、地形、その他多くの情報を【事前に】得ながら世界中を航行しますが、2,3人の乗員で釣りをする釣り船なら、その日の天候をきにするぐらいで、あとは【臨機応変に対応する】じゃないですか。
私は投資も同じだと思っています。
つまり「想定だけはしっかりしておく」のはどんな小さな船の船長でも同じで、そして実際に「変化の兆候が見えた」ら場所を変えるなり、避難するなり、釣行は中止して帰るなり決める。
S&P500への投資も同じ。
ちゃんと見ていれば、ところどころ「危ない時」があるのはわかるはずで、それが見えたらとりあえず「避難する」のは重要で、大嵐になっても海の真ん中で釣りを続けるようなことはしないのと同じこと。
このチャートは「右肩上がりで良かったですね」という偶然でしか無いと考えるべきで、これが未来永劫続くと思うのは新興宗教に染まるのと同じだと思います。
このチャートでは出ていませんが、アメリカのITバブルが弾けた時には60%程度の下落があり、元に戻るのに17年も掛かった。
ダボはいつも同じことを何度も何度も書き続ける。煩いなぁと思うでしょ?
でもそれはいつの大事にも「逃げ遅れて大怪我をする人たち」が多いから。
私も日本のバブルは「早逃げ」をしましたが、2008年のリーマン・ショック時には逃げることもせずにバカ面して見ているだけで、資産が4分の1になる恐怖も体験したから。でもま、売るに売れないものが多かったせいもありますが、「先物でヘッジもしなかった」ことが悔やまれます。
そしてあれから16年。未だに私は当時のレベルに達していないんですよ。またこれから何年頑張ればあの当時のレベルに戻れるのかもわからない。
この「取り返す」って結構大変で、まず「生活費の割合が大きくなる」「利益には課税される」ことから、取り返したい分の2倍以上、下手すりゃ3倍は稼がないと取り返せないのね。(だからマレーシアに来たわけです)
あの当時、私の周りに、今の私みたいに煩いジジーがいて「顔を見るたび忠告してくれたら良かったのに」と思ったり。
でも「馬の耳に念仏」だったろうとも思うのね。
それはきっと「津波」も同じで、警報が出ても逃げないし、海辺まで見に行く人が多くいるのと同じかも。
でも「危ない時にはとりあえず避難する」ことが日本でも広まってきましたが、投資に関してはむとんちゃくな人が多い。
私みたいに「逃げればよかったのに逃げなかった」から、あれから16年も経っているのに元のレベルには戻れないなんてことが皆さんには起きないように、本当に願っています。
「後悔、先に立たず」
それと投資でいちばん大事なことを書いておきます。
勝つ方法は一つしかないのであって、それは「勝っているうちに逃げる」こと。真理はこれのみ。
「持ち続けて儲かる」なんて投資対象は、人類の歴史の中で一つもなかったんじゃないですかね。
そのためには「負けていても逃げるときは逃げる」べきであって、それをしないから地獄まで連れて行かれるのね。下がればナンピン買い増しをして、もっと下げて「神に祈る毎日を過ごす」なんて投資じゃない。
「勝つためには勝っているうちに逃げること」とは、つまり「大きな含み損を抱えるべきではない」ということでもある。また「常に含み益がある状態を維持する」ということでもあるはず。当然それは「努力目標」でしかありませんが、でも「それ以上の努力目標は無い」と私は考えます。そしてそれは「危ない時には逃げる」必要があるわけで、「持ち続けて、安くなったら買い増しをすれば良い」なんてのは「お話にならないお花畑の考え方」だと思っています。日本には憲法9条があるから安全というのに似ている。
あるいは「いつか現金化する」ことを考えているはずですが、それすなわち「出口戦略、撤退戦略が必要」ということで、お金が必要な時に「含み損」があったらどうするんですか。
人は「体験しないわからないこと」って多いですが、この手の体験はしなくても「考えればすぐにわかること」ですから無視しないで頂きたいです。
投資は「1にタイミング、2にタイミング、3,4が無くて5にタイミング」の世界。
これってスポーツも同じですよね。タイミングがわからない人はどんなスポーツをやっても駄目なのは誰にでもわかること。
