また「円安」の動き & 金(ゴールド)は新たな領域へ

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本当に世界の動きを読むのは難しいと思います。

ま、読もうなんておこがましいことをすること自体が問題で、「流れに着くだけで良い」というのは私の基本ですが、そうは言っても「真っ暗な暗闇の中を歩く」のは簡単ではなくて、それなりに、自分なりの「将来の見通し」はあるわけですが、やっぱりそれを読むのは難しいと感じます。

今の状況の説明ですが「Nobu塾のNobuさん」の説明がわかりやすいと思っています。

USD/JPYですが、9月に入ってから動き出した。ま、「将来のことはわからない」にしても【過去と現在の動きは誰にでもわかる】のだから、その流れについていくだけで良いと思っています。

USD/JPY 30分足。

また金(ゴールド)が高値でウロウロしていましたが、とうとう「上値を抜いて新たな領域」へ入りましたね。

GC(ゴールド)先物 日足

私としては、為替に関する考え方が今年に入ってから大きく変わってきました。

円安だとかドル安だとか、そういう今までの見方ではなくて、為替そのものが株式市場や商品市場と全く同じというか、なんと説明したら良いのかよくわからないのですが、「商品としての値動きは同じ」みたいな感じがしています。

つまり、今まで為替は「各国間の対比」で見るのが普通でしたが、もうそういう時代も終わったんじゃないか。「為替も為替という商品群」でしかないみたいな。

つまり「通貨そのものが売られている。信用を失っている」と私は見ていて、各国間の対比で見るべきじゃないと思うようになってきました。

「通貨安」というのが正解で、それは「株式市場が高い、安い」という言い方をするのと同じで、「通貨市場が売られている」という考え方です。

だから「円安=ドル高」という見方では駄目で、「円安=ドル安」で【通貨そのものが売られている】という見方。これは言葉を変えれば「世界的なインフレ」であって、日本の場合は「円安が~~」と言われますが、それ自体、違っていて、【世界中の通貨が価値を失っている】という見方です。「株式市場全体が売られている」というのと同じ様な見方。

だから「どの通貨を持つべきか」と考えても、そもそもその考え方が間違えているような気がしています。

世の中では「インフレ対策」と言われていますが、「インフレだからどうすべきか」ではなくて、「株式市場が全般的に売られている」のと同じ様に「為替市場が全般的に売られている」という【見方】が重要だと思うようになりました。

だから円とドルを比べても意味がなくて、それは株式市場でいう「トヨタとフォルクスワーゲンを比べる」のに似ていて、もっと「根源的な動きを注視するべき」と思うわけです。でもそれは結果的に「インフレ対策」となりますが、重点を「インフレやデフレに置くのではなくて、為替全体を市場として捉える」事が重要。

だからこそ、今も「為替vs金(ゴールド)」が注目されているし、ビットコインも同じ。でもそれを「インフレ対策」ではなくて、「株式を買うべきか」「債券を買うべきか」「暗号通貨」か「貴金属」か、そして【通貨を買うべきか】みたいな捉え方をしないと【見間違えることが起きる】と思っています。

ただ何を買ってもそれは「どこかの通貨で値は表される」わけで、「通貨を別枠で考えるという考え方」はピンと来ないだろうと思いますが、株式にしても商品でも「ドルで見て上がっている」とか、そういう「見方そのもの」を変える必要があると思っています。はっきり言えば、金(ゴールド)は米ドルで見ても日本円で見ても上がっていますすが【上がってる~~\(^o^)/】という見方が成り立たないと考える必要がある。円もドルも「通貨が価値を下げている」とするなら、金(ゴールド)は【上がっていない】と見ることも出来る。つまり「金(ゴールド)の値上がりを確保」してプラマイゼロみたいな。私のいう意味がわかりますでしょうか。

言葉を変えれば、金(ゴールド)の値上がりを【インフレ】という言い方をすることも出来て、その上昇率をポートフォリオ全体で確保出来ていなければ「実質的な収支はマイナスである」と言えばわかるはず。ま、「インフレ」をどう捉えるかの言葉遊びのように聞こえると思いますが、「通貨も一つの商品でしかない」という考え方は重要だと思うようになりました。

またビットコインを中心とする暗号通貨の世界にも変化が起きているようで、今まで以上にビットコインの「存在感」を感じるようになりました。

それは「為替、通貨に対する信用の失墜」があるからなわけで、ビットコインに対する考え方も変えないとならないなぁなんて思っています。

ただそれは「ビットコインを持つべき」というのではなくて、「売買対象の中にビットコインも入れる」という考え方でしかなくて、それは巷でも言われる「これから買うべき株式銘柄」と全く同じで、「今、すぐに買うべき」という意味ではなくて、「売買対象銘柄」「要注意銘柄」の中に入れるべきという考え方。

