トランプはアメリカ政府の「莫大な負債、莫大な利払い」をどうにかしようとしているわけですが、今までの「国債を売ってお金を集める」のではなくて、「担保証券を売る」ようにする様子。つまり「国債には担保がない」わけですが、「担保がある証券」、つまり【信用度のある証券】を出すつもりなのは本当らしい。
何を担保にするのか?
ここで出てくるのがなんと「ビットコイン」。
ビットコインを担保にするには「アメリカ政府はビットコインを保有しないとならない」わけで、これから「ビットコインを買い集める」ことになるらしい。
すでに「大統領令」は出ていますが、それは「大統領が変われば破棄される可能性がある」ので、「法律として制定してしまおう」ということのようす。
ビットコインを買い集めると言っても「ビットコインの価格は変化する」わけで、どのくらいの価格までアメリカ政府としては許容するかというと、な、な、なんと「70万ドル」前後の価格になるらしい。今現在は87000ドル辺り。
また「ビットコインを買う原資」ですが、税金を使うとなればまたお金を刷って負債として持たなければならず、それでは意味がないので、ここでマジックをつかうらしい。FRBが保有している「金(ゴールド)」の簿価が非常に安いそうで(1トロイオンス=42.2222ドル)、その金(ゴールド)を財務省に動かして、次にFRBに【証券】として持たす時に「時価」とすると「3000ドルー42.2222ドル」の差額ができる。その分は「FRBが印刷して財務省に渡す」ことになる。
錬金術ですね。そのお金は税金でもなければ、借金でもない。
で、その差額は7680億ドルで、それが財務省の銀行口座に入金される。
これを原資としてビットコインを買うらしい。7680億ドルって日本円で118兆円?
どのくらいのビットコインを買うのかも「法案」に記載されているそうで、20万ビットコインを5年に渡り買い上げ、トータルで100万ビットコインを持つらしい。
7680億ドルで100万ビットコインを買うということは、1ビットコインが76万8000ドルまでなら「買い上がる」ということになる。
マジっすかね。今現在のビットコインは約87000ドル。
もしこの値段から買い始めると、「安く買える」ことになるし、将来とんでもなく値上がっても「平均値で76万8000ドル以内ならOK」という計算になるし、100万ドルを超えてもまだ買ってくるということになりませんかね?
今から10倍の価格に値上がりしても「アメリカ政府はビットコインを買います」ということ。( ̄口 ̄∥)
どう思います?
ビットコインが将来的に今の10倍以上になりますかね。ああ、5年間で100万ビットコインを買うというのだから、5年以内に10倍になる可能性がある。
でもこれって「アメリカ政府を利用して金儲けを考える勢力が存在する」としか私には思えないし、それがトランプやイーロン・マスクだなんて考えられない。
でも「政府は5年で100万ビットコインを買う」という法案で、それに使うお金は7680億ドルとほぼ決まっているわけだから(金=ゴールドの値動きによって変わる)、これって「皆さん、今から10倍になっても100万ビットコインを買いますから、売ってくださいね~」というのと同じ。
これって会社の買収の「TOB(株式公開買付け)」と似たようなものだと思うのだけれど、「今の価格の10倍でも買います」っていうバカがいますかね。
「皆さんがどんどん値を吊り上げても買います」と言っているのと同じ。
これじゃアメリカ政府が食い物にされるのと同じじゃないですか。でもそれを言うということは「10倍どころじゃないもっと高くなる」という読みがあるからじゃない?あるいは「もっと高くする施策がある」のか。
また実際に大きく値上がりしたとして、それを担保にして証券を売ってお金を集めるにしても、ビットコインが担保ということは「ビットコインの値動きとともに【既発証券】の市場価格も動く」ってことですよね?それって「債券の発行体の信用度を表すレーティングが常に大きく変化する」みたいなことになる?それじゃ値動きによっては「アメリカの信用問題にもなりそう」だけれど大丈夫なのだろうか。
トランプはビットコインに絶対的な信頼をおいていて、「将来的には必ずビットコインは大きく値上がりする」という読みがあるのかなぁ。でももしも「アメリカ政府の買値より大きくビットコインが値上がりしたら面白いことになる」だろうとは思うけれど、いくらトランプがビジネスマンだとしても、そんなギャンブルに近いようなことをアメリカ政府がやるのってどうにも違和感があります。
