トランプのやり方って強引だけれど、それだけアメリカ政府の借金+金利負担は恐ろしいことになっているってことじゃないかと アメリカ、そして米ドルが崩壊する時が近づいているような気がする

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しかしトランプ政権の改革スピード感って凄いものがありますね。

そしてやることが強引で「革命」と言っても良いと思う。

ただ「ウクライナ戦争の停戦」に関しては、「ロシアの肩を持つ」様に見えるし、ウクライナからお金をふんだくろうとしているようにも見える。バイデンが約束した「無償支援」に関しても、トランプは「それは貸したのだ」みたいな言い方をする。

関税に関しても「課税率は大きい」し、輸出国は大慌てだけれど、増税分は「値引きという形で輸出側が負担」するか、「購入者であるアメリカ国民が支払う」ことになるにしても、アメリカ政府としての収入は「巨額」になると言って良いはず。

そしてイーロン・マスクも「歳出削減」では大鉈を振り続けている。

これってやっぱり「それだけアメリカ政府の借金は莫大」でこのまま行けばアメリカは必ず破綻すると読んでいるからじゃないかと思ったり。

金利負担だけでも「軍事大国のアメリカの防衛費を超えた」し、日本の国家予算より多い額をアメリカ政府は支払ってる。

FRBはインフレが続いているのに「金利を下げる」方向を見ているのは「アメリカ政府の金利負担を下げなければならない」からだと考えるのが順当で、また金利が上がった(債券価格は下がった)ことによる銀行の含み損が莫大で、そんな時に「あの銀行は危ない」なんて噂が流れば「取り付け騒ぎ」になるわけで、それで倒産してしまった銀行もあった。

それは最近のイギリスを見ても「同じことが起きている」のは見えるし、「金利を下げた」のに「インフレ懸念は続いている」という。インフレなのに金利を下げるっておかしいじゃないですか。でも金利を下げないと「景気がもたない」ことも意味しているんでしょう。でもインフレ。

まさに「スタグフレーション」に入ってしまっているわけで、「景気が悪い中のインフレ」が起きている。最悪じゃないですか。

私は「トランプの関税の値上げ」のインパクトはかなり大きくて「インフレが再燃する」と読んでいて、だからこそトランプは「エネルギー価格を下げることに一生懸命」なわけですが、それでインフレを抑えられるとも思えず。

日本は「金利を上げる」という世界とは逆の動きをしているけれど、私から見るとこれは「銀行救済」の意味合いが強く、金利を上げて利益を出させるだけじゃなくて、金利を上げたのと同時に「日銀に銀行が持つ当座預金」の利率も上げて、それだけで今後は毎年1兆2000億円を銀行が手にする。そもそも当座預金に金利を付けるなんて前代未聞のことをやっているのに、プラスアルファの金利支払いを国民に知らせることもなく決めた。そのクセ、いつも「財源がない」と国民を苦しめる。

「インフレだから金利を上げる」のも「コストプッシュ型のインフレ」は景気が良くて需要が旺盛ではないわけで、そんな時に金利を上げたら日本経済はどうなるんですかね。せめて国民民主党が掲げる「手取りを増やす」政策を取るなら、バランスも取れるのにそれを願う国民の声は無視して、「予算を通すだけのために安易に維新と組んだ」のは私も驚きで、そのしっぺ返しは参院選で見えるだろうし、「絶対に見せなければならない」と思っています。

金利が上がれば「円高」に動いて、それを喜ぶ国民は多いにしても「日本企業の収益は減る」わけで、そして借金がしずらくなるのは企業も国民も同じで、景気が悪いのにそんなことをして大丈夫なのかどうか。

私は「スタグフレーションをどう解決するべきか」に関しては全く知識も考えもないので、どうあるべきかなんて全くわからないのだけれど、世界は「かなり危ないことをやっている」ような気がしてなりません。

ただ「どの国の政府も借金は多い」ことから、「インフレは歓迎こそしないけれど容認する」んじゃないかと疑っています。もしインフレで物価が2倍になれば、「借金の額面は変わらなくても価値は2分の1になる」わけだから。そして動くお金が大きくなれば「税収も増える」わけで、政府は「インフレ退治」を国民には言うけれど、「本音はインフレ政策を取りたい」んじゃないかなぁ。でもそんな「思惑」は世界のどの政府も絶対に国民には見せない。

