やっぱり次期総裁には「高市早苗氏」が良いと思うなぁ。& 前の総裁選とはイメージがかなり違う。

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やっぱり総裁選ですが、メディアも「高市つぶし」が始まったような感じがします。毎度のことですが、「印象操作」が凄い。

前の総裁選では多くの得票があったのに、決選投票で負けたのが驚きでしたが、やっぱり「高市は強硬派だ」というイメージがあったと思う。私としては「筋が通っている」と思いましたが、反対派にとっては「危険人物」と映ったのは間違いないと思うのね。

でも今回の高市氏はその辺もかなり練り込んだ感じがあって、「思いを封印した」とは思わないけれど、「表現が柔らかくなった」のは間違いがない。

今回の候補者の中で「積極財政派」は高市氏のみと言っても良いと思うのだけれど、でも今回は「財政健全化を否定したことはない」とはっきり言及した。

これは積極財政派の多くだってそう考えるのは当たり前だけれど、積極財政というと「日本がどうなってもよいのか?」と緊縮財政派の標的になる。

でも今回、彼女は「財政健全化を否定したことはない」「財政健全化は大事なのは決まっている」とはっきり言った。「健康維持が大事じゃないと言う人はいないなのと同じ」で、「健康のためにジョギングをして死んでも良い」ということはありえないというようなことを言った。また「靖国参拝」に関しても「する」とは言わなかった。でも「国のために命を落とした人たちに敬意を表するのは当然のこと」と言った(正確な言葉は違うにしても)。

でもま、反対派はあの手この手、あることないこと、昔の発言を取り出して潰しに掛かるのだろうけれど、どうなりますか。

進次郎は「長く喋るとボロが出る」「討論になれば負ける」のは今では常識と言って良いと思っていて、それは進次郎陣営も考えていて、今回は「討論会の回数も少ない」とのこと。

でも討論会は間違いなくあるわけで、そこが見もの。でもメディアがどう動くか。私はこの辺を全く信用していなくて、「進次郎に有利な進行がなされる可能性」は大いにあるだろうと疑っています。でもそれはそれで「SNSの力は絶大」で、問題があればSNSは大騒ぎになると思う。

でも総裁を選ぶのは一般国民ではないし、自民党の議員は「誰を推せば自分が有利かしか考えない」だろうし、自民党員がどんな判断をしますかね。この1年で自民党を見限って自民党員はかなり減ったという情報もあるけれど「党員籍は残っているから大丈夫だ」という論者もいる。でも自民党員は「組織ぐるみで入っている人たち」も多いし、「投票率も決して高くない」ことから、「組織票固めに自民党執行部もメディアも動く」だろうと懸念しています。

でもねぇ、私も正直なところ良くわからないんですよ。

私も積極財政派で積極的に動くのが重要だと何十年も思い続けてきましたが、もし高市氏が総裁、総理になっても「それを誰がどう実行するのか」が全く見えてこないのね。官僚が力を持てば「的はずれな投資ばかりする」「天下り先が増えるだけ」みたいなのは【この何十年、嫌ってほど経験している】わけで、じゃぁどこの誰が主導権を持って積極財政を進めるのかがわからない。

当然、政治家は「自分の都合」「自分の理想論」で動くはずで、「実務はどうなるのか」が全くわからない。

ま、「減税も積極財政の内」だとは思うけれど、減税すれば良いってもんじゃないのは当たり前で、やっぱり「無駄な出費を削って原資を得る」のも重要だと思うのだけれど、「既得利権者が闊歩する今の日本」で【出費は削れない、減税はする】じゃ、本当に「理想論を言ってそれで終わり」になる可能性が大きいのが日本。

「景気が良くなれば増収する」のは確かだけれど、「それのみをあてにする」のは国家としては失格だと思う。

「だから緊縮財政」で【間違いなくお金が残るようにする】【借金を減らすべき】という論者がでてくるのも当たり前だと思うんですよ。

結局そのへんの「中途半端なやり取りが長年続いてきたのが日本」だと私は思っていて、「積極財政はしない」「でもお金もたまらない」というどっちつかずの状態が長年続いて今があると思うのね。

そしてやっぱり私は「安倍さんの挫折」が忘れられない。

安倍さんは「三本の矢」を言い出して、その方向で日本は動いたけれど、結局は「円安に持っていくのに成功した」だけで、それによって国内の景気も良くなり失業率も減ったけれど、「財政出動」は封じられたままだったじゃないですか。

