新しく買ってみた「和牛の輸入卸商」に関して

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去年、マレーシア在住の古い友人から「和牛の輸入卸業者」を紹介してもらい、今年に入ってから実際に注文をしましたが、それに関するレポートを書くと約束しましたので書きます。

ただ、今回、購入したのは2種類の和牛と1種類のF1ハイブリッド(交雑牛)で、和牛に関しては「一般的ではない部位のブロック」ですし、F1はその卸業者が卸と小売で提供している「F1交雑牛のしゃぶしゃぶ肉」でした。そして今の時点で実際に食べたのは「しゃぶしゃぶ肉」だけで、まだリポートするだけの内容がないと言った方が良い。

でも「途中報告」と言いますか、その業者さんからも「ブログに書くのはOKです」という快い返事を頂きましたので、今の時点で私が考えていることを書きます。

まず非常に重要な「価格」ですが、【安い】のは間違いないと思います。

1 A4和牛 Chuck tender 2.6kg(日本で言う「とうがらし」) これは「ブロック」で、ブロックで販売されている和牛。冷凍ですが、大きすぎるので「二分割」してもらい、肉そのものは「一切トリミングはなされていない状態」です。

キロ単価はRM98、約4000円弱で、【激安】と言って良いと思います。ましてやこの肉は「和牛」なんですから。

ただこの断面を見ればわかるように、左側は「脂身が多い」し、ここは切り落として、使える小さな部分だけは「煮込む」とか「ミンチにする」ようにしないと、どんどん無駄が増えて単価は高くなる。また「脂身」ですが、和牛の脂身は美味しいから、これはこれで冷凍保存しておいて、「イマイチの無印牛に混ぜて調理する」「野菜炒めの油として使う」とか、「安いミンチと混ぜる」となんてことのないハンバーグが【大化けする】なんてことも起きる。そもそも和牛の重要な「和牛香は脂身に多い」のを忘れてはならないのね。

2 B2和牛 Short rib 3kg (日本で言う骨付きカルビ。でも骨はない)これも冷凍で二分割してもらいましたが「トリミングは一切無し」です。

キロ単価はRM101、約4000円ちょっと。これも「激安」だと思います。また私はオーストラリア時代もマレーシアに来てからも「和牛のショートリブ」を手に入れたのは始めてです。そして価格は安いって凄いことだと思う。

この肉も上の肉と同じで、ブロックで買えば安いけれど、見ての通り「脂身も多い」し、これはどうしたって【トリミングが必要】で、良い状態に切り分けていけば当然「コストは高くなる」わけですね。魚を丸ごと一尾を買えば「キロ単価は安い」けれど、切り身に分けていけば「高くなる」のと同じこと。だから「脂身」や「小さな肉」はそれなりに【有効利用する】ことを考えないともったいない。

私はこの肉は「主に煮込みに使う」つもりで、その時には「脂身も一緒に煮込む」のね(でも乳化しないように煮る)。で、「浮いてきた脂は除去する」わけです。つまり、「なんてことのない牛肉を煮込む場合」にはこの脂身を足すだけで、【美味しい煮込みになる】ことを意味する。それはカレーでもシチューでも同じ。野菜炒めにこの脂身を使うと大化けするし。また「ステーキ」みたいにするときも「脂身は切り分ける」ようにして、脂身だけ「カリカリに焼く」と美味しいし、出てきた油で付け合せの野菜も炒めるとか。

あるいはこれを「超薄切り」に出来れば牛丼も良いかもね。

これらの価格が「安いかどうかは良くわからない」方が多いと思いますが、マレーシアで売られている【和牛、交雑牛、Wagyuでもない】「Chuck tender」「Short rib」と比べてみても、この価格帯で売られているのは、主だった有名スーパーでは見たことがないし、インド牛(バッファロー)は別にしても「オーストラリア牛、ニュジーランド牛、アルゼンチン牛、ブラジル牛」もこれ以上の価格が一般的。(でも卸問屋から安く買うことも可能)

ただし、それらの肉は「小売用に少量販売されている」し「ちゃんとトリミングがしてある」のが普通。だから単に「キロ単価の比較は意味をなさない」んですね。それはこの業者さんが扱っている「その他の色々な部位」も同じで、「ブロックごと買うしか無い」とすれば、最低でも2キロ以上で、部位によっては「5キロ10キロを超えるものが普通にある」し、非常に重要な点ですが【トリミングはなされていない】という点。

