トランプは「アメリカ政府の莫大な借金をチャラにする計画」を持っているかもしれない。でもそれはアメリカが過去にもやってきたこと。

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世界はまだ「アメリカの関税の引き上げ」「アメリカへの投資の強要」で騒いでいますが、私は前から書いているように、アメリカの最大の問題は「莫大な政府の借金」で、その利子負担だけでもアメリカの軍事費を上回る、日本の国家予算をも上回るというところだと思っています。

要はその借金をどうするかということで出てきているのが「関税」であり「投資の強要」であり、そんな「眼の前のこと」ばかりに気を取られているともっと大きな「落とし穴にハマる」と思っています。

関税も投資の強要も、私達個人に直接の影響はほぼないにしても、アメリカが本当に計画しているのは「莫大な借金をどうするか」であるとした場合、その計画によっては私達にもとんでもない大きな影響が出る。

莫大な借金をどうにかしたい場合の「最高の解決策」は【通貨の切り下げである】のは間違いがないと思います。あるいは「意図的なインフレ」も同じ効果があって、通貨の価値が下がれば「莫大な借金の価値も下がる」わけで、もしもiPhoneが1万ドルの時代になれば、アメリカ政府の借金は5分の1以下になる。

まさかと思う人は「過去から何も学んでいない」と私は思う。

世界の歴史において、覇権が変わる。大国が衰退する時にはほぼ同じことが起きていて、それは「どうにもならない借金」と言っても良いと思っています。古くは「ローマ帝国の滅亡」もそうだったと思います。

そしてその解決方法は「戦争」であったり、「通貨の切り下げ」であったり。

それが繰り返されて来たのが世界の歴史。覇権も常に変化してきた。

その大変化の時に私達が遭遇するのは「運が悪い」というべきかもしれませんが、私は1ドルが360円の時代も、1ドルが70円台になる時代も生きてきましたから。今のドルが「半分ぐらいになる」としても全く驚きません。

でもそんな時代を生きるのは当然、簡単ではなくて、私の父も「ドルショック(ニクソンショック)(1971年、アメリカがドルと金(ゴールド)との交換を停止)」のときには事業を閉めざるを得なかったし、倒産しなかっただけでも良かったという時代。ちなみにそのドル・ショックによって「米ドルは暴落し、ドルを基軸とする国際通貨制度(ブレトン=ウッズ体制)が崩壊した」んですね。

これは自然現象ではなくて、「ニクソンがそうすると決めたこと」で、今、トランプが何を決めるのかはわからない。でもアメリカがもう身動きができないくらいヤバい状況にあるのは同じ。だから関税だ、投資の強制だなんてそんな程度のことで右往左往している場合じゃないと私は思っています。人は「目先のことしか考えない」のが普通ですが、長い歴史から学ぶべきことは多いと思います。

で、今、トランプが何を考えているのか。どうやって「莫大な政府の借金をチャラにしようとしているのか」が巷では言われ出した。

多くの人は「まさか」と思うでしょうが、上にも書いたように、アメリカという大国が生き延びるために何をするかを考えた場合、「過去と似たようなことは間違いなくやる」と思うし、トランプはもっと大胆で巧妙なことを考えている可能性すらある。

私もビットコインのことを真面目に考える必要があると考えるようになったのはこういう背景もあるわけです。

でもいつも書いている通り、じゃ、ビットコインを買おう、金(ゴールド)を買おうというのは「短絡的、おっちょこちょい」だと私は思っていて、【値が動き出したら間違いなくそれに乗るべき】と【準備をする】だけで良いと思います。でも決してその動きを見逃してはならないのだろうと。

ただトランプが何を計画しているにしろ、「突然の発表」だとしたら、「出撃するにはもう遅い」こともあって【タイミングを見るのは非常に難しい】とは思うものの、「オバケが出るぞと騒いでもしょうがない」のと同じで、「今の時点で対処するのは早計」だとは思います。でも裕福な方で余裕資金がごっそりあるのなら、ある程度の資金をビットコインや金(ゴールド)に今の時点でも分散するのは良いことかもしれない。

でも私はそんな余裕はないので、「オバケが出るとしたら、出てから考える」「出たらまずはすぐに逃げられるようにする」しかありません。

でもその様に「瞬時に動く」には「そうできる準備が必要」なのは間違いがなくて、当然、それなりの資金をすぐに証券会社に振り込んで、「空売りもできる状態」にする必要がある。資金が十分になければ、レバレッジを掛けるなりしないとなりませんが、それとて「初めての経験」じゃ危なくてしょうがないですよね。去年の8月の日経225の暴落時に、あの商売上手の青汁王子も「倒産するかもしれない」と大騒ぎだったのはそれが理由。

そしてやっぱり「どんな時代になっても稼げる自分であること」「日頃の収入を上げること」が何よりも重要だと考えます。

「アメリカの株式、ETFを買ってガチホしていれば良い」と考える人たちは「冬の時代」を経験することになるかもですね。でもどうなるかは誰にもわからない。

だからこそこう思うんです。

備えあれば患いなし

 
 
 

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