現在、引っ越し中で、このエントリーは何日も前に書いて保存しておいたものを「日付と時間を指定して自動的に公開したもの」です。
SNS関連の詐欺ですが、どうして減らないんですかね。毎日毎日「何千万円も騙された」というニュースが出てくる。
「警察を名乗る」場合は意外に引っかかるような気もするのだけれど、【送金しろ】という時点でなにかおかしいのは気がつくはずだし、ましてや見ず知らずの人の【儲け話に乗る】のが私には理解できず。
また【有名人を名乗る】場合も騙されるケースはあると思うけれど、ホリエモンが「私の名前を語った詐欺被害は100億円を超えていると思う」なんて言っていた。そして「詐欺が明らかなのにフェイスブックなどはそれを削除しない」と怒っていた。
だから「ニュースになるのは氷山の一角」なんでしょうね。もし私が騙されても「きっと誰にも言わない」かもしれない。(笑)
【情報提供】にも詐欺があって、でもそれは「入会金、月会費」で止まっていれば大した被害にはならないだろうし、それが詐欺かどうかの判断は難しいですよね。「マニュアル販売」も同じ。実は私も若い頃ですが、「この人はすごい」と思う人がいて、「50万円で1年間、私のすべての売買を教えます」なんてのに乗ったことがあります。ところが彼の推奨銘柄では全然、利益が出なかった。(笑)
この詐欺(?)も大したもんで、そういう情報提供サービスはしていない風を装うのね。そして初心者が「是非、貴方から学びたい」という形に持っていって、「そこまで仰るなら・・・、50万円で」と話は進んだ。
でも今の私は「上手い人、理屈が通っている人の推奨銘柄を無視するべきではない」と思っていて、「すぐに飛びついて買わなければ良いだけのこと」なのね。で、「上昇波動が見えたらそれに乗る」ことをすれば【上昇は続いて大きいかも知れない】し、「下げ波動が見えたら逃げれば良い」という考え方でいます。
でもそもそも「他人に儲けさす」というのがおかしいわけで、【儲かるなら自分でやれば良い】じゃないですかね。
ましてや「他人にそれを教える」ことをしたら、【自分の儲けは減るのはほぼ間違いがない】はずで、「教える側に立てばすぐにわかるはず」だと思うんですよ。
意外に「これは詐欺だ」「おかしい」と気がついて止める人が99%で、1%の人が引っかかる様な状態なのかもね。いや、もっと引っかかる人の%は低いのかも知れない。でもそれでも「数千万円、数億円」を支払う人がいるから「詐欺は良い商売になる」のか。
私もあちこちにアンテナを張っていますから、「これからはXXXの時代だ」「この銘柄は凄いことになる」なんてのを見ると興味があってそれを見ることがありますが、「入会金が高い」場合はやっぱりおかしいと思う。そもそもそんな良い話を「他人に教えたら自分の利益が減る」のだから。私だったら「黙って粛々と株を買い集めよう」と思いますもの。
ましてや「投資金をどこそこに振り込んでください」なんてのは【あり得ない】じゃないですか。
あるいは「自分がしこたま仕込んだ株」を「凄いぞ~、化けるぞ~」と騒ぎ立ててその株を多くの人に買わせて「値を吊り上げる」なんてのは古典的な方法で、それは「大手の投資会社さえする」と思っています。世の中には「予想をするサービス提供が多く存在する」わけですが、超有名な企業でさえ「いつも大げさで当たらない」と思うところもあったり、その会社が「買い推奨。目標値XXXX」なんて言い出したら【そろそろ売り時かな?】なんて思ったり。でもそれを詐欺とは呼べないし、意図的にそれをやれば取り締まる法律はあるにしても、多かれ少なかれそれをやって【投資意欲を煽る】会社は多いと私は考えています。
今は知りませんが、昔は証券会社がそれをやっていたのね。ある銘柄を注目銘柄として買い上げて、値を上げてから「推奨銘柄として販売員に売らせる」なんてことは普通にあった。だから皆さんも御存知だと思うけれど、「大きく損を出していた顧客に優先的に儲けさす」なんてこともあった。そして「損失補填」までして社会問題になった。
特に「昔の日本の商品先物の世界」はメチャクチャで、「商品先物取引業者」そのものが「仕手戦に参加する一味」だったり、動く相場を作って(日本の商品先物の世界はそれが簡単だと言われていた)「新規顧客獲得強化月間」なんてやっていた。これが面白いのは、ド素人にも「最初は儲けさす」んですよ。実は私が20代の頃ですが、飛び込みのセールスマンが「東京砂糖を買ったら必ず儲かります」というので、買ったことがあります。飛び込みのセールスですよ。(笑)