トリミングがなされていない牛肉ブロックを買うって、一般家庭ではまず無いし、「トリミング前の肉のブロックを見たこともない」方も多いはず。「ブロック肉は良く買うよ」という家庭でも「トリミング後に切り分けられたブロック肉」のはずで、その元となる「大きなブロック」で買う場合、トリミングは自分ですることになるし、【ロスが非常に多い】ということ。

部位によっては「40%以上が脂身」なんてこともあるし、「切り落とさなければならない部位、端っこ」もあるわけで、私達がいつも買うような状態にするには「大きなロスが出ている」ということ。

つまりですね、「キロ単価は安い!」なんて思っても、その「大きな肉の塊をトリミングして、綺麗な状態」にした場合、【キロ単価は2倍になる】なんてことも簡単に起きるわけです。

それを考えて「価格を見る」必要があるわけで、「激安」だと思ったのが実はそうでもないなんてことも起きる。

ただし、この業者さんが扱っているのは「和牛とF1(交雑牛)」であって、日本人が言う「いわゆる輸入肉」とは違う「国産牛」であって、「オーストラリア産牛など」と比べても意味がないんですね。例えば今回買った1の「A4 Chuck tender 2.6kg」ですが、オーストラリア牛の「 Chuck tender」は「サシも入っていない赤身肉」で、日本人的感覚で言うと「ちょっと焼くと固くなるし、全然、美味しいとは思えない肉」と言っても間違いないと思う。日本の飲食店でその「外国産のChuck tender」を【ウリ】にしている店は皆無かもしれない。でもかつて「ユッケの販売に規制がなかった頃」は、外国産のそれで「ユッケを作る店(焼肉店)」はあったろうと思うし、でも「和牛がウリの店」では扱わなかったんじゃないですかね。

つまり「和牛だから価値がある部位」と言っても良いはず。ま、それはサーロインでもリブロースでも、イチボでもミスジでも同じですが。

でも私達が住んでいるのは「日本ではない」わけで、「海外を標準に考える」とするなら、私達が考える「美味しい牛肉」を手に入れるのは「ほぼ不可能」と言って良いし、なおかつ「安く」なんてのは夢の夢。和牛なんて「飲食店で食べたら非常に高価」であるし、スーパーや精肉店でもかなり高い。ましてや「一般的ではない部位」なんて【どこにも売っていない】と言って良いはず。

そういう意味で、「トリミングもしておらずロスが大きく、コストも高くなる」にしても、今回の様な和牛の肉を私達一般が手に入れられるのは素晴らしいことだと思います。

それは2番の「Short rib」も同じで、これは和牛は和牛でも「B2」という日本人でも「そんなランクの和牛って売ってるの?」と思うはずだけれど、そもそもA5だのA3、B3だなんて言うランクは「美味しさのランキングではない」ことを考えれば、「びっちりサシが入っている牛肉を敬遠する傾向」が日本でも出てきたし、「A5が最高なのではない」という認識は広まっていると感じます。でもまだまだ「A5信仰」が日本にはあって、「値段も非常に高い」のが普通。

これは「生産者も困っている」そうで、ランクが落ちると「極端に売値が下がる」「売れない」ことが起きるそう。

だから私達としては「そういうランキング崇拝、信仰」から離れて、「適度なサシで美味しい、そして安い和牛」を手に入れる事ができる時代になったと言っても良いと思います。

とは言うものの「ブロックで5キロ」なんて大きすぎるし、「トリミングを自分でやる」なんて【絶対に無理】と私も思うし、でも「ローストビーフや煮込みに使う」とするなら【雑なトリミング】で十分だし、「食べられない、あるいは食べたくない部分」を綺麗にトリミングせずに、【食べる時に、自分の好きなようにすれば良い】というのが私の基本です。

そういう意味で「ブロックで買う」のは難しいですが、「ブロック単位で買う」のであれば、それを「好みに合わせて切り分けてくれるサービス」もある様子。でも私はまだそこのところの詳細はわかっていません。

3番めの肉は「しゃぶしゃぶ肉」として業者さんが用意して販売している「規制品」ですが、これのキロ単価はRM180、7200円ぐらい。この肉は和牛ではなくて「F1ハイブリッド(和牛ではない交雑牛、しかし国産牛)」で、そして私が思うに「しゃぶしゃぶ肉としては中レベル」だと思っていて、正直なところ「両手を上げて喜ぶ」ほどではないと思っています。

