石破氏の人気が高かった(過去形)の理由がわかった

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昔から「次期総理は誰が良いか?」というアンケートに必ず名前が出てきたのが「石破氏」。

私はなぜ彼がそれほど国民に人気があるのかわからなかったんですよ。

ところがあるネット番組で石破氏の話を聞いていたら「ああ、こういうことかぁ」と思った。

その動画を紹介します。

このネット番組は「ReHaQ(リハック)」という非常に興味ある番組の動画で、かつて「日経テレ東大学」というYouTubeチャンネルを制作し登録者数がうなぎ登りだった素晴らしい番組だったのに「突然の閉鎖」を上層部に決められ、それをきっかけにテレビ東京を退職した「高橋弘樹氏」という敏腕プロデューサーが立ち上げた番組。

この高橋弘樹氏はかなり優秀だと私は思っていて、あの兵庫県知事のドタバタの時も番組で扱い、出演者には結構するどい質問をしたり、意見が違う双方からうまく話を引き出したりして「視聴者に問題点が浮き上がって理解できるような進行をする」のね。上辺だけの話をダラダラするような、させるようなプロデューサーじゃない。だからこそ前の日経テレ東大学も人気が凄かったのだろうけど、彼が「問題点を解き明かすのを日経新聞が良しとしなかった」のだと思うのね。だから日経新聞は番組を中止すると決めてテレビ東京もそれを受けたのだろうと【誰しもが思った】はず。

そんな彼が新しい番組の中で石破氏の単独インタビューをするとなれば、これは面白いことになるだろうと思ったんですよ。インタビューの場所は「首相官邸」だし、高橋弘樹がどこまで石破氏をタジタジさせて「本音を引き出すのか」が楽しみでした。

でもやっぱり彼も「立場」があるんでしょうね。首相官邸での単独インタビューが出来るだけでも凄いことで、そんな機会を与えてくれる石破氏が恥をかくようなツッコミを入れられるわけもない。

そういう意味で私としてはガッカリでもあったのですが、しかし「石破氏が何を理想としているのか」は良くわかったし、石破氏が所信表明で言った「楽しい日本」ってなんなんだ?という疑問も解けた。

淡々と話す石破氏の話を聞いて思ったのが「あああ、これが人気がある要因か」ということ。

やっぱり石破氏は40年も議員をやっているし、彼なりに勉強もしてきたわけで、【理想を語るのは半端じゃなく上手い】のね。そして話し方が非常にわかりやすい。それを聞いて、ああ、これが人気の秘密かと思った。

石破氏は全国をこまめに回るし、小さな集会にも顔を出して、それも顔を出すだけじゃなくてちゃんと終わりまで出席して参加者とのコミュニケーションをしっかり取るタイプ。そんな彼が喋る「日本があるべき理想」「自分がやりたいこと」をわかりやすく喋られれば、そりゃ田舎のジーさんバーさんはコロッとやられちゃうだろうと思った。

私だって、あの彼の喋りだけを聞いていたら「悪くないじゃん」なんて思いますもの。

そういう見方をしていた国民にしてみれば、「なんで石破氏は冷や飯ばかり食わされるのだろう」と疑問に持つのも当然だと思う。

そして思い出すのは「石破氏にそろそろ総理をやらせてやっても良いのじゃないか」という声も多かったこと。

これって男性が女性に「僕は君のことは絶対に裏切らない。必ず幸せにしてみせる」と自信と誠意たっぷりに言ってその気にさせるのと同じだと思った。ま、我が家も似たようなもんだけど。(笑)

でもねぇ、私みたいに口だけでは信用しないタイプは、「実際に何をしたのか、しなかったのか」を逐一調べるわけで、そうすると「具体的なことは言わない」「コロコロ言うことが変わる」「都合が悪いとすぐ逃げる」「責任を他になすりつける」というような事例がゴロゴロ出てくるのね。要は「信用できないやつの典型」なわけで、特に「責任感がなくてすぐ逃げる」ようなのは政治家として、あるいは諸官庁のトップになったら非常にうまくない。そして彼の人物像を自衛隊のOBや他の政治家が喋っているのを聞くと「彼に煮え湯を飲まされたことがある」という話がまた多く出てくるのね。「彼は後ろから仲間の背をナイフで刺す」という人も多くいて、その代表が「麻生さんが総理時代に、麻生さんを支えるのではなくて辞めるべきだと通告した逸話」なんでしょう。

ま、そういう彼の性格は総裁選の前後、総理になってからの言動からもかなり見れるわけで、もし彼の言動チェックをしなかったら「良いやつじゃん」となるのもしょうがないし、それだけに「裏切られた人たちの怨念は積み重なる」んでしょう。だから安倍さんは「絶対に総理にしてはならない人として石破氏の名前を出すことを周辺にも憚らなかった」し、石破氏の派閥も維持できない、前の総裁選では20人の推薦人も集まらなかったこともあったし、総裁になっても内閣は「二軍、三軍の寄せ集め」とか「クズばかり」といういう専門家が多いのでしょう。私は石破氏と常に動いてきた「平将明(たいらまさあき)衆議院議員 デジタル行財政改革担当大臣」だけは良いと思っているのだけれど、彼がなぜ石破氏を推すのかは私には理解の外。

ま、そんな背景があるのを前提として、ちょっとこのリハックの単独インタビューを聞いて欲しいのです。

ポイントは「彼の理想」じゃなくて、「彼がリードしてやろうとしている具体策」があるのかないのか。

最近の石破氏の話もめちゃくちゃで、区民民主党が掲げた103万円の壁の変更案ですが、国民、公明との三党協議の時に「178万円を目指して努力する」と公言したのに、今「政府与党は150万円への変更を検討している」という報道を受けて、「検討しているとは認識していない」と発言。これじゃ関係者はずっこけるなんてもんじゃないと思う。でも衆院本会議では「法案提出に向けた作業をしている」と細かいことは言わずに逃げた。

お得意の「議論を重ねなければならない」というのと同じで、政治家として「自分はこうしたい」というのがないのね。総理とは「調整役」だと思っているように見えるし、リーダーの資質を私はやっぱり彼に感じることは出来ない。

こういうところが私は「口だけオバマ氏」と似ていると思う。

でも国民は「口だけ」に乗せられるんでしょう。

でももうそういうのはたくさんだとアメリカ国民が立ち上がったのだと私は思うし、それがトランプが選ばれた理由だと思っています。

  
 
 

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