18日に外務省の金井正彰アジア大洋州局長と、中国外務省の劉勁松アジア局長との会談が北京で行われ、その会談後、劉氏は胸を反らして両手をポケットに突っ込んで歩き、その横で、通訳の言葉に耳を傾けている金井氏が、少し頭を下げているように見える映像や写真が、中国メディアを中心に公開された。
この写真や映像が中国で出回っているという。【よくぞやった!ザマァ見ろ】ということなんでしょう。
でも私も「良くやった。証拠を掴んだ」みたいに思うんですよ。逆の意味でですが。
調べてみると、どうもこの中国のアジア局長ってこういう「偉そうな感じの人ではない」らしいし、この写真、映像が撮られた場所は普通、記者団が写真を撮る場所でもないらしい。
ま、そうではないしろ、ああいう態度をとるのは【わざとやっている】のはミエミエで、ヤクザが虚勢を張るのと同じでしょう。もしもあの態度が「自然体」だとしたら、【付き合うべきではないもっとヤバい国】なのがわかる。
「それを見せる」「見て喜ぶ」国、人たちってどういう人なのかはすぐわかるわけで、こういう写真が私は世界中に拡散されればよいと思う。
また中国政府は「日本の水産物の市場は中国にはない」と発言したらしい、これの裏とりは出来てないけれど、再開した水産物の輸入をまた止めるかも知れない。
また高市発言で「日本への渡航制限」や「日本在住の中国人は身辺に気をつけろ」とか、まぁこれもまた「やることはヤクザと同じ」で、この件に関して、定例会見で質問を受けた「小野田紀美経済安全保障担当相の答え」が素晴らしいと思った。
質問「外国人規制担当ということで(小野田)大臣はいらっしゃいますけど、高市さんの発言によって、外国の方が、観光で来られる方さえ、来られなくなっているという状況が生じていることについて、大臣の受け止めをお願いします」
小野田「いえ特に、先方が、特定の国に限らず、わが国に対してどのように行動するかは、その国の考えによるところなので、私から申し上げることはございませんが、ただ、そういうリスクがあるところに経済的に依存をする、ということは危険だよ、ということを認識しなきゃいけないな、という風には思っています」と繰り返した。
小野田紀美経済安全保障担当相は18日、内閣府の定例会見で、高市早苗首相の発言をめぐる中国からの観光客などへの影響につい…
これに尽きるんだろうと。
こういうふうに一連の出来事を感じるのが私は「正常」だと思うし、中国の対抗措置にビビったり、実際に影響があるのはわかるけれど、【ヤクザと付き合えば常にそういうことが起きる】のはわかりきっている。
世界を見ても「中国にゴマをすり、顔色を見ながら生きる人達」が多いにしろ、感じることは同じじゃないですかね。
【できることなら、お前とは付き合いたくない】ってことでしょう。
中国共産党って、やっぱり本質的には「北朝鮮とやることは同じ」だと私は思っていて、それが広く世界に認識されるのは良いことだと思う。
【こういう国が米国に代わって世界の覇権を取ろうとしている】のってどういうことなのか。どういう世界になるのかなんて「スネ夫でもわかる」んじゃないですかね。【ジャイアンを応援することはあり得ない】でしょう。
上の写真はちゃんと保存して、中国、中国人が何か調子の良いことを言ったら【それを見せれば良い】と思う。
【これが本音でしょ?】って。 (^_^)v
なんだか、私は中国に「哀れさ」まで感じるし、「こういう態度をすぐ見せる中国」って良いのかも知れないとも思う。
そういう意味ではもう過去の人だけれど、「鄧小平」って凄い人だったと思うし、世界をうまく「手玉に取った」とも思う。
「習近平」って【わかりやすい人だ】と言われるけれど、意外に彼で良かったのかもね。
ところで、かつてトランプが「中国が台湾に侵攻したら北京を爆撃する」と言ったのが注目されていますね。私はそのトランプの発言を知らないのだけれど、それもまた「今回の一連の出来事」と一緒に、世界に拡散されたら良いなと思う。
「嘘だろ?」と思うけれど、CNNの当時の報道によると、トランプ氏の当該音声を入手したとのこと。