ただ問題は「国民の不満は激増する」わけで、でも政府は「インフレは政府のせいではない」という形さえ取れれば、政権批判からも逃れられる。

多大な借金にしても政府の都合が悪いときの解決策のベストなのは「戦争」でしょう。「ガラガラポンのリセット」みたいなもんで「あの国が悪い。戦うしか無い」というメンツが保てれば政府の責任は逃れられるし、それどころか国民も「戦うべし」と盛り上がれば、政府としては御の字じゃなかろうか。

そしてそうやってきたのが「世界の歴史」でもあって、「経済が行き詰まれば戦争を起こす」のは歴史が証明している。

もちろん戦争をしないで済めばよいのは間違いがないし、アメリカの場合は「戦争好きで利権を漁った」なのは第二次世界大戦後のアメリカでしかなくて、そもそもアメリカは建国以来「モンロー主義」で【他国には口出ししない国】のはず。トランプは「戦争嫌い」と言われるけれど、戦争嫌いというよりは「モンロー主義」というべきじゃないのかと思う。だからウクライナ戦争も「アメリカの問題ではなくてヨーロッパの問題」だというし、「支援もしたくない」のが本音でしょう。でも「武器を買ってくれるのは良い」わけで、ヨーロッパ諸国がアメリカの武器を買い、ウクライナに提供するのは問題がないし、ウクライナがアメリカから直接援助が欲しいとするなら「対価を払え」となるのもわかる。

では「ロシアを甘やかすのはなぜか」だけれど、私はやっぱりトランプは「大きな視野で世界とその将来を見ている」と思うのね。当然、残念だけれどそこに「ウクライナを何が何でも助ける」という考え方は無いと思うし、「ロシアを孤立させてはならない」という考え方が基本にあって、これからの中国との覇権争いを重視すれば「ロシアはアメリカ側につかせる必要がある」となるはず。

そしてそもそも「ウクライナ戦争」は民主党が長年ロシアを打ち負かそうとしていた計画の一部であると私も思うし、NATOの勢力拡大をプーチンがどれほど嫌がってもそれを進めてきたし、そしてその勢力の後ろには軍産複合体やウォール街も付いているわけで、それらを含めたディープステート(この言い方は私は好きではない)と戦う姿勢を崩さないトランプとしては「ロシアをやっつけてウクライナを助ける」のは反トランプ勢の計画に乗ることになると考えているんじゃないかなぁ。

そして「ロシアが負ける」のはロシアが弱体化するというより、「世界の混乱の種になる」と私は思っていて、ソ連の崩壊時には西側がソ連の資産を食い漁ったし、今のロシアが崩壊するようなことになったら、「核を含むロシアの軍事技術の流出」は絶対に世界のためにはならないと思う。もちろん今でも北朝鮮やイランに技術をながしているにしても、「崩壊したロシアに火事場泥棒があふれる」ような状況になったら世界の混乱は半端じゃないと思うし、当然、その分、中国もより強くなることを意味する。

ロシアがウクライナに侵攻したのは「アメリカの民主党のせい」だとトランプは確信を持っていて、ウクライナも可愛そうだけれど、「ロシアも被害者」だという認識をトランプが持っているような気がするんですよ。それは前期のトランプ大統領や安倍さん、プーチンがどういう付き合いをしてどんな未来を描いていたのか想像すると見えてくるような気がします。

私達は「とにかくプーチンが悪い」という考え方をしっかり埋め込まれてしまっているわけで、これってまさに「かつて戦前に日本を陥れて潰そうとした欧米の考え方」と同じじゃないかと思う。当時暗躍したのはコミンテルンなのは戦後の研究でわかっているわけで、今のアメリカが「ディープステートに動かされている」ことからも、トランプは「それを壊したい」と考えているような気がします。そしてロシアだけれど、過去のロシア、ソ連と現代のロシアは違っていて、「共産主義国ではない」ところに注目するべきかもしれない。

かつて冷戦時代にソ連と敵対して時、アメリカはキッシンジャーを使って「中国に取り入った」わけですよね。いま、それと同じような形で「ロシアに目を向けている」のだと思うんですよ。その基本にあるのは「世界の勢力地図」をどうつくるかということ。それが世界で一番重要なことで「ウクライナがどうこうじゃない」のだと思う。日本が蚊帳の外で「アメリカと中国が国交を結んだ」のと同じに感じます。

つまり、全ては「対中政策の一貫」と考えると辻褄があってくる。

ただ「約束を守らないロシア」というイメージは私も持っていて、トランプがロシアに近づき取り込もうという計画があったとしてもそれがうまくいくかどうかは甚だ疑問。ただ、ロシア=アメリカ=中国という3国を考えた場合、アメリカはロシアを取り込むのは難しいにしても「絶対にその努力はするべきこと」なのは間違いないと思うわけです。

