私が今後の見通しなんて言うとおかしいでしょ? (笑)
だって私は「将来を予想しない」のですから。
でもこのブログでは「レバナス一本リーマン」さん、「モハPチャンネル」さん、「シマウマFX大学」さん、「Nobu塾」さん、そして「石原順チャンネル」さんの動画をいつも紹介しているし、殆どの方が「これからの見通し、動き」を出している。
私自身はもっと多くのユーチューブ動画チャンネルを見ていますが、必ず見る、そこそこ信頼しているのは上の5チャンネル。
今回、Nobu塾のNobuさんが結構参考になる動画を出していたので、紹介します。
「将来を予想しない」のに、なぜ「将来の予想を聞くのか」ですが、そりゃやっぱり「今、何が起きているのか」「それがどう変化するのか」「市場参加者はどう見ているのか」を知るのは非常に重要だから。
「予想はしないデイトレ」にしても、運転で言えば「10m先しか見ない」なんてことはあり得ないわけで、やっぱり「数百メートル先まで見る」のは当たり前だし、「後ろも必ず見る」のが必要でそれで「答え合わせ」をします。これが重要で、上に上げた人たちが言ったこと、予想、考え方が「実際にはどうだったのか」をチェックするのは何よりも重要だから。
それは私自身も同じ。
私の「予想はしない」というのは【予想を元に行動を決めない】という意味であって、「将来どうなるか」はやっぱり考えるわけですよ。でもそれは「可能性」だけであって、それで行動を決めないだけのこと。
では他人の読みをどうして知る必要があるのかですが、そりゃ答えは簡単で、「私より間違いなく市場、世界を彼らは見ている」し、私が「同じ情報を集めることは不可能」だし、将来の読み方も非常に参考になるから。
では彼らの読みを「全く無視して参考にもせずに売買するのか」というとそうでもないんですよ。
それは例えばウォーレン・バフェットが「XXXXXを買うべきだ」というのも同じで、私はそれで「買おうとは思わない」けれど、【注目銘柄】として採用するのね。
そしてそこからは「私の手法で売買する」ということ。
つまり「上がったら買い」「下がったら売り」という単純な「トレンドフォロー型で、それもデイトレで、【細かな利益を積み重ねる】だけ」なわけです。(狙う値幅の小ささはロット数を大きくすれば解決すること)
あるいは「上がると言われる銘柄」の動きを見て「上昇トレンドだけに乗る」「下降トレンドには乗らない」とか。
先物、為替も同じで、「円安だ」という声が大きくて、その考え方に賛同が出来たら「円安方向の動きだけに乗る」とか、Nobu塾のNobuさんみたいに「上がっても上限はここまで」というような場合は、「その数値を頭に入れておく」という感じ。
でも「上がりますから買ってください」とか、「YYYまで下がったら買い」とかそういうことには【乗らない】し、見ているだけで、【実際に上がりだしたら買う】ことをする。
上に上げた方達は「買いだ売りだ」と言っても、それは「日足ベース」だったり、4時間足ベースだったりしますが、私は為替なら「5秒足」というとんでもなく短い足を見るし、先物に関しては「100ティック足」というこれは時間足ではないけれど、非常に時間的には短い足。
この中で上昇波、下降波を取るわけですが、当然、それより長い時間軸の動きも見るわけです。為替で言えば30秒足や3分足を「常時、同時に表示して大きな流れを見て、大きなトレンド方向の動きに乗る」のは【絶対のお約束】です。
それの「もっと長い時間足で大きな動きを見る」のに利用するのが上に上げた人たちの意見、考え方ということ。でも彼らの時間軸で私が売買することはない。
一般的には常時チャートを見るような人でも「証券会社が提供するチャート」を使う人がほとんどでしょうし、あるいはMT4を使ったり、近年広まってきた「Tradingview」を見ている人も多いかもしれないけれど、私みたいな設定で使う人は少数派でしょうし、また細かな設定をしたくても「出来ない」のが普通。特に証券会社が提供するチャートは本当に「基本中の基本のインジケータ」しか実装していないし、時間軸でも5秒足、30秒足と設定することも不可能だったり。MT4でも「ティック足の表示は出来ない」とか(最近のMT4は出来るかもしれない)。
私がなぜそういう設定をするかと言うと、答えは簡単で、「そういう設定じゃないと、私は効率よく稼げないから」だけのことなのね。
だから多くの人のチャートを見ても、「良くそれでトレードできるなぁ」と思うわけです。
