高市新総裁になってからも周りはざわざわしてますね~。
私は「公明党の動きが面白い」と思ってます。かなり慌てているのがわかる。
また「安倍ガ~~~」の人たちは「高市ガ~~~~~」になって、言ってることやってることは同じ。
ただ「保守派はまとまっているか」というとそうでもなくて、私は前から「参政党」が気になって見ているのはブログにも書きましたし、また問題ばかりに見える「日本保守党」がどうなるか。
公明党とはどうなるんですかね~。
つまり「連立をどうするか」ってかなり重要だと思うのだけれど、国民民主党と深く繋がるにしても【過半数を取るのは簡単ではない】のが現状で「保守政党の是々非々で対応する」というのはそれが当たり前に見えるけれど「危険も含んでいる」わけで、高市氏がどこまで高市色を出せるのかが疑問。
言論人としては「三橋貴明氏」は今までも多大な影響を保守層にも与えてきたし、必要な人とは思うものの、参政党の「神谷氏」とこんな対談をだした。
どちらも私には「理想論者に見える」のだけれど、それが世論を引っ張ってきたと思うし、それはそれで良いとは思うものの、本人達は理想論をいっているとは思っていないわけで、そういう彼らが「高市氏の足を引っ張る」とまでは行かなくても「妥協は許さない」と動けば、高市政権は揺らいでしまう。
高市支持者は多いというけれど、80%の支持があるわけでもなく、「僅差で勝ち」、「自民党議員は少ない、支持者も少ない」、「反対勢力は巨大」であることからも「支援軍は微力」であるのが気になります。
そういう意味からも「公明党とどう付き合うか」が重要となると思うのだけれど、私としては「切れるものならさっさと切るべき」と長年思っていましたが、それもまた「理想論」でしか無いのだろうと思う。
本音としては、ここで一度、公明党とは距離を置くのが良いとは思うけれど、高市氏が「絶対的強者」でもなく、やっぱり「公明党に足を引っ張られる」のが今後も続くのか。公明党と離れることになっても、公明党は「そう?じゃぁ、思い知らせてやる」風に動くであろうし、簡単に決断できることではないんじゃなかろうか。
それとも「落ち目に見える公明党」は巷で言われるような「下駄の雪」として高市氏に踏まれても着いて行くのだろうか。ただ公明党も創価学会も「一枚板」なわけはなくて、彼らの中にも右も左もいるわけで、「内部調整」は簡単ではないんじゃないですかね。当然、「ガス抜き」のための言動もあるわけで、それにいちいち反応してもしょうがないと思う。
今回の総裁選のMVPは「麻生副総理」であるのは間違いないと思うし、政治の世界の「仁義」で言えば「麻生派を重視する」のも仕方のないことで、また高市氏が総理になっても「新米総理」なのは間違いがなく、「麻生派の影響」と「麻生派の力を借りる」ところの微妙なバランスが要求されるのだろうと思う。そしてそれは「どこと連立するか、協力体制を作るか」も大きく関係しているはず。
そういう意味でも、私は「麻生副総裁」「鈴木幹事長」というのは、そして「萩生田副幹事長」「小林政調会長」という【布陣】は非常に面白いと思うし、期待できると思う。特に「小林政調会長」は非常に良いと思っていて、ラスボスと呼ばれ、今までの日本の税制をデザインしてきた宮沢洋一税制調査会長の追い出しに成功したのは高得点。と思ったら「小野寺氏がその席に座る」のってなんだかなぁと思ったり。
高市氏が坂本龍馬を引用して「日本を今一度、洗濯いたし申し候」と言ったのは良くぞ言ったと思うけれど、きれいに洗濯ができるわけもなく、自民党内も他党もそして財務省とも「荒療治、喧嘩」ができるわけもなく、【どんな妥協をしながら進めていくのか】という見方しかできない。
「前途多難」
そんな言葉が頭に浮かんできますが、どうなりますか。
多くの保守層が推す高市氏だけれど、「こんなはずじゃ・・・」みたいなことならないと良いなぁ。
安倍さんもやりたいことが全て出来たわけじゃないけれど、彼を信じ続けた保守層の力が大きかった。
高市氏に安倍さんと同じような「求心力」があるのだろうか。
でももし高市氏を切り捨てるようになったら・・・・、ああ、想像するのも恐ろしい。
そういう意味でも、高市総裁誕生は「日本の大きな分かれ道」で日本が坂道を転げ落ちるのをどうにか首の皮一枚で繋ぎ止めることが出来たと感じています。
安倍さんが生きていたらなぁ・・・、そんなことも考えてしまう。