トランプは強引だし、歳出を減らし歳入を増やすことに異常なほどの執念を燃やしているように見えるけれど、今のアメリカ政府が持つ莫大な負債と金利負担、経済状況、BRICSの台頭、中国の脅威を考えれば、全て辻褄が合うような気もしています。

で、ウクライナがどうなるかですが、私の理念としては「力による現状変更は駄目」「ロシアはウクライナから撤退すべし」と思うけれど、それは理想論であり、日本の北方領土や竹島もそうだけれど、「返さない」と相手が言えばじゃぁどうするのかって話で、「強引にやったやつが勝つ」のは世の常。そもそもチベットやウィグル、香港でさえも国際社会は無力なのを見せつけられたじゃないですか。

だからウクライナがここは「涙をのむ」形にならざるを得ないし、その代わり、「ウクライナは核武装する」方向になると思う。

アメリカの問題点は「新たなインフレ」だと私は思っていて、それをトランプが本当に抑え込む気があるかどうかは疑問。そしてそれともつながる「アメリカ株式市場の暴落」の危機があるのは間違いなく見えているわけで、それが起きれば「トランプの命取りになる」のも間違いないと思うんですよ。アメリカ国民が株式投資をしている割合は高く、「株式を高値で維持する」のは「政権の至上命題」だと思うし、だからこそバイデン政権では湯水のごとくお金をばらまいて株式市場も潤おした。

でもその実態はといえば、マグニフィセント・セブンと呼ばれるたった7社が株高を支えていて、S&P500から7社を引いた493社を見てみると「株式市場は絶好調なんてのは幻想」なのがわかる。中心は「AI」だけれど、逆にそれをアメリカから差し引いたら何が残るのかとも思う。

「砂上の楼閣」という言葉が今のアメリカに合っていると私は思っていて、トランプが慌てるようにそして強引に進める改革を「なぜそこまでやるのか」はアメリカの砂上の楼閣が崩れだしているのを感じ取っているからじゃなかろうか。それは株式市場の暴落なんてことじゃなくて、アメリカそのもののが「危険水域にある」ってことじゃないかと。それを感じ取っているのがBRICSでもあって、彼らが団結力を高めていて、他の多くの国々(マレーシア含む)がBRICSに加入する意思を表明しているのは「アメリカはそのうち崩れる」ことを予見しているからじゃないかと思ったり。

だからこそ、トランプは異常なスピードで、それも強引に改革を進めているのだろうと思うわけです。

ウクライナ関係で揉めているけれど、ウクライナはトランプの眼中にも無いのは間違いがないと私は思っていて、「それどころじゃないだろう。アメリカのお尻にはもう火がついている」とトランプは考えていると思うし、でも「アメリカの危機」をトランプは国民にちゃんと説明しているとは思えないのね。

それは私達もそうだけれど、「本当に大きな大震災が来ると政府が予測した」場合、「それを国民に知らせるべきか否か」は悩むところなのと同じじゃないかと。

確実ではない予測を流しただけで、国は大混乱になるのはわかりきっているわけだから。

ましてや多くの国民は「株式市場はまだまだ大丈夫だ~~♫」なんて調子こいているのだから。

ウォーレン・バフェットが莫大な資産の「キャッシュポジションを増やした」ことを簡単に考えるべきじゃないと思う。でも逆にバフェットはリップサービスをするというか、「常に強気に見える発言」もするのね。最近、また「日本株が良い」みたいなことを言い出しているらしいけれど、私はそんなことより「大投資家がキャッシュポジションを増やしたのはなぜか」の方が何百倍も気になっています。注目すべきは「何を言ったのか」ではなくて「何をしたのか」だと思う。

ヨーロッパも中国も経済は崩れだしていて世界はカオス状態に入ったと私は感じるし、そして不景気のインフレという「スタグフレーション」を私は経験したこともないし、経済学的にどうそれに対処するべきかも全くわからないし、FRBにしても日銀にしても過去の金融政策が成功してきたとは全く思えないどころか、日本の場合は下手に動いて「バブルの崩壊」を呼び込んでしまったし、世界の指導者に任せておけば良いなんて全く思えずにいます。

インフレと不景気にいかに対処するか。これは個人で解決策を見つけるしか無いと思っています。「流れに身を任す」と今まで通り「益々、貧富のさは広がるばかり」だと私は思う。