でも私がそう思うだけで、本当に私みたいな設定が必要かと言うとそれは関係ない。中には「ローソク足と単純移動平均線だけ」で勝つ人は過去から大勢いますし。
だからチャートの設定は「個人の性格や手法によって違う」だけのことで、どれが良いかなんて答えはないのね。
それは自動車で言えば「軽自動車が良いか、大型のSUVが良いのか、それとも2トントラックが良いのか」というのと同じで、そんなのは人によって違うだけのこと。。
前にも書きましたが、「FXを5秒足で売買する」なんて、そんな馬鹿げたことを私は以前、考えたこともなかったんですよ。
ところがユーチューブで昔から有名なFXトレーダーのAkiさんが「自分のトレードをリアルタイム配信」しているのを見て、私は今の自分のやり方を開発しました。彼は逐一「今、何を考えているのか、どう読んでいるのか」を喋りながら実際にトレードするのだけれど、流石だと思うことも多い反面、損切りが本当に下手で「チビチビ勝ってドカンと大負けする」のを繰り返す人。
でも過去にはそれで数年で5億ぐらいは稼いだ人で、普通の人とはやっぱり違う。彼はただのギャンブラーだと言う人も少なくないにしてもです。
彼の「チビチビ稼いでドカンと負ける」理由は、そもそも彼の手法は「そこそこ大きな含み損」を容認するトレードだから。つまり極論を言うと5ピップス勝つためには途中で10ピップス以上の含み損が出ても、5ピップス勝つまでは待つという手法。値動きには必ず「揺らぎ」があるから、こういう手法は勝率が上がるのだけれど、「損切りが非常に難しい」のね。「値が戻るはずだ」と信じていても「戻らないことは普通に起きる」わけですから。
そして彼の基本は「逆張り」だから、流れに乗れないと大変なことになるのね。
で、損切りのチャンスを逃して「持ち続ける」、「ナンピン買い(売り)」をする。そのナンピンを繰り返すことも起きてどんどん建玉は大きくなり、スキャルでチビチビと回数で稼ぐ手法なのに、負ける時にはとんでもなく大きな負けとなる。これに彼自身も長い間悩んでいたけれど、「他人の助言なんか聞かない」し、そういう状態が長く続いた。最近はまるで見ていないのでどうなったのかは知りませんが。
私はそんな彼の実際の売買を過去動画も含めて何百時間は見たかもしれない。そして彼が売買する時には私も自分のチャートを見ながら、彼の解説を聞き、実際の売買を見続けました。
すると「彼の良さ」も「彼の危うさ」も見えてくるわけで、問題を解決するには「どういうチャートで、どう使うべきか」を試行錯誤で変更を加えながら彼のトレード動画を見続けて、その作業を結構長くやったんですよ。
そして到達したのがなんと「5秒足のチャート」だったということ。自分でもまさかと思いましたよ。(笑)
インジケータは昔から私が気に入っているものを試し、また新たに作ったり改良したり(Chat GPTに頼んだ)して、今のチャートが出来たし、彼のようなスキャルでも(私にとっては)非常に見やすい良いチャートが出来たという経緯があります。
だからAkiさんには感謝の思いを強く持っていて、彼のトレードを見ていなかったら私のチャートも出来なかった。
ただ申し訳ないけれど、それを私は公開していないし、常に発展し続けていますので、ブログには載せないし、ブログに載せる場合のチャートはそれの「簡易版」です。
たとえばこんな。これはUSD/JPYの9月20日05:00~05:30
私のチャートを公開するのをケチっているわけでもないのですが、以前、私が使っていたMT4のインジケータやテンプレートを配布したこともあって、50人以上の方々にお譲りしたのですが、多くの方が「これがあれば勝てる」と簡単に考えているのがわかったし、「どうやって使うのですか?」という質問も非常に多かったんです。
チャートの設定や使い方は「その人の理解度」が重要だし、それ以上に「どういう手法か」によってチャートのセッティングも全く違うのね。使うインジケータもそう。そして「過去の蓄積の上に今のチャートがある」わけで、同じチャートを使っても「勝てない」というか「使えない」のがわかりました。
また積極的に「一緒に切磋琢磨しましょう」という人も過去には何度か現れたのですが、「いつの間にか消えていく」のね。
これでは全く意味がない、時間の無駄なのを痛感しましたので、私が使うチャートの詳細を公表することはやめましたし、何か聞かれても「表面的な一般論」しか喋れない、書けないのね。実は最近も似たようなことがありまして、もし私が助言をするとすれば、その方が「どんな手法でどんなチャートを使って、どんな時間軸でどの銘柄をどうトレードしているのか」がわからないと私も助言のしようがないんですよ。
