佐藤航陽氏ってご存知だろうか。
私は彼も「時代の寵児」だと思っていて、やっぱり発想が面白い。
彼はこんな風に紹介される。
【佐藤航陽】(WIKI)起業家・発明家。人類が宇宙空間と仮想空間で暮らせる未来を目指して、宇宙ステーション・宇宙ロボット・宇宙デジタルツインの開発を進めています。ITで起業 → 20代で上場 → 年商200億 → 宇宙で起業。著書30万部ベストセラーを記録。
私の時代のバックグラウンドはやっぱり「モーレツ」で何があってもガムシャラに突進するのが良いと言われた時代。「粗削りでもブルドーザーのようなパワーが大事」とされた。
その後、光通信の「重田康光氏」のような「頭脳とパワー」の人たちの時代になり、彼は史上最年少の34歳で東京証券取引所第一部に上場し、フォーブスの表紙にも出て「資産2兆6000億円」で世界第5位の金持ちとして紹介された。私は「大きな時代の境目が彼だった」と思っていて、「若くても頑張ればできるのだ」という夢を若者に与え、時代はITの時代となり「ホリエモン」みたいな時代の寵児が次々に後を追う時代になった。
そして今に続くのだけれど、今日の【佐藤航陽氏】も時代の寵児だと思う。
そんな彼のユーチューブ番組があって、これまた異色の経歴を持つ「田中渓氏(ゴールドマン・サックスで17年間、投資部門にいて、その後、独立し投資会社を運営)」との対談があった。
二人とも「変わり者」で、そして「時代の寵児」で、まぁ、話す内容が面白い。「価値観や生き方」がやっぱり普通じゃない。
今回、なぜこれを紹介しようと思ったかだけど、「ゆるストイック」であることが重要だと二人とも考えているのがわかったから。
私のような年代だと「ストイックに仕事を極めるのが重要」という価値観があるけれど、彼らは「そんなのは無理」だとわかっているのね。かと言ってダラダラ生きてどうにかなる世の中ではなくて、彼らが選んだ道は「ゆるストイック」という生き方。
これに私も賛同するわけで、決してそういうことを考えていたわけじゃないけれど、「誰に縛られること無く」「自分で自分を縛ること無く」「風に身を任せるように、でもストイックであることを忘れない」みたいな。言葉を変えれば「半分真面目で半分遊び」みたいな。
近年、はやりのFIREもそれが大事だと私は思っていて、FIREとは「完全な自己責任の個人事業主になるだけ」といつも書くけれど、でもそこには「悲惨さはないし」「XXXねばならない」というものもなく、「ダラダラとしながら真面目に一生懸命にやる」みたいな、今までとは違う「価値観、人生観」みたいなものがある。
私はこの「ゆるストイック」という生き方を一つの「生き方」として認めて、突き詰めて考えて実践するのは良いと思った。
対談相手の「田中渓氏」ももちろん私が注目する人で、多くのユーチューブ番組に出ているので見てみたら面白いと思う。
この動画の対談相手は「中島聡氏」で、この人もまた異色の経歴を持っていて「マイクロソフトのWindows開発に尽力し、右クリック、ドラッグ&ドロップを作った人」で、技術面から見て良い企業に投資をしていて、彼の発言には注目するべきだと思う。
本当に時代の移り変わりって面白くて、このブログでは株式投資などの投資に興味がある読者も多く、「何を買うべきか」「何に投資するべきか」を常に考える人が多いと思う。
でももっと大事なのは「どんな価値観を持ち、どう生きるか」であって、まずはそのへんからの「自己改造」をしていくのが順序だと思うのね。それによって「投資も大きく変わる」から。
ホリエモンしかり、やっぱり「今の時代に生きる人たち」から古い概念で頭がカチンカチンになりそうな私の年代、あるいはこれからの時代を生き抜こうと思う若者はこういう「時代の寵児達」が一体何を考えてどう生きているのかを知るのは良いと思う。
面白いですね~~~。