一口7万円でしたし、7万円なら遊んでみるか?と思ったのね。でもそのときは、値が大きく下がったら損失は何倍何十倍になることも知らなかった。でも買ってから1週間もしないうちに7万円は2倍になった。その頃、またその営業マンが来て、「新たに投資を考えてみませんか?」と【1千万円を投資した場合の目論見書】を持ってきました。当時、私は1千万円なんて持っていないし見たことさえないし(笑)、商品先物の世界を調べたら「ギャンブルとほぼ同じ」なのがわかって、その話は断り、「数万円の利益は有り難く頂戴して終了」となりましたが、もし私にそこそこのお金があって、「次に100万円投資してみませんか?」という話だったら乗ったかも知れない。
セールスマンは「買い時、売り時は私が教えますから」となっていて、当時は株もそうでしたがオンラインなんてないし、「自分の担当を介して売買する」「あるいは電話で注文する」のが普通の時代。そしてその担当は常に「売りだの買いだのいう」わけで、またそれを当てにして株式投資をする投資家はごっそりいた時代。そもそも「毎日値が更新される株価チャートさえなかった」んですから。私が良く利用したのは「週に一度発売される株価チャート」でした。だから昔(父の時代)はラジオの短波放送を聞きながら自分で大きな方眼用紙にチャートを書き込んだのね。あるいは「次の日の新聞」から値を拾ってチャートを自分で作るとか。でもそれじゃ「考える時間がない」から遅いのね。
また株式市場の場合は「皆が買ってくれて値が上がり続ける」のが【善】【正義】であって、どんなときでも「買いましょう」という傾向が強い。そして「こうすれば利益が出ます」と素人にアプローチして「ふ~~ん、やってみようか」という人たちを常に集めるのが全ての関係者がやることと言っても間違いがない。そういう新規参入者が「株式市場という大きなエンジン」に【常時大量のガソリンを注入してくれる】わけで、そういう新規参入者がいないと「古参のプロ同士が富を取り合う世界になってしまう」じゃないですか。でもそんなことをするより、「皆でより多くを分かち合うこと」を目指す。
そして「もうこれまで」と思った時にプロやハイアマは「一斉に売り側に回る」わけで、それは「トーシロを刈り取る」のと同じ事が起きる。
「皆が詐欺集団」と言っても良いと私は思っていて、詐欺の世界にも「ピラミッド、ランク」が存在して、その底辺が「株式市場に生きる人達」であり、上の方に行くと段々と詐欺色が濃くなり、「上がる銘柄を有料で教えます」とか、「ここにお金を振り込んでください」と変化し「低額を振り込ませて儲けが出たようにし、ほらね、もっと注ぎ込みましょう」というような詐欺になる。
その詐欺ピラミッドの頂点は「私にお金を預けてください。必ず増やします」という詐欺だろうか。(笑)
でもそれに多くの人が引っかかるのもわかるわけで、そもそも「ファンド」がそうで、出資者からお金を集めて投資する形態を取るから、それと同じ様に考えてしまう人も多いのかもね。また「個人間でそうするケース」って結構ある世界で、自分は自分で投資するけれど、「うまい仲間にある程度預けて運用を任せる」なんてことは結構ある世界。
ちなみに私は他人のお金を運用したことは一度もなくて、マレーシアに来てから「私の500万円を・・」なんて話もあったのだけれど断りました。断った理由は「責任が持てない」からじゃなくて、私は小心者で「他人のお金だ。責任がある」と思っただけで判断がおかしくなって勝てなくなるのがわかっているから。自分のお金でさえ、「これは本物のお金じゃない、オモチャのお金だ」と自分に言い聞かせてトレードしたなんてこともあるくらいの小心者。^^;
他人に預ける場合、そこで重要なのは「信用と実績」なわけで、見ず知らずの人や会社に任せればどうなるかなんてすぐに分かること。
「不動産投資で10%でしたっけ?その配当を約束する不動産投資スキームがあって2000億円だかのお金が飛んだ」。【みんなで大家さん】という投資案件で3万8000人から2000億円集めたと言われる。この高配当からも「ポンジスキームかもしれない」のは簡単に想像できると思うけれど、「ポンジスキームって?」なんて人たちが引っかかったのかもしれない。
投資で私はこんな低金利の時代にそれだけの配当を出すなんて【あり得ない】と思ったし、それも既存の不動産じゃなくて「開発事業」で【何年間も利益が出ないのがわかっている事業】に投資する人が大量にいたのが信じられないでいます。そんな優良な投資案件があるなら、大手の銀行だって乗ってくるはずで、そして「最初から10%の配当を出せなんて絶対に言わない」し、わざわざ「個人にその話を持っていく」ところが変じゃないですか。「広告宣伝を含む集客コスト」を考えただけでも「あり得ない」と思う。