でも「それだけアメリカの財政事情は切羽詰まっている」ことの【証(あかし)】かもしれなくて、こういうことまでするということは、すなわち「アメリカそのものの凋落が決まって、アメリカ関連を全て売り対象と見るのが正解」のような気もしてきます。「倒産間際の企業がなりふり構わずおかしなことを始めた」みたいな。
そもそもこの計画の規模は「1兆ドル以下」ですよね。これって「日本の国家予算より大きい」けれど、うまく行ったところでアメリカ政府の負債って36兆ドルもある。焼け石に水ってこういうことを言うんじゃなかろうか。
でもビットコインが「アメリカ政府が買った平均値より、もっと高い値」つまり、極端に言えば、例えば1ビットコインが今の100倍以上の700万ドルまで上がれば、それを担保にした証券は「10兆ドルぐらいは発行できる」計算になる。そして償還日の返金は「その時のビットコインの値」によるわけだから、「ビットコインを売却すればよい」ってこと?いやいや、違うか。100万ドルの証券は償還日には100万ドル+利子を返すわけで、その時点でビットコインが値上がりしていればアメリカ政府はかなり儲かる。逆に大きく下落していたら「その差額分を調達しないとならない」。これってギャンブルそのものじゃないですか。
でもねぇ、「インフレ政策」を取って、【これから2倍3倍のインフレ】を起こせば実質的な負債は2分の1、3分の1になる。それとの合せ技か?でもその時には「金利は上がる」のは間違いがなくて、それの悪影響の大きさのほうが凄いだろうし、なおかつ国民生活を直撃する。
やっぱり今のアメリカって「倒産間際」で大慌てしていてなんでもありになっている企業みたいに見える。でもそこまで追い込んだのは「異常なほどお金をばら撒いた歴代の政権であり(民主党はお金をばらまく大きな政府を作りたい)(共和党が狙うのは小さな政府)、その中でも大盤振る舞いしたのがバイデン政権でもある」し、【公金チューチューが蔓延していた】といえる。トランプとイーロンマスクはその後始末をしているようなもんで、トランプは口に出して言えないにしても「国民も責任を取る必要がある」と思っているんじゃないですかね。かつて「バラマキ政策の民主党」を選んだのは国民だし、株の異常な値上がりで大喜びしていたのも国民。でもこれからもっとインフレになり、金利も上がってくれば株式市場は暴落するだろうし、輸入品の関税が増えるのも「支払うのは国民」で、国民の生活は苦しくなる。となれば「とにかく金をばら撒け」と、また民主党が選ばれることになりそう。去年の大統領選でトランプじゃなくてハリスが当選していたらどうなったんだろうか。
日本は国民民主党の支持率上昇が凄いし、消費税を撤廃しろというれいわ新選組の支持率もかなり高い。石破政権は「103万円の壁を壊す」話は【原資がない】と無視したけれど、日本国民は【もっとお金をばらまけ】と言っているのと同じようなもの。それは「国民の悲痛な叫び」であるのは間違いがないけれど、それに簡単に乗ってしまうと「アメリカ民主党と同じ」かもしれず、一体どうあるべきかは私にはわからない。
私も「財務省解体に賛成」で、すくなくとも「歳入庁を分離して作るべき」と思っているんだけれど、そして「積極財政派」でもあるのだけれど、もしかしたら「ドケチ丸出しの財務省が正しい」のかなと思う部分もあるのね。ただ少なくとも「民意は違う」わけで、たとえ破滅の道を国民が選ぼうと、私はそれで良いと思うのね。やっぱり「歯止めとしての国会議員がいる」わけで、国民の言うことが全てそのまま政治に反映されるとは思わないし。でも私としては「国民が選んだわけでもない公務員が日本の将来を決めている」のが何よりも気に入らない。
ただ、「巷の勝ち組はもっと大勝ち出来るように動いている」ようで、アメリカも日本も【沈む船から持ち逃げできるものは持って逃げようとしている】ように見えないこともない。皆が「政府を食い物にしている」ような感じもする。
そういう意味での「グレートリセット」つまり、【大精算】が起きても全く不思議じゃないような気がします。
アメリカの衰退って私がなんとなくイメージしているものとは【規模が全く違う恐ろしいもの】かもしれない。そしてその後を歩いているのが日本だし、世界各国も似たようなもの。私達が信じてきた資本主義や自由主義の【終焉】が起きてもおかしくない。
でもアメリカも日本も「突然死」することはなくて、でも「坂を転げ落ちている」状態なのは間違いないような気がするなぁ。こういうことって歴史的にも頻繁に起きていて、「戦争でリセットする」のが世の中の常なのかもですね。ロシアに関しても昔の「アフガン侵攻」も「ウクライナ侵攻」もロシアサイドから見れば「生き延びるための選択、賭け」に見える。それは日本の真珠湾攻撃も同じで、アメリカに突きつけられた「ハル・ノート」の内容を受け入れるということは「日本がまた江戸時代に戻ることを意味する」と考えてもしょうがないと思う。