でもたとえ和牛ではなくてF1(交雑牛)だとしても、マレーシアでこのキロ単価で美味しいしゃぶしゃぶ肉を買うのは「ほぼ不可能」と言って良いと思います。しつこいですが、これは「和牛ではないものの交雑牛で美味しい部類」です。それもキロ単価はRM180で、今の時代、普通のスーパーでオーストラリアのアンガス牛でもキロ単価はRm250(約一万円)前後が普通になっていて、そういう牛肉よりはこれのほうが美味しいのは間違いがない。

だからまずは「このしゃぶしゃぶ肉」を買ってみるのは良いと思う。1パック250グラムですし、キロ単価はRM180で約7200円。また「ステーキ肉」も同じ単価で売られている(部位はわからない)し、ミンチもキロ単価RM120、約4800円で売られている。

ここは本当に難しいところで、しゃぶしゃぶ肉としては大満足はないとしても、では「牛丼に使うか?」となると「コストが高すぎる」のね。だから我が家では「牛丼でもない、しゃぶしゃぶ・スキヤキでもない」、【新たな食べ方】を模索していて【焼きしゃぶ丼】とか【すきシャブ】にして「生卵で食べる」とか、そんな感じなら良いと思っています。

でもかつては、数年前ですが、こういう美味しいしゃぶしゃぶ肉(和牛)がもっと安く手に入った頃もあったのね。Wmart(ここをクリック)ですが、今は当時のような「安くて美味しい和牛」は売っていない。

この業者さんは「様々な部位」を扱っていて、いわゆる一般的な和牛の部位や「希少部位」と呼ばれる部位も扱っているし、「A5和牛のサーロイン」も売っている。

だから「良いしゃぶしゃぶ肉が欲しい」となれば、そういう「A5和牛のサーロイン」をブロックで買って(5キロぐらい)、それをしゃぶしゃぶ肉として切り分けてもらい「手数料を上乗せして」買う、なんてことも出来る。でも当然、その時の価格は街の有名店が売っているようなキロ単価がRM1000、約4万円を超えることはないにしても、かなり高くなるのは間違いがない。

それとこの業者さんとWhatsappでやり取りをしていて感じたことですが、やっぱり「輸入卸業」であって私達が慣れ親しんでいる「小売業」のきめ細かいサービスは期待できないという点。その業者さんが「手を抜いているわけではない」のは当たり前ですが、基本的に「4キロ5キロもあるブロックを毎日いくつも買っていく顧客が相手」なわけで、「1キロでも多すぎる・・・」と考える私達が、それも「部位はどこが良い」だの、「切り方はああしてくれこうしてくれ」なんてお願いすることが可能だとは私も思わないし、そういう個人客でも「積極的に増やしていこう」という強い意志があるようには見えないのね。

これは「卸売業者」としては当たり前で、それこそ「魚の卸売市場」に行って、「鯵を2匹、3枚に下ろして。マグロの赤身を200グラム刺し身に切って欲しい」なんて言ったら「勘弁してくださいよ~」と言われるのがオチなのは、時代が変わったとしても「卸と小売の違いは大きいし、私達が気を使うべき」なのは「卸業者から買う場合の常識」だと考えています。

小売市場にも積極的に出ていこうとする卸業者も多いですが、当然、「面倒くさい小売をする」となればどんどんコストが高くなるわけで、それは「販売価格が上がる」ことを意味する。

だから私は「できるだけ迷惑をかけずに小売してもらう」方法を常に考えているつもり。それでも「この客は面倒な客だ」なんて思われるのが普通で、それは他の卸業者と付き合うときも同じだと思っています。

そういうのが面倒くさいと考える一般客は多いし、だから「小売店に行く」わけで、牛肉に関してはWmart(ここをクリック)Feast market(ここをクリック)当たりで買うのが良いと思うし、私も彼らから買っていれば問題なしと思う時期もあったんですよ。でも彼らの「品揃えも価格も大きく変わってきた」のね。

だから今の時代は「意外にドンキで和牛を買う」人も多いんじゃないですかね。私もスーパーで和牛を買うならドンキのほうが良いと思うし、「日本人向けの牛肉」も多いと思う。でも私の感覚だと「ドンキも高い」と感じるし、買わない。