ちょっとでも良いですから、周りの年寄に「投資で失敗して後悔していることはありますか?」と聞いてみてください。
それをせずにこの十数年ぐらいで儲けた程度の人たちに「儲ける方法」なんて聞いても意味がない。
でもそれが何十年も何百年も続いているのが私達の歴史。
この負の連鎖を断ち切るにはどうするべきか。是非ともそれを考えていただきたい。
今の時代は「危険でも投資をしないと老後が危ない」時代に突入しましたし、本当に真剣に「投資の基本」を考えないと大変なことになるのは明白。
「いかに儲けるか」ではなくて「いかに生き残るか」に重点を置くべき時代だと思っています。
「攻撃は最大の防御」説は、私は投資、トレードには当てはまらないと思う。
「積立」や「ドルコスト法」も私は反対で、そもそも積立は昔に「貯蓄さえしなかった人たち」の為に考え出された方法であり、ドルコスト法も「投資に全く興味もなく、ノウハウもない人たち」をいかに説得してこの世界に引き込むか考え出された手法であり、決してそれが王道だとは思えない。そもそもプロはそんなことはしないでしょ。
でも「月々資金を貯める」のは良いことで、【それをタイミングに合わせて投資したり撤退をする】のが投資本来の形だと思います。
また「積極的に逃げる」のも戦法の内じゃないですかね。戦争時でも同じでしょ。突撃ばかりするバカはいない。当然、危ないのに逃げずにそこに留まる兵隊もいない。
狩猟の対象になる「野生の生物」を想像してみてください。ああいう生き方が投資やトレードには必須となるはず。
「身の危険には常に注意をしながら、自らも狩りをする」生き方。
投資、トレードの世界で自分を助けてくれる味方はゼロで、周りは敵ばかりと思って間違いがない。
でも面白いのは、「最大の敵は己の中に存在する」という事実。これに気がつくと自分の相場観、トレード手法もガラッと変わるはず。これに気が付かない人が多いから、8割の参加者は負ける。
こんな事を考えることなく、「未来永劫、今日が続けば良い」と思うけれど、それはあり得ない。
私はどう考えても「世界経済はカオス状態になる」としか思えないんですよ。
ここからは私の妄想。(笑)
まずアメリカ政府の負債が莫大で、金利負担だけでも年間1兆ドル(150兆円)を超えていて(日本の国家予算は117兆円)、もうアメリカの軍事費も超えてしまった。借金を返すために借金をする状態は日本と同じですが、アメリカはレベルが違うし、トランプは間違いなく「保護主義」になるでしょうし、各国に(なんと呼ぶのか忘れましたが)「アメリカに製造業が返ってくるようにしむける大使」まで置くという。なおかつ関税を上げる。
これでは他国の輸出産業は大打撃を受けるわけで、中国、ドイツ、日本は真っ青でしょう。
輸出が好調なうちに自国産業を育てようと思っても、アメリカが扉を閉じるようなことをすれば完全アウト。中国とドイツはもう今の時点でかなりヤバイのに、これからはもっと痛めつけられる。日本はと言えば円安もあって「製造業を日本に戻そう」としていますが、日本で製品が売れるわけでもなく内需は低迷し人口減少となればやっぱり頼みの綱はアメリカで、「製造業はアメリカに行こう」という流れになるのが当たり前だと思うんですよ。今、自動車関連はすでにそういうふうになっていますよね。
もしアメリカがそれで多少は助かっても莫大な借金は独り歩きしているわけで、FRBもなんどか金利を下げたいけれど、「株も高いし経済は絶好調~~~」なんて今でも思ってる人が多いわけで、実際にはあちこちに陰りが出ているものの、低金利時代となればまた内需も大きくなってインフレに戻る。
でもアメリカとしては高金利で喘いている多くの国民のことを考えれば、内需が大きくなることは歓迎するんじゃないですかね。まさに今回の大統領選でトランプを支えたのは「もうこのままで生きていけない」という人たちが応援したからなわけで。
でもそれには「インフレ」がつきまとう。でも金利は下げたい。
こんなアメリカに世界はかき回されるはずで、私は日本は「将来真っ暗」としか思えません。
円安を止めるには「利上げ」するしかない状態だし、ゼロ金利の生活が当たり前だった日本国民は利上げで真っ青になるんじゃないですかね。当然、物価も上がってくる。