高市早苗首相の台湾有事に関する7日の国会答弁をめぐって日中関係に緊張が広がる中、トランプ米大統領の中国に対するかつての…
また「高市発言」ですが、私は「高市氏の言い方」も不用意だったと思っていて、彼女はこういった「武力の行使も伴うものであれば『存立危機事態』になり得るケースだと考える」と。
この「なり得る」とは「そうなる可能性もある」という意味だけれど、「なり得る=なる」と受け取られやすいと思う。その「言葉としては小さな違いだけれど、意味は大きく違う」言い方は失敗だと思った。
報道によるけれど、「武力攻撃が発生したら、(日本にとって)存立危機事態にあたる可能性が高い」と言ったとあるけれど、高市氏が使った言葉はそれじゃない。
「揚げ足を取られやすい言い方」を高市氏は使ったと私は思うし、どうして【可能性】を強調しなかったのかと思う。
「武力の行使も伴うものであれば『存立危機事態』になる」と断定したら、それはやっぱり言い過ぎになるわけだし。
そもそも「尖閣諸島は台湾の領土」と台湾は主張するし中国も「だから中国の領土だ」という理屈なわけで、「台湾侵攻をすれば尖閣にも来る」と考えるのが妥当で、また「与那国島」には陸上自衛隊の陸上自衛隊の与那国駐屯地もあって【レーダーサイト】もあるわけで、ここを中国が台湾侵攻をするとしたら「潰す」必要があるし、「一切タッチしない」なんてことはありえないと思う。中国軍の動きが丸裸になってしまうのだから。
また「海上封鎖」も中国軍がするわけで、日本の船、海上自衛隊はもちろん【警察業務をする海上保安庁の船】も近づけない、臨検を受けるとなれば【国家の主権、安全が侵された】となるのはあたりまえ。だから日本に対して「武力行使がない」としても【それならオッケイです】とはなり得ない。
また有事の際には台湾、そして台湾軍の船舶が「日本の領海に逃げ込む」事も起こるはずで、その時、日本は、中国はどうするんだろうか。
だから「台湾有事は日本有事となる」と考えるのが妥当で、「それはありえない」という理屈のほうが無理があると思う。
中国としては「台湾侵攻をするなら、日本を攻撃せざるを得ない」と私は思うし、あるいは「台湾侵攻をしても、海上封鎖があっても【日本は何もせず無視する】という約束」がなければ動けない。でもその約束そのものが「日本の国家主権の放棄」であるし、仮に日本がそう言ったとしても「中国がそれを信じる」としたら「中国はバカ」となるはず。たとえ「日本が1ミリでも動いたら核攻撃をする」と脅したとしてもです。そして中国がそれを言えば「日本に対する宣戦布告」と同じことになるし、日本は臨戦態勢に入らずを得ない。
「戦争をしない」というのは「自ら始めない、侵略はしない」という意味であって、「やられても手出しをしない」という意味じゃないでしょう。
でも「それでも手を出すな」「攻撃されても反撃するな」「侵略されても侵略を許すしか無い」と考える日本人は多い。「防備を厚くすると、それが彼らの攻撃の理由になる」という論者もいるし、そう主張する政党もある。
「尖閣が欲しければくれてやれば良いじゃないか」という人も多い。
でも最近、また中国は「沖縄は日本領土ではない」と言い出している。これはこれで私は問題点がないわけじゃないと思っていて、「沖縄はアメリカに返還された」けれど、それは「連合国がそう決めたわけじゃない」という理屈も成り立つのかも知れない。
だから遠い未来には「沖縄独立」を経て、「中国が飲み込む」という超長期戦略を持っているのは私は間違いがないと思っていて、中国が沖縄の政治家や知識人をしっかり取り囲んでいるのもその一環でしょう。そして「アイヌ独立」という勢力と連携している。
本当に恐ろしい人たちだと思うけれど、同じようなことを各国、各地でやってきたのが「アメリカ合衆国」。私はウクライナもそうだと思っていて、そもそも「ウクライナは中立国」であったのをNATOと共に西側に無理やり引き込んできたのがアメリカ。そしていつのまにか「それを原点とする」から、「ロシアは侵略者」となる。
そこのところの認識がまったくないと「トランプの停戦案」を理解できないはず。