あるいは「輸入卸商」が「小売もしている」ケースはあって、「和牛でなくても良ければ」、そして「ブロックで買うなら結構安く買える」のは間違いがない。

それの一例ですが、「Pok brotheres」という有名な輸入卸業者があって、小売サイトも持っている。

Pok Brothers Online Shop

Pok Brothers Online shop offers wide range of Premium qualit…

また探せば「小売もする卸業者」って結構あって、和牛やWagyuにこだわらず、インド牛(バッファロー)まで含めて考えれば、「コストを徹底的に安くする」のは可能。また「日本の和牛、F1(交雑牛)ではなくて、オーストラリア産のWagyu(多くは交雑牛)」を狙うのは良いと思っていて、無印牛やアンガス牛より【美味しい】し、【価格は和牛の半額ぐらいなのが普通】なのね。

ただ、NSKという「激安スーパー」があるけれど、激安だとしてもああいう店に並んでいる肉類に「食指が動くかどうか」は疑問。でも一般的な飲食店が使うのはそういう肉が主であるはずで、私達の「食の楽しみ」は【食材を買うときから始まっている】から、「とことん安さを追求する人」じゃない限り、やっぱり「それなりの店」から「それなりのもの」を買うようになるんじゃないですかね。やっぱり「調理する前の見た目」も大事で、それで「その肉の素性」も大体わかるし、気分が盛り上がったり下がったりするのはしょうがない。(笑)

NSKで買った「超激安(キロ38リンギ、グラム150円)無印オーストラリア牛のリブアイ」だけど、「見た目は悪い」しステーキにしてもイマイチで、でも薄切りにして炒めて食べたら問題らしい問題もない「普通の牛肉」って感じ。この画像のように「安い肉は脂身の色がイマイチなのが普通」で、でもそれは「牧草飼育の牛肉に多い」し、だから「駄目。美味しくない」ということでもない。でも「安い肉は臭う」事も多いのでやっぱり難しい。前にも書きましたが、30年前のオーストラリアの牛肉は「ステーキハウス」で食べても【牧草の香りがする】ものが結構あったんですよ。「牧草の香り」って良い言い方でしか無くて、私は「牛糞の匂いと同じ」だと思った。

またBangsarにTMCという客層はローカルが多いスーパーがあって、そこの牛肉もブラジル牛などが激安で売られていて、それも問題があるようには思えず。牛肉のコストを下げたいと思う人は「一度は行ってみるべきスーパー」だと思う。B.I.G.やビレッジグローサーとは【価格がまるで違う】のに驚くはず。

だから「先入観」を捨てるのはやっぱり大事なんでしょうね。そもそも「普通のローカルの飲食店が高い牛肉を使っているわけもない」し、生産国やブランドにこだわるのはバカげているのかも知れない。

でも私はやっぱり気になってしまう。だからといってB.I.Gやビレッジグローサーには「高い肉しか無い」のもボッタクリだと思うし、ビレッジグローサーも地域によっては「安い肉がメインの店」もあって、商売がうまいなぁと思ったり。その点、Jaya Grocerって良心的な感じがする。かつては「高級スーパー」のイメージがあったバンサショッピングセンターのJasonsは欧米の客が多いせいか、手頃で安い牛肉を多く扱っていたのね。でも今はJasonsはなくて「B.I.G.と同じ経営」になって様相は変わった。ちなみにビレッジグローサーも経営はB.I.G.と同じ会社。

結局、日本人がよく買う牛肉って「世界基準」からみると「高い肉」で、マレーシアでは「日本人、マレーシアの金持ち」が好む肉だと思って間違いがなくて、その辺の考え方を切り替えて市場を見てみると、「十分美味しくてコストも安い肉はいろいろある」のね。でも「和牛、F1交雑牛、オーストラリア産Wagyu」となると「美味しくて安い肉との出会いはほぼ無い」と思って間違いがなくて、近年、「安いけれど美味しくないオーストラリア産Wagyu」も出回っていて(たとえばWmart)で、注意が必要。

だから今回紹介する卸業者さんは非常に重要なサプライヤーとなるわけです。でも「ブロックで買う必要がある」し、「トリミングがなされていない」という、まさに魚の卸売市場で「魚を買うなら一尾丸ごと買うしか無い」みたいなことになる。そして「既製品として切り分けて売っているもの」は【自分の好みの肉じゃない】【選べるほどの種類はない】ということが起きる。でも「ブロックで買う」なら「ありとあらゆる部位がある」のね。でもタンや頬肉、オックステイル、日本では「内臓肉に分類される」ハラミなどの扱いは無い。

で、最後になりましたが、この和牛、F1交雑牛を販売している業者さんですが、Matsu Foods Sdn Bhdさんで、窓口はNoriさんという日本人の方。会社のサイトはここ(クリック)。親会社は日本にある。

Whatsappは+60 イチイチ61511235

 

