世界ではEV=電気自動車がどんどん売れていますし、基本に「グリーンディール」があって二酸化炭素排出を減らそうという考え方が中心にある。
昔からのカーキチの私はガソリン車しか乗る気はしないし、地球温暖化の二酸化炭素犯人説にも疑問を持っているし、でも世界は「何か新しい問題を掘り起こして、それを解決せねばならない」と大騒ぎをして「新たな産業を立てる」「新たな金儲けのネタを作る」ことを繰り返してきたし、この「EV化」もそれの一つだとしか考えていません。
でも世の中はそっちの方向に動いていて、それは「どうしても勝てない、難しいエンジン作りのトップであるトヨタ潰しだ」なんて話もある。
EUでは2050年には全ての自動車をEVにすると決めていますが、もし世界の自動車の全てがEVになる時代が来ても、その分の発電はどうなるのかと思うし、AIの進化と広がりだけでも遠くない将来に「今の地球の総発電量をAIが使うだろう」なんて言われていて、ほんとにまぁどうなっちゃうのかと思う。
EVが実際にどのくらい売れているのか、その動向、将来はやっぱり気になるし、そういう意味では「EUの動向」が私は一番気になります。なんせ「2050年には全ての自動車をEVにする」と決めましたから。
ところが自動車メーカーはどう頑張ってもそれは無理だと言いだして、反対派も増えているし、実際に自動車を買う消費者にもEV離れが見れる。結局は「補助金」が普及のキーになるだけで、それが中止されればEVは買わなくなる。でも「安ければ買う」という消費行動は変わらないんでしょう。
EVメーカーはどんどん進化して今までとは比較にならない良い車をより安く売り出している。また「どうせ中国製なんてたいしたことはないだろう」なんて私も思っていましたが、やっぱり中国の技術は侮れなものがあるし、板金をプレスして製品を作るプレス機も凄いのを開発したり、自動車は「鋳造部品が多い」けれど、ギガキャストと呼ばれるこれまたとんでもない一体成形する技術も導入し(テスラが先駆け)、日本の自動車メーカーも慌てて導入しだしたのが見えた。ところが中国はもっと大掛かりな装置を開発し、今までなら150個の部品を溶接していたのを「一つの部品として鋳造する」なんて日本のメーカーも真っ青な技術力。これは電池もそうで、「電池がネック」と言われていて日本でも次世代固体電池を使ったEVを近年中に発売なんて言っていたのにも中国はもう追いついているという報道を見た。
ところが世界的に有名なテスラもBYDも売上の伸びはよろしく無い状態で、BYDに関しては「実情はかなり悪い」「不動産の破綻した恒大と似たような状況だ」なんて話もある。またBYDの株を多く持っていたウォレンバフェットも大量に手放したという報道もある。
でも売れれば息を吹き返すでしょうし、そういう意味でもEV化では進んでいるEU、ヨーロッパの動きが気になります。
そんな事を考えている昨今ですが、たまに紹介する「ものづくり太郎」さんのユーチューブチャンネルで、ドイツ在住でそちらの方に詳しい日本人へのインタビュー動画が出た。
やっぱりEUとかヨーロッパという大きな括りでは見えてこない「国別の事情もある」し、EV化の進捗も国によって全くバラバラ。そんな今、どんな状況で将来どうなるかの予想もデータを元に説明していて、やっぱりネットのニュースや報道では見えてこない実情がよくわかった。そしてそこから日本も含めてこれからのEVがどうなっていくのかもおぼろげながら見えるような気がしました。
今、世界が注目しているのは「ハイブリッド車(ブラグイン含む)」ですが、そのままこれからも行くのかどうか。
EVに興味がある方はこれを見ても面白いと思うかもしれないと思い、紹介します。