「大胆な金融政策」、「機動的な財政政策」、「民間投資を喚起する成長戦略」

安倍さんに財政出動ができれば、私は「ホップステップジャンプ」と日本が変わることは出来たと思うのだけれど、それは封じられて、それどころかイヤイヤながらも「消費税増税」をやらざるを得なかった。

これを「アベノミクスの失敗だ」と世間は騒ぐけれど、私は「三本の矢が放たれることはなかった」と思っていて、アベノミクスの失敗も何も「やらせてもらえなかった」のが実情だと思っています。

あの安倍さんさえ出来なかったことが、「安倍さんの意志を受け継いだ」にしても「高市氏にどこまでできるか」は甚だ疑問。

結局ですね、「国会でああじゃこうじゃ大騒ぎする」だけで、もしもそれで「方針が決まった」としても、それは「国会の中での話で終わる」ような気がするわけです。

企業の「経営者会議」で決まった方針でも「現場がどう動くか、現場をどう動かすか」は全く別の話なのと同じ。

トランプを見ているとやりたい放題に見えますが、ああいう「権力の集中が重要だ」という【大統領制の良さ】を私は感じています。

日本の政治は昔から「それぞれのグループの顔色を見ながら調整して決めていく政治」ですし、大胆な改革なんて出来ない、またそれを言っても「口だけ」みたいな感じを受けています。

でも「日本の政治は皆で決めるもの」という大前提があるとしたら、「ベストの総裁」の見方は変わるはずで、それも「リーダーシップはない方が良い」というと言い過ぎにしろ、「誰が一番仕事ができるか」つまり「妥協と調整がうまい」という点では、それは「高市氏ではない」という考え方もあると思う。それは安倍さんにも見えていたはずで、彼は「安倍一強」と言われやりたい放題をしたようだけれど、「人を抱き込むのは上手い人だった」と彼に近かった多くの人がいう。それは「2016年のトランプ大統領誕生」の時にも安倍氏の行動に見えたと思う。

近年、各国で「民主主義のデメリット」が見えてきたと思うし、やっぱりベストなのは「素晴らしい人の独裁」なのかなと思ったり。でも独裁を認めてよいほどの「素晴らしい人」は出てこない。「救世主」とは想像上の人物でしか無いんでしょう。

それでも「方向性をはっきり決めるのは重要だ」と考えることも出来ますが、「出来もしないことを決めてどうすんだ?」とも思う。

過去のこの10年20年でも「国土強靭化が必要」と言われ、それも「国策」として決まっていたのに「何も出来ていない」と私は判断せざるを得ない状況。

じゃぁ「小泉ジュニアでよいのか?」となりますが、それとこれとは「問題の焦点が違う」と思うのね。

でもま、財務省にしてもメディアにしても、政治家を含め「反高市派の勢力は絶大な力」を持っているし、高市つぶしは「安倍つぶしより簡単だ」ぐらいに思っているんじゃないかと。

そして「担ぐ神輿も総理大臣も【軽い方が良い】」のはきっと間違いのない事実で、岸田氏も石和氏も、そして小泉ジュニアも同じで、今まで日本を作り上げた体質を変えるのは半端じゃなく難しいと思う。

でもそれを変えることが出来るのが「民意」であって、誰が総理大臣になるのかよりも「民意がどう示されるか」がいちばん重要な鍵となるのは間違いがないと思う。

でも日本では以前から「次の総理は?」を聞かれると「小泉ジュニア、石破、河野」と多くの人達が答えてきた。

今は「高市ファンが増えている」のは間違いがないだろうけれど、その根底にある「発想」は変わっていないのかもしれない。

でも「誰が自民党総裁になるのか」ではなくて、「もう自民党が駄目なんだ」と考える国民も増えていて、そこに「突破口がある」のかもしれないと思ったり。

でもそういうことは過去にも起きていて、2009年、自民党は敗れ「民主党政権が発足」し、総理大臣はあの鳩ポッポ。2011年からはあの菅直人。

じゃぁどうするべきかなんて私にわかるわけもなくて、やっぱり「高市氏」には頑張ってもらいたいと思う。

でも「それが解決策にはならないであろうこと」を何となく感じる今日このごろ。

 

 

 

 

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