トランプが動き出す前の「今」の読み方 & 半年後に検証する重要性

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トランプが大統領になりましたね。

これから一体何が起きるのか私にはさっぱりわかりませんが、今までのアメリカの動きから「このままではどうなるか」「トランプが何をするのか」「結果として何が起きるのか」はしっかり見ていこうと思います。

今の時点で「どう読むか」に関してもいろいろな意見、考え方がありますが、私はいつも紹介する「レバナス一本リーマンさん」の読み方は的を得ていると思っています。

レバナス一本リーマンさんの「近未来の予測」ですが、果たしてその様に動くのかどうか。

そこのところをしっかり見ることによって、彼の、あるいは自分の見方、予想に「どういう問題があったのか」「何を見逃していたのか」、あるいは「あたっていたのか」の検証ができるし、そこが非常に重要で、そこを顧みることのみが「将来につながる」と思っています。

どの時代でも専門家たちは言いたいことをいいますし、書籍や論文も多く出てきますが、後になって「それらの検証がなされているか」というとそこは疑問で【垂れ流し状態】だと思うのね。中には「大外れ」だった主張も多くあるのに、本人はそれはなかったことにしてまた新たにああじゃこうじゃと主張する。そして過去の主張は忘れられ、私達も彼らの新しい主張ばかりが気になる。

これって「勝負に勝ったこともない戦略家を重視してしまう」という愚行につながるし、「実績を無視して将来を任せてしまう」ことになる。

でもそういう人たちの多くは「名前や地位はある」ケースが多く、私達は「過去には大外れの連発だった」のに、そういう専門家たちの新たな主張に耳を傾け、なるほど~なんて思ってしまう。

特に経済関係は「科学的ではない」と私は思っていて、科学の世界なら「間違いは後ですぐに分かる」わけですが、経済関係はそのへんが曖昧で有耶無耶になることが多く、【実績のない専門家】が闊歩している世界だと思うんですよ。

それは一般のインフルエンサーも同じで、言いたいことを垂れ流していますが、「その人の主張を判断する」時に【過去の主張は結果的にどうであったのか】を見ることが重要だと考えます。

これは自分自身もそうで、過去に自分が考えていたこと、あるいは「選択した道」が正しかったのか間違っていたのかを振り返って検証することが重要で、それなくして「自分の長所も欠点もわからない」はずなのね。それなのにその検証はせずにまた将来のことをああだこうだと考えて進んでいってしまう。

これってまさに「ギャンブルをしている」状態が続くことを意味していて、丁半博打、あるいはルーレットの赤黒でもよいですが、「過去の選択は間違えていた」のは「運がなかった」とそのままやり過ごして、新たな「運に賭ける」のと同じことが繰り返される。でもそういう博打ならそれで良いと思うんですよ。次に「何が出るか」なんて科学的に予想は出来ませんし、過去の成功も失敗も検証のしようがないのだから。

でも経済の動きをどう読むのか、あるいは投資にしてもトレードにしても、「予想は難しい」にしても【科学的に考えることは可能】なわけで、それには「過去の検証」と「実績」が重視されるべきだと思うのね。

「このままでは日本の国債は売られ、日本経済は破綻する」と多くの専門家が20年も前から主張し続けてきたじゃないですか。でも日本国債が売られ暴落することも起きていないし、日本経済は破綻していない。

でもそれを言うと、「いやいや、その危険性は今も同じで、近い将来必ずや破綻する」と言い出すのでしょう。

もしかしたらその可能性もあるのだろうとは思うけれど、それには「いつそれが起きるのか」という大事なポイントがあるわけで、その「いつ」が無い予想は私は意味がないと思うんですよ。

まさに天気予報と同じで、「必ず雨が降る」という予想はいつか当たるのは間違いがないけれど、「いつ」という要素がない予測は意味がない。

つまり、「日本が破綻する」というのであれば、2020年代はXX%の確率。2030年代はXXの確率だと言うべきだし、その「いつ」は言えないのだとすれば、【その理由】もしっかり言ってもらわないと意味がない。と同時に、「過去の自分の主張はどれほどの確率であたっていたのか」の申告もしてもらわないと困りますよねぇ。

「論理的には正しい」としても、私達は論理的にどうかが重要なのではなくて【どんな選択をしたらどうなるのかの結果】が重要で、もし「ハズレが連発する」のであれば、「論理的にも間違えている」と判断するしかありませんよねぇ。

だから今回の「トランプになって何が起きるのか」に関しても、将来の予想は難しいにしても、「今の時点で予想したこと」を将来、必ずや検証する必要があって、自分の読みにどういう問題があったのかを顧みることが重要だと思っています。

ですから、今回紹介した動画も同じで、私はその内容は的を得ていると思っているだけに、「半年後」にはしっかり見直してみたいと思いました。

これを書きながら高橋洋一教授の最近の動画を思い出しました。

東大のお偉い先生方は何年も前から同じようなことを主張しているけれど「大外れ」だったじゃないか、という動画。そして教授はその人達の名前を公表している。もし私達が「この専門家は良いことを言っている」と思ったら、まずその人の【過去の検証】から入るべきかと。

メディアも専門家も何をどう主張するのかは勝手ですが、そういう主張から私達は自分の進むべき道を決めるケースは多いわけで、彼らはその主張を検証もしないし責任も持たないけれど、私達は「人生」や「命」さえそれで左右されるわけで、かと言って「理屈を主張するだけで食える人たち」に文句を言ってもしょうがないわけで、だから重要なのは「私達が何を選択しても自己責任である」ことから、彼らの主張、あるいは自分の考えや選択を「後に検証する」ことは非常に重要だと思うわけです。

