AI搭載ヒューマノイド型ロボットとは? 発売されたら欲しいなぁ

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いつも書いていることですが、私は次の時代は「AI搭載ヒューマノイド型ロボット」だと思っていて、その流れは必ず近い将来来るはず。

でもAI搭載ロボットがどういう仕組でどう動くのか、どう育つのかとか技術的なことはさっぱりわからない。

そんな時に、ロボットでは先端を走っている研究者の対談を見つけた。

AI、コンピューター、機械、電子回路とか、理系で興味がある人には面白いと思う。(私は文系 笑)

キーワードは【AIの「基盤モデル」】で、これに関しては知識として持っていたら良いはず。

◆出演◆
▼河原塚 健人
東京大学大学院情報理工学系研究科講師
2017年東京大学工学部機械情報工学科卒業、2022年同大学院情報理工学系研究科知能機械情報学専攻博士課程修了。特任助教を経て2025年より現職。
専門は筋骨格ヒューマノイドの身体設計と制御、オープンソースハードウェアの4脚ロボット開発、深層学習に基づく知能ロボットなど

▼中川 雅博
TBS CROSS DIG with Bloomberg ビジネスエディター
東洋経済新報社で『週刊東洋経済』『会社四季報』の記者・編集者として、自動車、航空、IT業界などを担当。その後NewsPicks編集部に移り、テクノロジー業界を取材。副編集長としてチームを統括。2025年1月にTBSテレビ入社、TBS CROSS DIGで企業・産業コンテンツを担当

この動画も面白いと思う。

これは「TBS CROSS DIG with Bloomberg」というユーチューブ番組ですが、このチャンネルはかなり本格的で面白いと思う。

AIに関する話も奥が深くて、話もそのジャンルの専門家の話だから良いと思う。

YouTube

TBSとBloombergが作る新しい金融・経済のメディアです。 「ビジネスパーソンに役立つ情報」や「海外の経済ニュース…

今までのロボットはパソコンと同じで、「こういう場合はああする、ああいう場合はこうする」と【フローチャート】を作ってその一つ一つの動きを人間が考えて入力するタイプだったけれど、AIが「自分で学ぶ」事ができるようになって大変化したのと同じ様に、ロボットも「自らが動いてどういうときにはどうするべきか」を学習するという。そういうロボットを現実空間、仮想空間で何百何千台も動かして学習させ、そこから学んだことは各ロボットが共有できる。

そういうロボットシステムを「基盤モデル」として供給できれば、まさに今のChat GPTがそうであるように、「対話によってロボットを動かすことができる」時代になるという。

今の時点ではまだまだだけれど、2,3年の内には「汎用型AI搭載ヒューマノイド型ロボット」が年間数万台ペースで出荷されるスピードで進んでいる様子。そして5年後には数十万、数百万台というペースで出荷され、自動車が普及したように「汎用型AI搭載ヒューマノイド型ロボット」が広がるだろうと。

本当ですかねぇ。

でもそれは「汎用AI搭載ヒューマノイド型ロボット」の話であって、工場や「単純労働の現場」向けのロボットの普及はもっと早いと。家庭用でも「汎用型」ではなくて「機能限定型」なら、まさに「お掃除ロボット」の「高性能版」みたいなのがどんどん出てくるのかもですね。

5年以内には大量に普及するなんてのは眉唾にしろ、そういう時代は間違いなく来るんでしょう。

私が考えていたより速いスピードで普及しそうな感じ。

欲しいなぁ・・・。

でも初期型を手に入れるつもりはないし、第三世代ぐらいになったら結構使えるかもね。機能によるけれど、高級自動車よりも安い1000万円ぐらいで買えるなら買うのアリかもね。当然、その時に搭載されているAIは今のChat GPTやGeminiを遥かに凌駕する性能があるはずで、それだけでも使い道はあるかもしれない。

