今年の「新米」は高くなりそうですね~

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私は日本に住んでいるわけではないですし、お米にはそんなにこだわりがなくてオーストラリア時代も「アメリカ産の日本ブランド米」を食べて満足していました。冷えると日本のお米とは違うのがわかりますが、普通に食べる分には全く問題がなかった。

マレーシアに来てからは同じアメリカ産でも良いのだけれど、見つからず。ただ「カリフォルニア米」は売っている。

ヨメさんといえば「米が命」の人で、他の食材では文句を言うことはほぼ無いのだけれど、お米に関しては妥協ができない人。ましてやマレーシアでは日本の銘柄米が売っているのに、それを買わないという選択は無い。

買ってくるのは私ですが、実は「価格は考えない」ようにしています。今、思い出そうとしても良くわからない。

それは高かろうと「買わない選択肢はない」からだし、我が家の米の消費量は決して多くはない。息子はほとんどお米を食べないし。

でもやっぱり日本の銘柄米を買う限り、マレーシアでも価格は高くなっているはず。

そして日本での新米は今まで以上に高くなりそうで、それはマレーシアにも影響はあるんでしょう。

ま、日本の米の価格は「変えようとすれば変えられるはず」だと思うのは何度もブログに書いていますが、それは「昔ながらの米作りをする零細米農家は救わない」「大規模米生産に移行する」必要があって、「米生産は儲からない」というのは農家の叫びだとは思うけれど、私としては「時代の変化に乗ることをしない製造業、生産業は、どんな産業でも淘汰される」のが当たり前だと思うし、米は日本人の基本だとしても私は他の産業と同じだと思う。

今まで淘汰された産業、中小企業は守られることもなく、「米生産だけは別」だとは私は思わない。

もし政府もJAも、そして農家も変わることを望まないのであれば、米の価格も上がり続けるのだろうし、国民もそれを見ながら変わって行くだけのことじゃないですかね。

私は海産物にこだわりがあって、私の父も築地の仲買人だったから業界の変化も子供の頃から見続けてきましたが、やっぱり米と同じで「昔は美味しい魚介類があった」けれど、それは守られることはなく、「漁獲量も減り、海外勢に負けた」と思っています。そして漁業従事者も儲からない。

これは「日本」という括りで見たときに「自業自得」だと思うし、世界の変化に乗ろうとしなかったのだからしょうがないと思う。

政府が「補助金を出して守る」のも必要だけれど、「産業界も進化しなければならない」はずで、今は日本には「家内制手工業」なんてなくなったのに、米農家や漁業従事者はまだまだ零細企業が多い。私はここに大きな疑問を感じています。

海外に目を転じれば、農業も漁業も「花形産業」「儲かる産業」にまで育て上げた国は多くあるし、当然それは「厳しい規制」もあるわけで、当然「淘汰」も乗り越えて今がある。

それを国や従事者が嫌がるのであれば、なるようにしかならないし、国民もそれを受け入れるしか無いはず。

日本が真剣に農業をすれば世界に食い込めると思うし、それは漁業も同じ。でもそうはなっていないのは「国のリーダーシップの欠如」だと思うし、「変わることが出来る」のを国民も知らない、期待していないからなだけだと思う。

偉そうなことを言うなという声も聞こえてきそうだけれど、私がいた弱電業界も輸出産業もとっくの昔に助けられることもなく廃れていって今は存在しない。だから私には「農業、漁業の世界こそ異常に見える」のね。

でも日本にはまだまだ農地はあるし、世界有数の漁場に囲まれていて、それを効率よく利用できていないのを正当化する必要なんて全く無いと思う。宝の持ち腐れそのものだと思うわけです。

もったいないと思いますわ。

でも米もこのまま行けば、「ブランド米は高級品となるだけ」かもね。また「日本米」そのものも「手が届かない時代」は来てしまうかもしれない。

牛肉で言えば「和牛が美味しい」としても、それを国民が常に食べる状態にはないし、米も「コシヒカリはA5和牛と同じ」みたいになる時代が来てしまうかもしれない。

「買える人は買えば良い」だけのことだけれど、産業を盛り上げる方法はあるのに放置して手が届かないようになるのは国の責任だし、そういう政治を選ぶ国民のせい。自業自得としか言いようがないと思うなぁ。

なぜそうなってしまうのか。

やっぱり日本は「既得利権が守られる国」ということだと思う。

これはもしかしたら「国民性」と言ってよいのかもしれないし、それは「外圧がなければ変わらない」のも私達は何十年も見続けてきた。

それは農業も同じだけれど、外圧は「日本の産業を潰す方向に動く」のが間違いがない。外圧とは「もっと俺達の製品、生産物を買え」としか働かないのだから。

今の日本はまさにその渦中にあるけれど、石破さんが日本の総理であるかぎりどうにもならないと思いますわ。

石破さんの支持率だけれど、日本の有権者の39歳以下の支持率はとうとう一桁になったらしい。そして80歳以上の支持率は50%を超えていると。

私は高齢者だけれど、なぜ日本の高齢者は石破さんを推すのか全くわからない。

でも、そもそも「次期総理は?」という問いに「石破、小泉、河野」と答えて来たのが日本人だし、彼らが作る日本で良いと思っているんだろうね~。

「石破は辞めた方が良い」という高齢者でも、「次は進次郎が良いね」なんて言いそうで怖い。

私は「高市推し」だけれど、あれほど敵が多い人も珍しいぐらいで、私としては「やっぱり既得利権が勝つ」と思うし、それこそが日本らしさなのかもしれないと思ったり。

若者達には本当に頑張って欲しいと思うなぁ。

彼らが声を上げ立ち上がれば、絶対に日本は変わると思う。

年寄は時間とともにいなくなるのだから、そしてそれは遠くはないのだから。

 
 
 

 

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