円安で輸入品が高いから円高に動くと嬉しいと言う人がいますが、アメリカの利下げと日本の利上げで円高になったとしたら余計、輸出がアウトになって日本経済そのものはどんどん落ち込んでいく。エネルギー資源の輸入額が莫大だったのが円高で多少は助けるだろうけれど、経済そのものが落ち込んだらどうなるんですかね。
自然保護だの安心安全が大事だと原発も動かさないのは「理念としては正しい」とは思いますが、そんな理想ばかりの活動家ばかりになって「生活が成り立たない」のでも良いのかは疑問。
嫌なものは嫌、でも欲しいものは要求するにしても、そんなのがうまくいくわけがない。ましてや日本はあの石破さんがリーダー。
日本という巨大な船に1億2千万人の乗員がいて、船の上でああすべきこうすべきとやり合っているけれど、船そのものはどんどん危険水域に進んでいる。大丈夫なんですかね。
頼みのアメリカも「保護主義」に入って、それは当然「防衛費も増大する」はずで、それを受け入れる国民が多いとも思えず。
四面楚歌。
そんな言葉が浮かんできます。それでもアメリカが復活すれば、アメリカに投資をしたり、アメリカから収入を得ていればどうにかなるものの、アメリカそのものが瀕死の重傷でリハビリを始めようとしているわけで、「長いものに巻かれていれば大丈夫」ということもないと思う。
また米ドルの将来を考えると、私は米ドルが今まで以上に強くなって「世界の基軸通貨として盤石な状態」を維持できるとも思えなくて、私が危惧するのは「ドル安+円安」です。
だから意外にドル円の動きは意外に大きくないかもしれないと思っていて、そしてそれは各国が瀕死の状態だから他の通貨も同じかもしれない。
でも中国が巨大な支援策を打ち出したのと同じ様に、各国は「お金を刷らざるを得ない状態」から抜け出ることもできないんじゃないかと。
つまりですね、「為替に大きな変化はない」かもしれないけれど、世界中が「インフレの嵐の中に入る」可能性が高いと思っているわけです。
インフレで困るのは「国民だけ」で、政府としては「借金が目減りする」わけで、インフレで物価が3倍になれば、国の借金は3分の1になるのと同じことが起きる。そして当然、税収も大きく増える。
私はどの政府も「それをやりたい」と思っているんじゃないかと思うんですよ。当然、国民からの風当たりは半端じゃなくて、政権は倒されるのは今回のバイデンと同じだけれど、「大きなインフレ」が来ても、それに合わせて【収入も増える】なら国民は文句を言わない。
若い人は日本の田中角栄総理大臣のころのインフレを知らないだろうけれど、凄かった。でも「所得アップも凄かった」のね。だから「喜ぶ国民が多かった」ような気が私はするわけで、被害にあったのは「定所得を持たない人たち」だったと思います。つまり、それは老人達。私の祖父母の世代ですね。でももう彼らはとっくにあの世に行っていて、彼らからその時の話を聞ことは出来ない。
でも今の日本は老人社会で、選挙では彼らの意見が通るような選挙になるはずで、そういう意味でも、日本は四面楚歌だと思う。
世界の歴史を見てみると、繁栄した国家もいつかは没落する。でも自然に任せて放置することはなくて、「戦争」という道を選ぶ事が多い。第一次世界大戦もまさにそれだったと私は認識しています。
にっちもさっちも行かなくなれば、「ガラガラポン」で新たな世界に賭けようとするのもよく理解できる。今のままでも駄目なのが見えているのだから。
だから私の頭の中にあるストーリーは、まず「超インフレ時代の到来」であって、そして「世界大戦」へと向かう。
まさかと思うけれど、じゃぁそもそもロシアのウクライナへの侵攻はなんだったのか。なんでそこまでロシアがしないとならなかったのか。
今回は経済問題が主ではなかったにしろ、危機を煽り、敵を作り上げれば、【戦争やむなし】と国民は動くんじゃないですかね。「俺達が不幸なのはあいつらのせいだ」と。
イスラエルとパレスチナの関係。イランと西側諸国の関係。
それを諸外国は「まぁまぁ、頭を冷やしなさいよ」と言うけれど、他の国々もお尻に火がついている状態なら「仲裁に入る」なんて余裕もないかもしれない。だから世界大戦が起きるんでしょう。
人類の歴史は戦争の歴史で、今の時代、どこまで人類が賢くなったのかは疑問。
