米ドル建て「社債」を買った

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我が家は年に2,3度、社債を買います。

でもそれはタイミングを見て買うわけでもなくて、「償還された社債の乗り換え」みたいなもんで、積極的にそれで利益を狙うという考え方はない。

でも一般的に言えば「アグレッシブ」な投資方針で「ガチガチの国債」や「超優良会社の社債」も買わず、「ちょっと危ないかな~」程度の社債を中心にポートフォリオを組んでいます。だから一昨年みたいに「人生初めての大損失(クレディ・スイスのAT1債)を出した」なんてことも起きるんでしょう。あのときは年率10%以上を狙ってしまったし。(笑)

今回、そこそこ大きな債券が償還になったのですが、同じ会社の同じような社債を買うのはやめて、50%は同じ会社の普通債、もう一つは金融関係のCoco債と2つに分割。予定の利回りは「年7%ちょっと」を確保しました。

この利回りって一昔前と比べるとちょっと低いのですが、今はその所得に税金がかからないマレーシア在住ですし、生活費も安いことから、最終的には過去一と言っても良い利回り。

やっぱり「マレーシアに住む」というメリットは半端じゃなく大きい。

どの債券にするか、ポートフォリオはどうするかは、私はもうほとんどタッチしておらず、長男と次男とですったもんだしながら決めています。私は「最終的なOKを出す」だけ。

長男も次男もちょっと前までは「頭でっかちの初心者」という感じでしたが、今では債券に関しては二人共私より知識も豊富で、発行体の企業に関しては公認会計士である次男坊が徹底的に調べていますので、私が口を出さないほうが良いくらい。

でも長男が面白いことを言い出したんですよ。

「オヤジ~。債券もレバレッジが掛けられるんだね~~~」

ですと。

これは「持っている債券を担保にして借金ができる」ということですが、3倍~4倍までのレバレッジが掛けられると。

我が家のポートフォリオの中には「利回りは低いけれど比較的安全な債券もある」ことから、【それを担保にレバレッジを掛けると面白いことになるね】、なんて言い出した。

当然、即刻、却下ですし、長男も本気でレバレッジを掛けるつもりはなさそうですが、世の中のプロたちは何をやっているのかも段々わかってきた様子。

まさに「円キャリートレード」で「米ドル建て債券を買う」という考え方。

ま、天才的頭脳+AI、そして「ありとあらゆるヘッジ方法に精通している」ならその手もあるのかもしれないけれど、「万年初心者」の我が家では「触らぬ神に祟りなし」の考え方を貫いています。

また「債券ETFも良いんじゃない?」と言い出した。

でもま、それもある程度調べれば「興味も覚める」のはわかっているし、それへの返答はしませんでした。

そもそも私は「ポジションを持つ時間とリスクの大きさは比例する」という基本的な考え方がありますので、できることなら「長期投資はしたくない」のです。

でもそんなことは出来るわけもなく、それなら「リスクは比較的少ない債券にしよう」というのが我が家の方針。ま、基本的に債券の売買を頻繁にすることはないし、償還まで持つのが普通ですから「定期預金にしよう」というのと大きな差はない。(笑)

我が家では「債券投資は裏庭にお金を埋めるのと同じ」という言い回しを常にします。これは「余計なことはしない」ということと「あてにしない」「金はただの紙っぴれ、いつどうなるかわからない」という【戒め】の意味をも含んでいる非常に重要な考え方だと思っています。

でもそれは「財産保全としては良い」と思うだけで、たとえ純利で年7%で回しても「資産形成には全然足りない」のね。

ま、それはどんな目標を持つかによってまるで違うわけですが、我が家としては「中心はデイトレで稼ぐ」という考え方。

その理由は「その方が精神的に楽で、効率も良いから。それだけの理由です。

またデイトレが中心と言っても、デイトレに用意している資金は総金融資産の2%にも満たない金額で、でもそれで98%を占める債券投資より「稼ぐ」のが目標です。生活費もこれで稼ぐ。

投下資金は小さくてもリスクが高ければ意味がないですが、デイトレは「回数で稼ぐ方法」ですから、一回一回のリスクは非常に小さいのね。一銘柄で考えても債券なら数年に1度の売買。ところがデイトレだと1日10回200日として2000回の売買。利益も損失も1回毎に完結しますから、リスクを持ったま1年、数年なんてありえないわけです。当然、「ポジションを持っている時間は極端に短い」ですから、その間に「世界に大きな変化は全く無い」わけで、たとえ世界的規模の紛争や大災害が勃発しても、それにいち早く反応するのが株式市場や先物、商品市場ですから、「恐ろしいことにはならない」どころか、その眼の前の動きに乗るのが仕事ですし、「動いた理由はわからない」にしてもそれに乗りますから、世界的な大惨事、あるいは歴史的な平和への合意が突然起きたにしても、それはチャンスであってリスクにはならない。

