なんだか私の周りでは「ビットコインを売るべきか?」で論争が起きています。
売るも何もここまで下がるまで持ってるんだ?
というのが私の感想で、今更どうするべきかなんてわかりません。
地雷を踏んでから「どうしましょう」というのと同じで、その議論そのものが私には理解の外。
でもま、皆さんそれぞれ考えがあって投資をしているはずで、「初志貫徹」が一番良いんじゃないですかね。右肩上がりで値が上がることしか考えていなかったなんて人がいるとは思えないけれど、そうだとしたら・・・、う~~む、私にはわかりません。
私はビットコインを持っていませんが、持っているとしたら、長期の動きを見るのには4時間足を見るのは全ての対象がそうですので、4時間足を見てみます。これはシカゴの先物ね。
基本的には、長期投資の場合に限って【4時間足重視】です。
超簡単なこのチャートの見方ですが、バックグラウンドの色変わりで「大雑把なトレンド」を把握します。赤は下降トレンド、緑は上昇トレンドですから、基本的にはそれには逆らわないポジションを取ります。
ショートの出撃ポイントは赤になったところではなくて、オシレータが陰転するところ、黒線(Doda Donchian)と交差するあたり。利食いは同じく黒線(Doda Donchian)との交差。ただし、次に上昇波が来ていますが、上位の時間軸のチャートで大きな流れを把握するのはMUSTで、日足を見ます。すると【強い下げトレンド】なのが見えるので、上の4時間足の「上昇波(緑の部分)」では買わずに様子見。そしてまた「下降波(赤の部分)」というか日足と4時間足のオシレータを見て、それが下がる瞬間、黒線(Doda Donchian)との交差あたりで売る。という感じでしょうか。そしてまた小さな上昇波が来ますが、それが伸びる可能性もあるので、ここでも撤退し、また「売り出撃」をする。そしてそのまま「売り継続」となります。
他のインジケータも表示させていますので、それらがどう変化するのかも見ますが、簡単に書けば上に書いたような単純な見方で、深く悩むことはしません。売りポイントや撤退ポイントが良くわからないケースもありますが、【わからない時には絶対に出撃しない】のがルールの一番最初のルール。
ただ「撤退に関してはシビア」で放置することはなく、また「撤退ポイントが分かりづらい場合」、その時には「色変わり」や「小さな矢印」を重視して、「これらは遅行指標であるからして、その変化が見えた時には問答無用に撤退する」とか。また当然、読みとは逆に動く場合もありますから、そのときは決めた値幅で損切りするなり、黒線(Doda Donchian)と交差で損切りとか。損切りした後に自分の考えていた方向にすぐに戻ったとしても、それは「自分には関係ない動き」と考え、悩むこともないし、追撃もせずに、「流れが自分に見えるまで待つ」様にしています。
なるべく考えない、悩まない、失敗しても悔しがらない、うまく行っても喜ばないのが良いと思っています。自分のルール通りに淡々とトレードするだけ。
なぜ私がビットコインをトレードしないのかですが、やっぱり「トレード環境が良くない」のね。入出金に問題があるままですし、先物なら簡単にトレードできますが、1単位が5ビットコインで「私には大きすぎる」から手が出ない。また基本的にはCFDは好きではないし、ETFもあえてトレードしたいとは思わない。
またトレードするとしたらデイトレが私には良くて、4時間足なんて1日に足が6本しか出来ない動きではそれを監視続けることは不可能。でもデイトレするにはまだまだ出来高が足りないと感じます。また4時間足でも自分が知りたい変化が出たら「アラートが出る」ように設定できますが、24時間、いつ出るかわからないアラートを気にするのもストレスが溜まります。
今回は「たまたま動いた」からこんな解説になりますが、本来は「いつどう動くか」なんてわからないわけです。それを何ヶ月も待つのは精神的にも非常に難しい。だったら、私は「日銭を稼いで貯めたほうが楽」ということ。ま、今回の下げが来るまではそこそこ長い「上昇トレンド」でしたが、「それがいつ変化するか監視する必要がある」わけで、それを「見続ける」のも私には結構なストレスとなります。特に「ポジションがある場合」は尚更で、「気がついたら下がっていた」なんてのは困りますから、監視を続けないとならない。「出撃前」なら出撃してもしなくても「損はない」から気楽ですが、「ポジションを持ったら話は別」になる。
どちらにしても「チャンスはいくらでもある」と考えますから「無理はしない」のが一番で、長期投資の場合はいくつかの投資対象、時間軸で場の動きを監視して、「チャンスが有る」と思ったときだけ出撃するのが良いと思っています。「常に動きを追おう」という考えはないし、そもそも「常に動きを読む」なんて不可能。