「今、戦争を起こすのが最善だ」と考える【賢い人】も出てくるのがまさに世界の歴史じゃないんですかね。
私は国とは大きな風船みたいなものだと思っていて、大きく膨れたり小さくしぼんだりを繰り返している。そして破裂してしまう大国もあれば、踏み潰されて消滅する小国もある。そして世界そのものも風船で大きくなったり小さくなったりを繰り返す。
そんなふうに世界を見てみると、世界そのものが「衰退期に入った」ようにも見えてきます。
皆が等しく豊かで幸せになんて全くなっていなくて、格差は拡大するばかりで、そういう意味でも「ガラガラポン」が起きる危険性は高まっていると感じています。
ただ、生き残る国や産業、人もあるわけで、今の時代は「移動が簡単」なことから、【疎開する】という考え方も必要だと思っています。
それはまさに世界中の不幸な人たちが「アメリカを目指して移民しようとしている」のがそれじゃないんですかね。自国で幸せに生きられるなら、命をかけてまで移民しようなんて人はいない。でも世界中で「大移動が起きてる」のはなぜか。
つまりもう世界はカオスの時代に入っているということだと思っています。
その点、日本は本当に幸せな国だと思うのだけれど、核ミサイルを日本の大都市に狙いを定めて配備している3つの国に囲まれている。そういう日本みたいな国は他にない。
でも私は日本が攻撃されることはないと思っています。理由は簡単で、日本を破滅させるより「乗っ取る」方がはるかに大きな利益になるから。
中国は尖閣だけではなくて、「そもそも沖縄が日本領である正当な理由はない」と言っているわけで、それは「占領していたアメリカが沖縄返還を決める権利はない」というのが根拠。それも一理あるかもしれない。
そして沖縄では「独立派」の勢力が間違いなくあって、彼らが中国と呼応しながら動いているのも明白。沖縄知事の言動からもそれが見えるじゃないですか。
また「日本の平和」を真に望むのであれば「中国の支配下に入る方が良い」と考える国民も少なくない。
街角インタビューで「中国が攻めてきたらどうしますか?」という質問に「すぐに降参します」という人が結構多かったし、世界中で行われた調査の「母国のために戦いますか?」という質問に「No」と答えた日本人の比率は世界でトップクラス。
もしも中国が尖閣を占領しようとしたら、「日本はすぐに全面降伏すべし」なんて大規模デモが起きるんじゃないかと私は思うくらい。「尖閣が欲しいならくれてしまえばいいじゃないか」という日本人は今でも多い。
ま、実際に何が起きるかどうかは全くわからない。
でも予兆は必ずあるはずで、その時にはどうするべきか考えてみるのも頭の体操になるんじゃないかと。
福島の原発事故で「日本脱出をした日本人」がマレーシアにも来ていたし。
これが異常だとは私は思わないし、私だって大きな地震や噴火の危険性がある火山の近くに住んでいようとはおもいませんもの。
震災も戦争も大事故に遭遇したくはないのは当たり前で、それは経済危機も同じで、そしてそれとは真逆で震災も戦争も原発事故などの危険性もなく、経済も安定して将来があるような地域、国に住もうと思うのは当たり前。
でも「危険の予兆」があれば逃げる。
逃げると考えるとそれはマイナス思考に思えるけれど、「より良い地域、国を目指して動く」とプラス思考で考えれば良いだけのこと。でも「やることは同じ」。
株式投資も全く同じだと思う。(笑)
新NISAとは「地獄と天国へ通じる迷路」みたいなもので、それで喜ぶのはあまりにも短絡的だと思う。
でも「地獄へ連れて行かれる」ことを想定して、準備、計画をしっかりすれば、天国へ行く可能性は増えるのは間違いないと思う。
新NISAって「ある限度額までは利益には課税しない」ってだけの話で、「相場で勝つか負けるか」の難しさは何百年も前から変わらない事実。
せめてこのブログの読者の方々には「安心安全で末永く幸せでいる」ことができるように願っています。それは「臨機応変に対応するしかない」ってことではないでしょうか。
祇園精舎の鐘の声、諸行無常の響きあり。沙羅双樹の花の色、盛者必衰の理をあらはす。奢れる人も久からず、ただ春の夜の夢のごとし。猛き者も遂にはほろびぬ、偏ひとへに風の前の塵におなじ。