しかしどんな時代にどんなことが起きても「国民の自分で稼ぐ力」が問われるわけで、政府や企業におんぶに抱っこで生きていけるなんてのは「幻想」だったのかもしれない。
でもま「皆が野良犬のように生きる時代」が来るとしたら、私が生きてきた世界そのものだし、「おお、上等だ。やってやろうじゃないか」という気持ちが私の中にはある。(笑)
それでもなんだか気持ち的には寂しくて残念だし、所詮、人間も大自然の摂理から逃れることは出来ないってことなんだろうと思う。科学技術が大きく進歩してきたけれど、人間はこんな程度の生き方しかできないのかと思うとガッカリもする。競争が激しくて弱肉強食で格差が大きな世界を望んで頑張ってきたわけじゃないですもんね。
日本人の年寄りはまだ「♫ボロは着てても~~ 心は錦ぃ~~~~♫」みたいな価値観は残っていると思うけれど、豊かな世界、それも「政府や企業への他力本願、依存体質」で生きてきた人が多い日本がこれからどうなるか想像すると、やっぱり私には明るい未来は見えてこない。「頑張ってやってきたのだから、政府も企業も責任を取れ」なんてのが通用しないのが野良犬の世界。
でも今の好景気でもなんでもない日本でも「富裕層、超富裕層がどんどん増えている」なんてニュースを見ると、「これからはもっと格差が広がる」のは間違いがないのだろうとも思う。
AIがもっと発達して「政治も経済もAIに決めさせた方が良い」と本当に考える人たちが増えて「AI真理教」みたいなのが立ち上がるなんてのも冗談には思えない。
なんだかもう頭がボケている私には今の状況がよく理解できません。でも「かつてのような家族で団結して生き抜く時代に戻るしかない」のは間違いがないと思っていて、ダボ家はその辺をしっかりやっていこうと思う。
で、ビットコインを担保にした証券を売る話に戻りますが、100万ドルの証券に100万ドル相当のビットコインを担保にして売るとなれば、その発売日の「ビットコインの価格によってビットコインの枚数が変わる」ってことですよね。
つまり、その時に、ビットコインがとんでもなく値上がりして、100万ドルだったとして、アメリカ政府としては「買った値が10万ドルだとしたら、とんでもなくアメリカ政府にとって有利な証券となる。【政府が買って保有するビットコインの時価総額と同じ額の証券を売ることが出来る】ってこと。ですよね?
でもアメリカ政府は、将来のある時点ですでに100万ビットコインを手に入れて、買い増すこともしなければ、ビットコインは急落すると考えられるし、もしも「証券の販売日にビットコインの値がアメリカ政府が買い入れたビットコインの平均値より大幅に安かったらどうする」んでしょうか。
それでも「100万ドルの証券を売るのに、その時点のビットコイン100万ドル分の担保をつける」となって、ビットコインが元の木阿弥の今の価格まで値下がり」していたら【買ったときとの差額分、アメリカ政府はとんでもない大損をする】事になりませんかね。要は【成功の是非はビットコインの値動きに依存する】ってことじゃない?
なんだか仕組みそのものが私にはよくわからないなぁ。
ま、トランプの取り巻きには頭の切れる人たちが大勢付いているだろうから、馬鹿げたことにはならないのだろうとは思うけれど、「買い付け値がとんでもなく高くても買うつもり」なのを公表するって私には理解の外ですわ。
でもこれが事実だとすれば、ビットコインは値上がりするだろうし、「大きなトレンドが出来る」可能性がありますね。「買って放置で大儲け」なんてうまく行くとは思わないけれど、「注目が集まりボラティリティも高く、上げても下げてもトレンドも大きく長い」となると売買やしやすくなるかもしれない。
ということは「現物」ではなくて「Futuresでレバレッジを掛ける」のもイケるかもしれない。でも内容がはっきりしないうちには「要人の一言で乱高下」があるだろうし、レバレッジを下手に掛けたら「即死」となる。
私としては「そんなキワモノに浮気をするべきじゃない」とは思うものの、やっぱりトランプ政権が何をするのかは逐一見ていきたいし、この「ビットコインを担保にした証券を売る」となれば、トランプ政権の「目玉政策」となるはずで、そして「世界初の異色な事業計画」なわけで、やっぱりビットコインの値動きから目を離すわけには行かない。
ということで、ちょっくら「ビットコインにお付き合い」してみましょうかね。
4時間足を見ながらのトレンドフォローになるかな。レバレッジは2倍ぐらいなら大丈夫かな。それとも損切りラインをきっちり決めれば3,4倍でも良い?