ただ私の場合、長期投資は債券投資で、これをどう変化させるべきかの知識も経験もなく、「今まで通り」でやるしか無い状態。つまり「大きなインフレには無力」で、「どんどん資産価値が減っていくのを見ていることしかできない」のね。

それは「為替変動」も同じで、今の世界の大きな流れは「ドル安の方向を向いている」と思うけれど、私の資産のほぼ全てはドル建てだから「ドル安の直撃を受ける」のはわかっていても、また他の通貨に替えるべきだとしても何に替えるべきかが全く見えない。またかつて「日本円から豪ドル、そして米ドルへ」と全資産を移したなんてことはもう怖くて出来ない。そしてドル建て資産の「為替ヘッジ」をするのも簡単にはいかない。

つまり全て放置するしか無い状態。

できることは「デイトレ」で頑張って稼いで、なおかつ長期投資の損失、あるいは目減り分もデイトレで稼ぐべく、本腰を入れないと全てが崩れる可能性すらあると思っています。というか、そのぐらいのつもりで頑張らないと世の中の動きに負けるのはほぼ確実。ボーっとしている暇はない。

このブログの読者の方々は、今の世界、アメリカの動きをどう見て、どんな将来が来て、自分はどうするべきと考えているのでしょうか。

それぞれの立場の違いで全く違う予想、対処方法を考えていると思いますし、それをそれぞれが理解することも簡単ではないと思う。

でも皆さんがどんな道、方向を選ぶにしても、うまくいくことを心底願っています。

「常に最悪を想定して対処方法を考える」のは私の生き方そのもので、もしも心配することが起きないとしたら、「何もなくてよかったね」で終わるようにすればよいと思う。ここで重要なのは「何かうまくないことが起きる」という予測で動いてしまって、「何も起きなかった場合、それが原因で自滅すること」だと思う。

たとえば「直下型大地震は必ず来る」と想定して、都心にある家や資産は売り払い、会社も閉めて仕事もやめて「長野の山奥に逃げる」としても、何も起きなかった場合それで良いのかってことになって、それはやっぱり「ギャンブルでしかない」じゃないですか。だから「対処方法や逃げ方」って簡単じゃなくて「現状は維持しつつ万が一の時には逃げられる方法」を考えないとならない。

つまり株式投資も同じで、「危なさそうだから、今すぐ全て撤退、引き上げる」のではなくて、【予兆が見えたら逃げる】事で十分なケースが多いはずで、その瞬間をできるだけ引き付けてタイミングを見るのが重要となる。

それが「流れに乗る」という意味だと私は思う。誰がなんと言おうと、どんな経済指標が出ていようと、ウォーレン・バフェットが大量に売り逃げようと関係なくて、「真実は眼の前の値動きだけ」なのね。そして「それだけを重視する」のが私のやりかたです。世の中のすべての人が「売りだ~~~」と言い出しても私はそれを重視しない。でも世の中の動きや論評、解説を無視することはないし、想定はそういう情報からする。ただそれを基本として行動することはないと言う意味。

ではどうするか。それは2024年8月の日経平均のちょっとした暴落で大損した人たちが多いらしいけれど、本当にそれは逃げることが出来なかったのか。

これは日経225先物の日足チャートの一例。8月の動きを見てください。どんなチャートだろうと「流れを見ることができるもの」はあるわけで、それを見るクセを付けておけばそれなりの流れは見えるはずなのね。でもそれは「天気予報と同じ」で【将来がわかるわけじゃない】のは当たり前。でも天気予報を無視するのは私は愚策だと思うわけです。

あるいは「今は天気か雨が降っているのか」を見るだけでも意味がある。

それは為替も同じで、「将来のことはわからない」にしても【今の流れはどうなのか】を掴むことは出来るはず。

ちなみにこのチャートの設定では「いくつかの指標」がそれぞれのサインを出していますが、「サイン通りに売買するのではない」のであって、「サインの逆はやらない」という使い方を私はしています。

例えば「緑だから買い」「Buyサインだから買い」と使うのではなくて、自分がショートポジションを持っていた時に緑になったりBuyサインが出たら、【そこでは絶対にショートポジションを持っていてはならない】という使い方。

ま、言葉で説明するのは簡単ではないですが、使っているうちに「クセがわかる」ようになりますし、それを考えたうえで使わないと駄目で、「サイン通りに売買すれば良い」なんて都合の良い物は存在しないと言って良いはず。

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