だからいつもブログに書いているような一般論、概念論だけを書いたのですが、その方はそれだけでも満足した様子。でも私は逆にフラストレーションが溜まったんです。そんな一般論、概念論だけで勝てるわけがないから。ま、そんな一般論さえも理解していなかったらお話にならないわけですが、それも今まで何度も何度もブログに書いてきたことだったのね。
結局、トレードは孤独な戦いで、自分で経験しながらノウハウを積み上げていくしか無いのは、上に書いたAkiさんとて同じこと。
数秒~数分の売買をするスキャルなのに5分足を見ていたり、私にしてみたら「なんで?」と思うようなやり方のトレーダーはユーチューブの中にも大勢いる。でも彼らはそれが良いと信じているし、そしてそれが良いのでしょう。私がどう思おうと関係ないし、私と同じ考え方で同じチャートを使っても勝てないのがトレードの不思議なところだし、面白いところ。
でも私は「私が知り得た全てを息子たちに伝えたい」と思っていて、一緒に同じチャートを見てトレードをしていますが、「大事なところを伝えるのは半端じゃなく難しい」のね。彼らは彼らで「信じていること」があるし、それは私から見ると「超初心者の勘違い」でしかなくてもそれを伝えるのは、一緒にトレードをしても難しい。だからこんなブログで伝えるなんてことは絶対に不可能。でも「勘の良い人」は何かを掴むことはあるので、それを楽しみに書いています。私も何十年と「他人のマネ」を繰り返してきて今があるわけで、「自分が開発した独自のもの」なんて無いと言っても良いくらい。世の中には存在しない、面白いインジケータも作りましたが、基本は真似事でしかない。
で、息子たちですが、長男とはもう6年以上に一緒にやっていますし、トレードから離れて話し合う時も何時間も喧々囂々やり合いながら話を進めてきたので、基本はほぼ理解している。でも実際のトレードは思うようにならないのが現実で(性格が大きく影響するのがわかった)、でも諦めずにやっているとある瞬間「理解することが起きる」のが見ていてわかる。だから時間を掛けて「その小さな気づきを積み上げるしかない」のだろうと思っています。
だからもし「デイトレ、スキャルでブレイクスルーが欲しい」と思う方がいらっしゃったら、Akiさんはリアルタイムでトレードしつつ説明しているからそれを数十時間は見て、自分のチャートと見比べながら改良をしつつ、「自分に合う手法」を見つけることは可能だと思う。
ただ私がお勧めしたいのは「逆張りはしない」「含み損が大きな手法をとらない」「損切りは必ずしっかりやる」「チャンスが来るまで待ち続ける」という基本。
これも賛否両論ありますが、こういう基本があるとデイトレやスキャルじゃなくて、日足、週足を見ながらの「中長期トレード」でも使える汎用性があるということ。そしてこの方法だと「絶対に大負けしない」のね。
ここは一番大事だと私は思っていて、多くの人は「儲けることばかり」考えるから、危険な手法にも手を出してしまう。
でも何よりも大事なことは「この世界で生き残ること」なのね。そして「小さくても利を重ねていくこと」であって、大きな利益を夢見ないことが(平均的な年収ぐらい稼ぐのも難しいということではない)、勝ち残る秘訣だと思っています。
去年の8月の日経225の暴落に関しても前に書きましたが、ああいう時に大損してやめてしまうのはもったいないと思う。
去年の8月に書いたことですが(この日記)、
トレンドが下げているのにそれを見ていて放置したことが第一の間違い。そして「パニック状態」になって【投げ売り】をしたとしたら、それが二度目の間違い。それでも「その後、上昇トレンドに入った」のに怖くて何も出来なかったのが三度目の間違い。そして「もうやめよう」と結論付けたのは「人生最大の間違い」かもしれない。
実は相場の世界に長くいると、上に書いたようになる人が「大多数」なのがわかるんですよ。
最初は「大金持ちになった自分」を想像してやる気満々なのは皆同じ。
そしてそういう人たちは「株価が上がっている時」にどんどん増えるのね。日本のあのバブルの時も全く同じ。
でも大多数は「やっぱり相場は難しいね」なんて言いながらやめて消えていく。そして「ちょっと大きな下げ」があるとそういう人がどんどん増える。
結局、それの繰り返しで、時代とともに「参加者はどんどん入れ替わる」のが現実。
だから「買ったら売らずに放置するのだ?」。
どうぞ、お好きなように・・・。 (笑)