あるいは、本格的にビットコインが動き出したら値幅も出るだろうから、「真剣にデイトレ」をやってみる?あああ、暗号通貨は「土日も取引」されているし24時間だから。FXや先物市場が閉まっている土日だけやるのも良いかも
う~む、仕事を増やしたくないけれど、ちょっくら前向きに考えてみます。
しかしなんでこんなことまで考えないとならないのか。なんだか本当にアホくさい世の中になったと思います。
私は商人の家の育ちですが、毎日、開店の前には店の前の通りに出て「空を見つめて天気の様子を見る」のが懐かしいです。雨が降れば売上は大きく下がるわけで、「天気でありますように」なんて願いなら店の前を掃除する生活。あとは毎日のルーチンをこなして、「お客様の笑顔を作り、増やす仕事」。お客様に感謝し、スタッフに感謝し、商品に感謝し、毎日仕事ができることに感謝し、神様に手を合わせて頑張る毎日の生活。それを親から子へ、そして孫に繋げていく生活。
でも今の時代、そんなことで生活できるとは思えなくて、ちょっと良くても「小さな世の中の変化で元も子もなくなる」ような時代。競合他社があれば「一緒に業界を盛り上げよう」ではなくて、どうやって彼らより一歩前に出るか、そんな事ばかり考える時代。
会社も同じで、「一丸となって頑張ろう~」なんてのが表向きにあっても、社内のそれぞれの人の立ち位置をきっちり見定めながらその中での生き残り戦略を立てないと振り落とされてしまうんじゃない?どれほど頑張っても「リストラ」なんてこともある。もう「年功序列」も「終身雇用」もない。
そして「リストラされたらゼロスタートと同じ」で、「定年退職したらただの人」で、つつましく、ひたすらつつましく生きる生活。それでも「食えない人」はごっそりいて、「ブイブイ言わせ、イケイケだった現役時代」を思い出しても全く関係ない。どうにもならない。
つまんねぇ時代だと思うわ。
私は「世間とは全く違う家族でまとまる小さなコミュニティー」を作って誰しもが同じく笑ってちょっとだけ豊かに、そしてそれぞれが他のメンバーの生活の責任を持って暮らす世界を目指しています。運命共同体で、これってもしかしたら「共産主義社会」かもしれない。(笑)
でもそれって日本の伝統的な商人、農家、漁師も同じだと思う。でもサラリーマン家庭が増えた日本では「それぞれが分断されている」のが常識となって、助け合いの精神はかなり希薄だと思う。親は子に「お前はお前の好きなように生きろ。自立しろ」と突き放すのが当たり前になった。親は子の面倒を見ない。子は親の面倒を見ない。兄弟姉妹親族も「赤の他人と同じ」になった。当然、資産(お金、仕事、技術、ノウハウ)の共有も融通さえもしない。
私としては「なんて冷たい人間関係なんだろう」と思うんですよ。そして「日本の伝統が破壊された」とさえ思うし、私はそれが良いとは思えないし、「家族主義」を貫きたい。そして家族全体が持つ「資産」、つまりお金、仕事、ありとあらゆる技術、ノウハウ、経験を共有し、融通しあって、それを次の世代に残すことに注力したい。ま、昔から商人としては普通の考え方。でも現代の商人はまた違うのかもしれないけれど、我が家は昔ながらの商人の伝統を守る。
生き残る為の戦いというのは「団体戦」であって、「個人戦」ではない。そんなのは会社も自治体も国も同じじゃないですか。そんなことは誰でもわかっているのに「家族は別で個人がバラバラで良い」と考える人が多いのが不思議。ま、それぞれが「好きな団体に入れ」ってことなんでしょうが、「赤の他人の団体が、どれほど個人を大事にするかは疑問」で、私はその中の個人は全体を動かすための「パーツ」としての価値しか認めないと思うのね。所詮、外様(とざま)で、当然、使えなければ捨てるだけ。でも「家族という団体」はそれぞれは代替可能なパーツじゃなくて、唯一無二の存在で「一人が皆の為に生き、皆が一人のために生きる世界」だと思う。「落ちこぼれは絶対に作らない」という強い意志がある。
だから止まれない、諦められない。頑張るしか無い。
でも決して辛くはないのね。それが生きがい。皆のために出来ることがあることが幸せ。そして息子たちも同じ考え方を持ってくれているのが何よりも嬉しい。
やっぱり神様に感謝ですわ。
ということで、ビットコインに注目。
なんだかかったるいけれどしょうがない。(笑)