売買そのものはいつも書いている通り、「タイミングを見て」「流れに乗る」だけで、将来的に上がるぞ~なんて話を聞いて慌てて買うこともしないし、そろそろアメリカの株式市場も危ないぞと言われて売り急ぐこともなく、「そのタイミングが来たら予定通りに動く」という考え方でしかない。

タイミングなんてわからないとするなら、「手出し無用」ということだと思います。

そして重要なことは「買う(ロング)」と「売る(ショート)」は全く同じ投資行動として問題なく出来るようになるべきという点。

これは「為替」トレードを経験した人はすぐに分かるはずで、「円を買うだけ」なんてトレードする人はいないのと同じ。でも「売りも買いも同じ」ってそれを経験したことがない人には「売ってはいけない」「素人がすべきではない」という何十年も掛けて刷り込まれた思いがあるから難しいとは思うものの、本気で相場の世界と向き合うには「まず最初に乗り越えるべきこと」だと思います。

またETFの世界には「株式が下がれば利益が出る」ように設計されたETFも多くありますし、それらをまずは「ヘッジとして使う」ことから入るのも良いかもしれない。いわゆる株式の世界で昔から多くの人がやっていた「つなぎ売り」の考え方。そこから「売ること」も問題なく出来るようになれば、「下げ相場で利益を出す」というところにも繋がっていく。

「下げ相場で利益を出す」なんて難しいと思う人も多いようですが、「上げ相場で利益を出す」のならできそうな気がするのは「間違いのない錯覚」だと思いませんかね。

相場が上がろうが下がろうが、「自分はきっちり利益を追う」という覚悟、やる気が重要かと。

いつもこのブログで紹介する「石原順氏」は「金(ゴールド)をポートフォリオの中にいれるべき」とここのところ力説しています。

ただ石原順氏の今までの動画を見てきた人には「矛盾がある」のに気がつくはず。

そもそも私がなぜいつも石原氏を推すかと言うと、「相場で利益を出すにはこれしかない(臨機応変に流れに乗る)」という考え方が私と彼は非常に似ていて、それをいうプロは非常に少ないからです。

でも今回のような「金(ゴールド)をポートフォリオに組み込むべき」というのは「基本的な考え方と違う」のがわかりますかね。

私も石原氏も「上がろうが下がろうが流れに乗るだけ」というのをいつも書いていますし、上の動画の中でも「自分はそうだ」といっている。でも「金(ゴールド)は買え」っておかしいわけです。

結局ですが、視聴者は「投資家」なわけですが、「どんな投資家を想定しているのか」を考えながら聞かないと駄目なわけで、石原氏が想定している投資家は「中年以降の金融資産を多く投資経験も長い人」を想定しているのがわかりますよね。

ところがこういう動画やあるいはブログでも「視聴者」は【自分に話しかけられているように錯覚してしまう】わけで、金(ゴールド)をポートフォリオに組み込むにしても20代30代の「資金も少ない初心者で投資目的は【資産形成】」だとしたらやるべきことは他にあるはずなのね。でも株式も持っているETFもある。不動産投資もしていればキャッシュもあって「何に投資するべきか」を考える人にはドンピシャのサジェスチョンだと思う。

実はそれってこのブログも同じで、私が想定している「読者像」というのがあります。そういう「ある特定の人たち」を想定して私も書いているわけで、万人に通用することは書いていないし、それは私自身とも違うのね。

私の場合はどちらかと言えば、「投資歴は浅い若者で、資産形成を狙い、やる気満々の人たち」を想定していつも書いています。

だから50代、60代の初心者や経験も実績もある程度積んだ人たちを想定していないし、「今、何を買ったら儲かるんだ?」という世の中に一番数が多い人達も全く想定していません。そういう「他力本願」は【宝くじを買うのと同じ】だと思っていて、そういう人たちは好きにすればよいし、あちこちを見て「何が良いのか探し回れば良い」だけのことなのね。

でも「自らの足で立って、資産を形成したい」というやる気がないとこの世界で利益を出し続けるのは簡単ではないと私は思っていて、そういう人たち、あるいはそういう思いを持って欲しいと願いつつ書いています。

また上の方で紹介した「Nobu塾」にしても初心者向けではないし、自らの頭で考えて自ら売買を決定し臨機応変に動ける人たちを対象にしているのはわかりますよね。

そういう意味で、「自分はどういう立場なのか」をしっかり考えてああいう動画を見るなり、このブログを読むなりしないと、「全くの時間の無駄」となる。

やっぱり「自分は何をしたいのか」をはっきり自覚するところがスタートで、単に「儲けたい」なんて考え方では何をどれほど勉強したところで、身にはつかないかもですね。

 
 
 

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