ただし、ある日ある時、突然ニューヨークやシカゴで「核爆発」が起こり、市場機能も通信などのインフラも【一瞬に消えた】となるとどうにもならない。でも「中国がミサイルをアメリに向けた打った」とか「宣戦布告してきた」、あるいは「中国、ロシアが友好的な指導者に変わり、世界が良い方向に大変化する」ような突然の発表があったにしても、それの一報を知った人は必ず株式市場、先物市場で動き出すので、それは「価格の変化として現れる」のね。

そして5分10分と時間が経つにつれて、「X(ツイッター)」で「とんでもないことが起きたらしいぞ」という情報が流れ出す。その内容が速報でメディアに流れるのはやっぱり15分、30分は掛かるのが普通で、ニュースとして世界中に流れるには更に1時間以上の時間が経過しているのね。でもそれまでには「デイトレ勢はひと勝負終えている」のが普通だし、その後の乱高下は「デイトレとしては大きなトレンドとして出てくる」のも普通で、一般的な「上がったり下がったりする日足」を見て右往左往することはない。

もちろんその初動を見ていても「何が起きたのかはわからない」にしろ、「値が動けばその方向に乗る」のが私の手法ですから全く問題がないどころか、「大きな事象が起きた」となれば、それは「特大ボーナスになる」のは前にもそういう例をブログに示したことがあります。

でもま、「私のデイトレ売買手法はリスクが小さい」のも【そういう手法でトレードする】からでしかなくて、逆張りをしたり、自分勝手な予想やインフルエンサーの言う通りに売買したり、負けても損切りしない、ナンピンしてポジションを大きくして含み損に耐えるなんて手法だと、「一瞬にして即死」すると言っても良いのかもね。

ま、その辺りを理解しているからデイトレが出来るし、デイトレという行為が良いわけじゃない。

我が家は「債券投資」という安全重視な長期投資と、超短期でリスクを取ってデイトレで稼ぐという【二刀流】だからどうにかなっていると思うし、そうしたのも何十年もの試行錯誤の結果そうなったということでしか無い。

でも「デイトレをいつまでも続けることは出来ない」のね。

これは精神的、肉体的にもそうだし、私のデイトレの手法だと「青天井に投資額を上げることは不可能」なんです。青天井どころか、有名な銘柄でも「出来高」によっては私の手法は使えないし、自ずと売買対象は決まってしまうし、大きく出来る限度もほぼ決まっています。

だからいつかは卒業することになる手法なわけですが、ま、出来る限りはやろうと思うし、肉体的な問題はどうにもならないので、その時にはデイトレではなくて「スイングトレード」か、短中期投資にしてのんびりやるしか無い。でも私の経験上、投資金額が大きくなると「夜も気になって眠れなくなる」「土日や休日には世の中でなにか起きたら困る」「休みを取って遊びに行く」のも難しくて、精神的負担がどんどん大きくなるのね。

そういうのも「911の同時多発テロ」や「311東日本大震災」を経験すれば誰にでもわかること。逆にあの怖さを体験しないと「危ない世界に足を踏み入れることになる」かもね。

そういう意味で私は「リーマンショック」でも恐ろしい体験をしたし、【一夜にして何年、何十年も掛けて築き上げたものが崩壊する】ような出来事は長い人生の中では「必ず起きる」と考えるし、それを息子たちにしつこいぐらい何度も何度も話をしています。

リスク管理とかポートフォリオもそういう考え方を組み込まないと駄目で「理論理屈ばかり」でどうなることでもない。当然、他人のマネなんか全く意味がない。

私としては息子たちが段々と育っていくのを見れるのが本当に嬉しいです。

ところが先ほどですが、長男が「もう注文を出しておいたよ。CCでオヤジに送ったから確認してね」というので私はぶち切れました。

当然、注文の内容は私がOKを出したものですが、「こういう文面で注文を出すけど良い?」というのを省いて良いとは教えてないわけで、またなんだかんだ言っても「経験は殆ど無いのも一緒」な息子たちですから、やっぱり最後の最後の「大事な注文を送る前に私の確認を取る」のを固く、固く、約束させました。

「オヤジ~、遊んでいなよ。ちゃんとしっかり小遣いは出すから」なんて日が来るのだろうか。(笑)

 

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