またレバナス一本リーマンさんですが、「ではどうするのか?」という大事なところで、「副業を持て」といつもまとめる。

これって「え?」と感じるし、投資やトレードをしている視聴者は「私が知りたいのはそういうことじゃない」と多くの人が思うはず。

ただ私はリーマンさんを「投資家だと思わない方が良い」と思っていて、でも彼も投資をしているし、そこそこ成功し、FIREを達成し今ではタイのプーケットに住んでいますが、話をよく聞いてみると彼は「ネットで大きな利益を得ている」のがわかる。

それを否定するわけじゃなくて、彼の生き方と自分の生き方は違うだけのことだと思えばよいかと。

また彼の「副業を持て」というのも、ある意味、私の考え方と同じだといえば同じで、私の「投資にしてもトレードにしても、いくつかの方法を同時進行するべき」というのと同じなのね。

本業だけでは危ないという考え方は全く同じで、私も「収入のソースは2~3は持つべき」という論者です。これって商業店舗でも企業でも同じで、【主力製品は一つだけ】じゃ危なくてしょうがないのと同じ。

ただ私の場合は「大きな枠としての投資」の中で「収入ソースを複数持つ」というだけのこと。つまり、「長期投資だけ」ではなくて「超短期の投機も重要」だと考えるし、長期投資もトレードも「いくつかの手法、考え方」を【同時進行する】という意味では同じ。

その考え方の基本は「分散投資」と同じだと思えばよいのかと。重要なのはそれぞれの産み出す利益、損失に【相関関係がない方が良い】ということですね。

「どれかがコケたらアウト」という状態だけは避けるべきかと。

そういう意味で、混沌とした世界になると「サラリーマン一本足打法」で生き残れるのかどうを考えるべき時が来たと思っています。

今、フト思い出したのですが、私達がマレーシアに拠点を移そうと考えた時はまさに「リーマンショック時」だったのね。当時、マレーシアになんどか視察に来ていまして、その当時に親しくなったマレーシア在住者はそこそこいたのですが、リーマンショック時には「多くのサラリーマン(駐在、現地採用)」の知り合いがあっという間に帰国してしまった。

当然、「会社(支店)の閉鎖」もあったし、「首切り」も行われた。

で、閉鎖することはなかった日本企業の支店に勤めていた方の話を聞いて、大変だなぁと思ったことがあるんですよ。

閉鎖はなかったものの「リストラ」はあったのね。で、日本企業の支店で働く日本人ということは「それなりの地位がある」人たちだったのだけれど、【誰を残すか】でいろいろあったと聞きました。ある部門では「責任者は一人で良い」となれば、3人いたとすれば二人は不要なわけで、帰国命令なら逆に喜ぶ人もいたのだろうけれど、日本の本社だってリーマンショックで大騒ぎで、「自分の椅子がない」人もいたと。当然、「解雇」もあったわけで、その時に「仲間内で生き残りを賭けた争い」が起きたらしいのね。

ま、企業内では常にそういう緊張感ってどこにでもあるのだろうけれど、何年も仲良くやっていた仲間同士で「足の引っ張り合いが起きた」と。そしてそれは結構辛かったなんて話を聞いたことがある。

私はそもそも大手企業に勤めたこともないし、そういう厳しさを経験したことがないのでわかりませんが、そんなこんなで「マレーシアから日本人が大きく減った」時期もあった。その中では様々な人間模様があったと思うし、泣いた人も笑った人もいたんでしょう。

ま、それが人生だと割り切っている人も多いのだろうとは思うけれど、自分の人生を他者、あるいは同僚が決めるという世界は恐ろしいと思いました。

その後また何年か経って、再びマレーシアに日本人が戻って来る時代もあったわけで、また若い人たちがマレーシアに渡ってきて「現地採用」も増えて今に至るのだろうと思いますが、そういう自分で自分の人生をコントロールできない時代は常に来る「波」のようなもので、それへの「対処」はやっぱり考えておくべきだろうと思ったり。

リーマン・ショック時は「どこへ行っても大変な時代」だったわけで、「日本に帰ってまたやり直せば良い」というわけにも行かなかった時代。

そして同じようなことは「またいつか起きる」と想定するべきなんだろうと思うわけです。

私の人生の中で、かつてアメリカに渡った人たち(駐在員含む)、そしてオーストラリアで起きたことも見てきましたが、中には「日本に帰る事もできなかった」人も結構いて、悪行に手を出す人もいたし、「そういう仲間同士のネットワーク」を作って、新しく渡ってきた夢ばかりで舞い上がっている日本人をカモにするグループがいたり。

本当に人生いろいろで、いつ自分がどう堕ちていくのかもわからないのね。

でも若いうちから「自分が生きていけるいくつかの選択肢」を持っていれば、助かるケースは多いんじゃなかろうか。

でも今からアメリカのあるいはオルカンのETFを持って資産形成すればどうにか老後は安泰だろうとか、そんな程度でどうにかなるなら苦労する人っていないのね。老後苦労している人は多いけれど、彼らとて何も考えていなかったなんてことはありえないわけで、その辺はしっかり考えないと危ないと思います。

特に流行りのFIREは本当に危なくて、若いうちは何があってもやり直しも効くけれど、40代50代になって失敗したら「どう自分は再起できるのか」を想像するのはヒジョ~~に大事だと思います。

FIREとは「死ぬまで自己責任で稼ぎ続けなければならない個人事業主となるだけ」のこと

若い方は気をつけてくださいね~~~。

 

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