でもねぇ銀行でさえも詐欺まがいの商品を売るわけで、リスクが高い金融商品をちゃんと説明しないで販売し、裁判になって銀行が負けた事例も少なくないじゃないですか。
マレーシアに来たのは2016年ですが、主要取引銀行のHSBCも「仕組債」を売っていて、それを推奨してくるのね。私は仕組債のリスクを当時はすでに知っていたし、「こんなのを積極的に売っているんだ?」と驚いたし、「情報提供」と称していろいろ勧めるのね。だからある時、「そういう情報は一切送らないで欲しい」と要請したこともありました。
でも私はHSBCシンガポールとはマレーシアに来る前から取引があって、その担当にはそこそこの信頼も置いていたので「金(ゴールド)を買いましょう」と言ってきた時には「それに乗った」のは前に書いた通り。これは「定型句のオススメじゃなくて、私に対する個人的な資産運用を考えてのアプローチだった」のも上に書いた仕組債の売り込みとは違うところ。仕組債の売り込みなんてパンフレットを送ってくるだけですから。
また金(ゴールド)のチャートを見ても「良さげ」に見えた。
当時、金(ゴールド)は1200ドル前後でしたが、買ってからどんどん値上がりして1800ドルぐらいの時に「そろそろ金(ゴールド)は売ってください」と連絡がありましたが、私はそれを売らずに「ヘッジの練習」をしようと、「下げ波動が見える時にはCFDで売る」ことをしていたのも書いた通り。でもある頃から「上昇トレンドが強くなった」ので放置したら4000ドルを超えるまでに値上がりしたという経緯。そして「伸び切った」のがチャートで見れたし、「ダブルトップ」という「天井で良く見れるパターンが出た」ので【利確しようと思う】とブログに書き、そしてその時から下げだしたので慌てて売ったことも書きました。
結局ですね「他力本願で儲けることは出来ない」のが世の中の決まりで、「欲の皮が突っ張って楽をして儲けよう」と思うところに詐欺師が寄ってくるし、詐欺とは言えなくても「そういう欲の塊の客にリスクを取らせて自分は販売手数料で儲ける」のがこの世界の原点でしょう。
でも「客に儲けさす」のを真剣に考えるところもあるわけで、それは「手数料商売」なら当たり前で、でも「リスクは客に押し付ける」のは決まったことじゃないですか。
「楽をして儲けたい」のは私も同じで、それはよく分かるけれど、それを望めば【飛んで火に入る夏の虫】と同じだってことだと思う。
そもそもやったこともない投資に興味が出るのは「本業(サラリーマン含む)がうまく行かない。収入も足りない。将来に不安がある」と思うからのはずで、【青い鳥を探したくなる】のもよく分かる。
でもその考え方に問題があると私は思っていて、投資の世界も本業(サラリーマン含む)と全く変わらない厳しさ、難しさがあると思う。青い鳥なんかどこを探してもいない。
だから詐欺師も、詐欺的な案件、商品も生まれてくるわけで、もしかしたら「投資の世界のほうが難しい、危ない」と考えるほうが正解かもですね。
もし本業(サラリーマン含む)がうまくいかない時に、「週に働くのは1日。出社の必要なし。収入は今より多い」という仕事があったとして、本業をそれに乗り換えようとしますか?というのと同じ。
ましてや投資の世界って怖くて、「労働の提供で稼ぐ仕事なら金銭的な損失はない」と言って良いと思うけれど、「投資の世界はとんでもない損失が出ることも普通に起きる世界」ですよね。
今現在、「株価」も下がってきたし、安全資産の「金(ゴールド)」も同じ、楽しみだった「暗号通貨」も同じ。
【持ち続けていれば大丈夫さ】と自分に言い聞かせている人も多いと思うけれど、「今の下げは始まったばかり」で【過去にあった70%80%と同じ様な下落の入口かも知れない】と想像することも必要じゃないですかね。でもこればかりは寝ずに考え悩んでも「将来を知るのは神のみ」と私は考えます。
そうなったとしても「持ち続ければ良い」「安いところは買えば良い」というのも【正解】なのは過去の動きを見てもその通りだけれど、10年も20年も、あるいは30年も【元値にさえ戻らなかった】ことは過去に何度も起きているし、それは日本だけじゃなくてアメリカも同じ。
それを待つのが「投資」ですかね。
私は「金持ちの道楽」でしかないと思う。
でも私は皆さんに提案したいことがあるわけです。