もしチャンスが10回あったとして、その中で2,3回、出撃できれば御の字ですし、当然、負けることもありますが、トータルでプラスなら上出来と考えます。
そういう意味では、私はNasdaq100のE-miniの動きや値幅が私と相性が良いので、Nasdaq100のe-miniだけ追っていれば十分と考えています。あえてわざわざビットコインだなんじゃと対象を増やしても疲れるだけですし。
でもそれは「デイトレだから」そうなのであって、最初から4時間足を見るような時間軸でのトレードなら、「対象を増やして監視する」のは良いと思います。でも「動きだすときは皆一緒」と考えても良くて、「どれをトレードするべきか」悩み始めることもあるんじゃないですかね。
私は基本的には「トレード対象を決める」のが一番「心の安定を保てる」と考えます。でもそれは【自分の手法と合うトレード対象にする】という意味で、それは誰にでもあるはずで、皆がトレードするからと言って「USD/JPYだ」「いや日経225だ」と固執せずに「世界は広い」ですから、いろいろ見たら面白いと思います。「香港ハンセン インデックス(HSI)」も特徴的な動きをするし、好きな人も多いのじゃないかと思ったり。ただ時間帯が香港時間9:30~16:00(12:00から昼休み1時間) なので、日経225と同じくこの時間帯にトレードするのは難しい人は多いかもですね。でも「香港ハンセン インデックス(HSI)」なら【朝の2時間ぐらい】が勝負時間でそれに特化するのは良いかも知れない。
夕方からなら、ドイツの国債(Bund)も特徴的な動きをするし、「小幅取りをして回数で稼ぐ」タイプには良いと思うし、大きなロットでもびくともしない出来高の大きさがありますから、「ロットを大きくして小幅で稼ぐ派」には良かったり、世界は広いですからいろいろ見てみたら「自分を待っている銘柄」が見つかるかもです。私のNasdaq100のe-miniだってそうやって見つけたわけですし。
もしチャート分析に興味があるなら、私はお二方を紹介したいです。
まず「基礎的な見方」という意味で、この方は外さないほうが良いと思います。私はこの方のような分析をブログでは一切書きませんが、それは彼のような見方をしないということではなくて、「彼の見方が大原則で頭の中に入れておくべきこと」であって、ただ単に「流れに乗る」だけじゃ駄目なのね。それをいちいち私は書かないだけで、書けば余計ややこしく長文になるのがわかりきっているから。(笑)
要は、「今どんな位置にあるか」を常時把握するのは非常に重要で、「支持線、抵抗線、トレンドラインがどこにあるか」「ボックスがあるのか、あればその外か中か、どの位置か」とか、できれば「ボリュームが多いゾーン、薄いゾーン」も見れたら見たほうが良いんですね。そして「買い方、売り方は何を考えているか」を想像することが重要で、「彼らが損切りするのはどの辺か」も想像すると、【自分が読む流れの方向、強さ】と「その変化も想像できる」のね。ただそれらを一つのチャートに描いてしまうと本当にグチャグチャになるんですよ。だから「要所要所は頭に入れておく」とか、別のチャートに表示させて見るようにする。そして「時間軸が違うチャートを表示して流れの方向、強さを把握する」のも重要で、私は3種類の時間軸が違うチャートを常時表示させています。でもブログに載せるのはそれのメインのチャートの簡易版。
そして具体的な戦略をいつも話すNobu塾のNobuさんも外せない。
こういう見方をして、行動としては【流れを追う】というのが私の手法。ですからそういう意味ではNobuさんとは違う手法。Nobuさんは逆張りも勧めますが、私は一切逆張りはしないのはいつも書いている通り。私の場合は「動き出してからそれを確認して出撃」という感じ。でもNobuさんは「待ち伏せもする」のね。私はしない。その違いだけで「動きの読み方の原則」は似ている。
そういう意味では、実際の売買の考え方はいつも紹介している「石原順(西山孝四郎)氏」と私は同じで、上げだろうが下げだろうた「流れに着いていく」ことだけを重視します。そして彼も(私と全く同じで)「予測はしない」と断言します。こういうファンドマネージャーって私は他に知らなくて、それを聞いた時には驚いたもんです。だから「私の原則」の説明は石原氏の説明を聞いたほうがわかりやすいかも知れない(笑)。ただ動画中では、彼は「相場の読み方考え方」を喋っていますが、大事なのは「実際の彼の売買」でそこのところを見逃さないほうが良いと思います。
また私の「長期投資」は「債券のみ」ですが、債券に興味がある方はこの「ヨウヘイ氏」の動画を、彼の知識は全部吸収するつもりで見るのが良いと思います。
特に彼の新しい動画は多くの「考えるべきこと」が入っていて、【こういう方法もある】のは頭に入れておくのはよいかもしれない。