AI戦争ではChat GPTが善戦しているけれど、GoogleのGeminiが勝つだろうという専門家もいる。それはGoogleはありとあらゆる「データ」を持っていて(Chat GPTもそれに依存している)、そしてAI以外で利益を出すことができる企業だからですと。その点、Open AIは開発費は「投資家頼み」となる。だから今回、Open AIはSORA 2なる動画生成AIを世にだして、Tick TockみたいなSNSで利益を出せるかテストをしているんでしょう。

私もそれは納得で「AIでトップを狙う企業」の競争は熾烈で半端じゃない資金が投入されていて、それは数千億じゃなくて「兆」レベルにはなるんでしょう。

問題はその投下資金を「どうやって回収するのか」で、5年以内にはAGI(汎用人工知能、Artificial General Intelligence 人間と同等以上の汎用的な知能を持ち、人間ができるあらゆる知的タスクを理解、学習、実行できる)の時代が来るとソフトバンクの孫さんもいうけれど、そもそも「実質的な利益があるのは開発企業ではなくて、AIを使う企業群」だと思うんですよ。

またAIもあるレベルを超えると、今みたいに私達が進化を認識できる遥か上を行くようになって、人間には「大きな違いはわからないだろう」とも言われる。でも「もっと上を開発会社は狙う」わけで、「トップを取れるか取れないかは大きな問題」となる。それは企業間ではなくて「国家間の競争」になるんじゃないですかね。

ところがAIを使う現場は「そこまでの神の様なハイレベルのAIは必要ない」ケースは多いはずで、【AI開発の将来】ってわけがわからない。

それを考えると、「日本のAI開発は遅れている」と言われるけれど、【それで良い】様な気もするんですよ。AI競争って無限とも言える投資が必要で、それは「電力」も同じで、Open AIのサム・アルトマンもすぐにでも「10ギガワットの電力が欲しい」と言っている。10ギガワットって「原発10機分の発電量」。( ̄口 ̄∥)

また必要な半導体メモリも大量で、サム・アルトマンは韓国のSKハイニックスの「全生産量が欲しい」とも言っている様子。サムはすでにSKハイニックスと交渉をしているのは確か。

そんな話も話半分に聞くべきだと思うけれど、AIの進化のためには「人間の脳でいうニューロンが大量に必要」で、【それさえ十分にあればAIの進化のスピードが早くなる】のがわかっている様子。

こんな競争に参加するのは馬鹿げているかもしれなくて、でもトップ企業や国家は「威信をかけて挑戦する」はず。

私が思いだすのは、昔から「発明をするのは欧米で、それを商品化して儲けるのは日本」なんて言われた時代があったこと。

これって例えばマツダ自動車の「ロータリーエンジン」もそうで、発明したのは欧米。でもそれを製品化して世界に売り出したのはマツダ自動車。

こういう「日本の得意な分野」ってあるはずで、AIそのものの開発は出来ないけれど、様々なレベルのAIを使って「実社会で使うには十分なAIシステム」をカスタマイズして構築し、それを製品化して供給、あるいはそれを使いこなすのは日本がうまいなんてこともあるんじゃないかと思うし、日本はその道を探るべきだと思うなぁ。

「漁夫の利を得る」ってやつ。(笑)

「2001年宇宙の旅」というSF映画の最高傑作を見た方は多いと思うけれど、あれに出てくる「HAL」という宇宙船に搭載された超高性能のAIシステムは「日本製」だったなんてね。

前に私は「AI開発者は新たな神を作ろうとしているんじゃないか」と書いたけれど、それもあながち間違っていないようで、AI開発のトップを走る人たちは「Digital Godを作る」と言っているそう。

AI信奉者は浮足立っているように見えるけれど、私はAIの進化が良いことばかりには思えないんですよ。

なんだか今の状態は、かつてアメリカ、ソ連、ドイツも「原子爆弾」なる新型兵器の開発に血眼になっていたのと重なって見える。

あるいは「バベルの塔」を立てているような・・・。

でもま、この流れが止まるわけもなく、私としては「そこそこ使えるAI搭載ヒューマノイド型ロボット」の発売を楽しみに待つことにしますかね。

それまで生きていられるかどうかわからないけれど・・・・(笑)

 
 
 

 
 
 

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