---(追記)---
 

ブロックってどういう状態なのかは、大元の問屋さんと卸商、販売店との決め事によって違うわけですが、大体「ブロック肉」というのは下の動画のような状態で真空パックされているのが普通で、焼肉店でもこういう状態で仕入れるのが普通だと思います。

近年、日本でも流行ってきた「イチボ」ですが、イチボだけのブロックもあれば、イチボが含まれる「ランイチ(ランプとイチボ)」なるブロックもあって、こんな感じで切り分けてトリミングをするのが普通。

「こんなの絶対に無理」と私も思うわけで、「自分でもトリミングが出来る部位」を買うしか無いのね。それでも5キロじゃ7キロじゃと大きなブロックは買えないし、かと言って「既成のもの」は自分の好みに合わないし、本当に難しい。

でもそれは当たり前のことで、だから「小売店や飲食店が成り立つ」わけで、特に「焼肉店」みたいに美味しい部位をいろいろ揃える、しかも安くなんて無理だと思って間違いがない。私は諦めることはありませんが。(笑)

というか、「自分が小売店、飲食店をはじめる」という仮定で市場を見てみると、【世界は広い】ことが見えてきて、自分にも「良いものを安く手に入れるチャンスはある」ということでしょう。

こういうのを私達も買って、トリミングして切り分けて使うのは「かなりハードルが高い」わけで、オーストラリア時代から通算30年以上もブロック肉を買い続けてきた私でも「ここまで大きなブロック肉」を買ったことは数度しかない。またとにかく「ロスが多い」のね。「脂身がごっそりある」のも部位によっては普通で、小さな筋肉の集まりであればそれを分解したり、スジはどこにも入り込んでいるわけで、それを取り除くなんてのは至難の業。これは精肉店でも焼き肉店を含むレストランも同じで、【端材をどう売るか、どう使うか】が勝負どころとなるはず。

ブロックのトリミングは、シロウトがやろうと思ってもグチャグチャになるのは「大きな魚を下ろす」のと同じで、本当に難しい。

私がローストビーフを主に食べるのも「適当に分割してしまってもどうにかなる」ところから始まったわけで、やっぱり「美味しい肉をリーズナブルな価格で手に入れる」とするなら「それなりの妥協と、努力」をしないとならないですね。

「これじゃ無理だわ」と思う人も多いと思いますが、上に書いた1番の「A4和牛 Chuck tender 2.6kg(日本で言う「とうがらし」) キロ単価RM98」を思い出してください。これはまだ食べていませんが、もしこのローストビーフが美味しかったら「サヨナラ満塁逆転ホームラン」と同じ。そもそもマレーシアで「和牛でキロ単価がRM98」なんて見たこともないんですから。RM98では和牛でもWagyuでもないオーストラリア牛さえ美味しい肉は買えない時代です。

そのうち「A4和牛 Chuck tender」でローストビーフを作るつもり。でも私としては「ユッケ」が何よりの楽しみ。(笑)

2.6キロを二分割してもらいましたが、細い部分は比較的柔らかいはずなので(たたきに近い温度低めで)ローストビーフ、硬い方は細かく刻むユッケなら問題はないはずで(火を入れると硬さは目立つはず)で、それをまた小分けして「ユッケ用」とするつもり。日本でもこの「とうがらし」と呼ばれる部位は、歴史的にも「たたき、ユッケ、ローストビーフ」で使われてきた部位。でも「和牛、交雑牛」だから良いのであって、外国産の無印牛だとしたら「満足度は低い部位」だと思う。でも「ユッケ」ならオージービーフでもまぁまぁ良いと思う。でも激安で素性がわからない肉でユッケを作ることは私はしない。

また「B2和牛 Short rib」は基本的には「煮込み用」と考えていますが、部位としてはまさに「骨付きカルビ」の部位ですから、「焼き肉、あるいはサイコロステーキ」もやってみるつもり。

我が家には「電動スライサー」もあるので、薄切りもやってみますかね。海外では日本では当たり前の「薄切り肉」は売っていないのが普通で、だから電動スライサーを持つ海外在住者は多い。ただ「そこそこ本格的な電動スライサー」を選んだのですが、やっぱりこれでは役不足で「非常に薄いしゃぶしゃぶ肉」をこれで切るのは不可能なのがわかってがっかりしています。やっぱりプロ仕様とは全く違うのね。それでも「肉は半冷凍状態」で2~3ミリの厚さならどうにかなるので、その線でトライしてみるつもり。

またリポートしますね。

 

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