景気が良かろうが悪かろうが、株価が上がろうが下がろうが「利を出す方法がある」ということ。そして「大暴落」「バブルの崩壊」も【大儲けのチャンスとなる】という事実。
そういうシステムがちゃんと出来ているから、超大手の機関投資家や銀行、生命保険も【ヘッジが可能】なわけで、「値が下がるのを見ながら手を合わせて神に祈る」なんてことはしない。
また「そのシステムがあるからヘッジファンドも存在できる」んじゃないですかね。
こういう「高値に皆が舞い上がっている時代」だからこそ「空売り」「先物でショート」「コールオプションの売り、プットオプションの買い」などを学ぶ良い機会だと言える。また「積極的撤退」「積極的様子見」も大事なことに気がつくんじゃなかろうか。皆はそういう経験の積み重ねで「相場で何よりも重要なのは1にタイミング、2にタイミング、3,4がなくて5にタイミング」であることに気がつくのだと思う。
誰でも「生活の安定が欲しくて投資をする」のが普通で、ギャンブラーの様な生活がしたいわけじゃないはず。
それは大手の投資家も同じで、だから「ヘッジもする」し、「タイミングを見計らって現金化もして次のチャンスを狙う」わけで、だったらそういうところも真似たらどうですかね。
「買うことだけ真似する」「楽をして儲けることに固執する」って・・・・、何かおかしいと思わないんですかね。
「自ら詐欺師、詐欺案件を呼び込んでいる」という発想も大事だと思う。
「これはギャンブルだ」と割り切るなら良いと思いますが、それに何千万も、自分や家族の将来も賭けるって・・・・
またここでの問題は「結論が出るのは何年も何十年も先だ」ということだと思うわけです。いつかまとまったお金が必要になった時に「株価は低迷中、暴落中」だったらどうするのだろうか。またそこから10年、20年待つ?
だから私は「長期投資だとしても年間の利益目標は建てて、いかにそれを達成するか考えるべき」だと思う。
たとえ10年20年先の事が重要だとしても、それは「一年一年の積み重ねでしか無い」と思う。
宝くじの「当選発表が10年先」だとして、それを買いますか?ってのと同じだと思う。
これは私も同じで、だから私は「長期投資は債券投資のみ」としています。いついくらの収入があるのか確定していますから。定期預金と同じ。(笑)
私の場合、それで良いのは「デイトレ、投機」で「リスクを取る」という二方面作戦だから。
「一発逆転を狙いたい」のはわかりますが、【甘くなかった・・】と気づいた時には【もうすぐ定年退職】だったらどうするんですか。
日本人、それも歳を取った一般の人たちは「株式投資に積極的ではない」と言われますが、それはなぜなんでしょうか。
「バカだから?」
当然、そんなことはないわけで、「自分の過去の経験」から【その世界で勝つにはそれなりのスキルが必要】なのをよ~~くわかっているからでしょう。
でもま、「ガチホで儲けよう」なんてのは全ての人が考えること、経験することで、それがあるから「学びもある」ということなんでしょう。
でも「俺は学んだぞ~~。やっとやるべきことがわかった~~」というときが「定年間際」だったらどうするのかって話し。
そんなことは経験しなくても【過去を学べば簡単にわかること】でしかない。でもそれもしなくなるから【欲望】って怖いのね。
相場で負ける理由は「欲望と不安をコントロールできないから」と言われるのはそういうことでもある。
だから「冷静にチャート分析を学ぶ」ことが重要だと私は思う。でもそれと同じ様に「ファンダメンタルズ、世界情勢分析を学べば良い」という考えもあるのだけれど、「チャートというのはそういう皆が分析して行動を起こした結果を表すもの」で、【値動きのみが真実】だという考え方を私は持っています。
「上がるはず、下がるはず」なんてのは【妄想でしか無い】と割り切るのが良いと思っています。
でもそれでも「大手の投資家や企業は予想をしないわけにはいかない」のも事実で、【予想なくしてなんの計画も建てられない】から。為替動向の予想をするのも同じで、それがなければ「貿易は不可能」じゃないですか。製品やサービスの値も決められないし、海外投資もできないでしょ。
だからテレビやニュース、専門家はその「予想」を一生懸命するわけで、でもそれって私達雑魚には関係ないのね。彼らと一緒になって悩む必要なんかまるで無い。
だから私はそういう予想をしないで済むちっぽけなゴミみたいな存在の自分だから【実は有利なのだ】と考えています。
私達は「売ろうが買おうが」「何もしないで半年遊ぼうが」好きにできるって凄いことだと思う。