金(ゴールド)投資にはとんでも長い歴史があって、「紙切れでしか無い通貨」より【信用できる。安心】という考え方が根強い。
私はそれは「過去の価値観」だと思っていて、今までは「安全資産」であったのが今では【投機対象になっている】と思うんですよ。そりゃ「金(ゴールド)を買うべき理由はいろいろある」にしても、それに有象無象が群れ集まって「値を吊り上げた感」を非常に強く感じます。
私が考える「安全資産」とは【価値が普遍である】ということであって、けっして「大きな値上がりがある」ことではなくて、もし「値上がりがある」とするならば、それは「本来の値上がりではない」のであって【価値を表す通貨が下落している】ということだと思う。
また金(ゴールド)は「宝飾としてのニーズ」と「産業の米としてのニーズ」があって、その「需要が大きくなれば値は上がる」のは必然だけれど、私は昨今の値上がりは「実需が激増」のではなくて、「欲望と不安が値を押し上げただけ」だと思う。
そして値が動くと「投機家がどんどん集まってくる」。それが今の状態。
つまり「資産防衛」ではなくて「皆が稼ぐために集まっている」という印象が強い。
これは「熱病」みたいなもので、またその原因となっている「世界的な不安」が穏やかになる時代が来れば、金(ゴールド)価格も落ち着くのかもね。
でも「そんな時代が来るのかどうか」はわからない。世界には「お金が溢れている状態」で、どの国も「もっと刷って増やすしか無い状態」に見えるし、そして世界一の大国であるアメリカの「ドル」、「財政状態」が【末期状態】と言っても良いわけで、「ドルの価値が下がる」のは「ドル表示される全てのものが値上がるように見える」のは当たり前。
つまり巷で言われている「米ドルの終焉」が本当に来るとするなら、「米ドル建ての金(ゴールド)価格はもっと上がる」だろうし、それを想定している投資家、投機家が「金を買う」のだろうと思う。
そういう「変化の象徴」が金(ゴールド)であって、近年の値動きは「加熱しすぎ」に私には見えるし、でも「金を代表とするようなもの」に「投資家の目は広がっていく」のかもね。
今、私が一番気になるのは「電力」で、AIの将来よりも「電力事業の将来」の方に興味がある。また今のイラン戦争を見ていて「痛感する」ことは【石油に将来を委ねるべきではない】ということで、やっぱり早く「核融合発電の時代」が来て欲しいと思ったり。でも近未来としては「小型原子力発電の開発、普及に拍車がかかりそう」ですね。
でももし「エネルギーとしての石油はもう要らない」という時代になったとしても「石油関連製品って山ほどある」わけで、ナフサにしても無くなったら世界の産業は成り立たないんじゃないですかね。プラスチック、ナイロンを含む合成繊維、塗料や洗剤、潤滑油やアスファルトがない世界を私は全く想像できない。
投資対象を考えるとしたら、今、「ヘリウムに投資はできないのかな?」なんて考えたり。(笑)
またS&P500みたいなものなら、「長い年数の間に構成企業も変わり、アメリカの繁栄を常に享受できる」なんて考えたいけれど、かつて「イギリス」に対してそういう考えを世界中の投資家が持っていたわけで、今じゃ「笑い話」にしかならない。かつては「ローマじゃ、オスマン・トルコじゃ、ペルシャじゃ」とその国の「永遠の繁栄」を信じて全財産を投入する投資家も山ほどいたのだろうと思う。
オルカンは?となるけれど、オルカンの内容を国別に見るとアメリカが突出していて、本来なら「アメリカ以外の有望な国」を見たいと思う。でもそれも理想論でしか無くて、今の時代は「富が集中する時代」で「国別」というのはあまり意味がなさないと思う。だから「分野別」の方が私は良いと思うのだけれど、それは突き詰めていけば「個別株投資」と似たようなもので、【青い鳥探しに一生懸命になるべきではない】というのが私基本。
また将来、日本みたいな国も現れるんだろうか。「アジアの辺境の小国でしかない日本」も、戦後の焼け野原からの誰も予想しなかった大復活、そして大躍進。
あのバブルも「日本の不動産、株価が上がった」なんて単純な話じゃなくて、それこそワイキキのホテルは日本のもの、アメリカのランドマークと言われる歴史的建物も日本が買い、ゴールドコーストも同じで、有名どころのコンドミニアム、ゴルフコースは日本企業の傘下に入り、新たに建てられる大型、高級コンドミニアム、超贅沢な大型のリゾートも日本企業によるもので、そのまま進んだら、本当に日本は世界のトップクラス、世界を牽引するリーダーになるんじゃないかと夢想した人も多かったはず。
あの当時の日本人に「今の日本の惨状」を話すことがあったとしたら、【お前ねぇ、そういう根拠もない、起こりもしないことを言うのは冗談でも面白くないんだよ。ば~~か】と言われるのだろうと思う。私もまさかここまで日本が落ちぶれるなんて「想像したこともなかった」ですから。
つまり、やっぱり「未来のことはわからない」としか言いようがなくて、何が起きてもおかしくないと思うし、その都度その都度、それを乗り越えて生き延びなければならないって簡単ではないと思う。
「周りを見るとみんな頑張って生きているじゃないか」と皆さん、思うはずですが、それは【そういう人しか周りにいないだけ】であって、「消えていく人は視界から消えていく」だけのこと。
私はユーチューブ動画で「大阪の西成」とか「日本の山谷」の動画を結構良く見ます。また興味深いのが「ホームレスの人達」で本当に様々な人生があるのがわかるし、「多くはそういう生活を望んでそうしているのではない」ということなんですね。
つまり「自分と彼らは【紙一重の違いしか無い】」というのが私が常に感じることで、「いつでも自分や家族にも起こり得ること」だと思っています。私の知り合いの中には「首をつった人」もいれば、「消えていなくなって音信不通のままの親族」もいれば、私の人生の知り合い、関係者すべてを集めても、「幸せに過ごしている」人って「ほんの一握り」なんですよ。 私より年下の従兄弟ですが、成功して資産数百億なんてのもいますが、ほとんどは(私も含めて)【泣かず飛ばず】か【消えていってしまった】人達ばかり。
こんな社会で、S&P500に投資して「ガチホ」すれば「明るい未来が来る」なんてのは私は全く信用しません。そもそも「ガチホだ」と息巻いていても、その「強い意志がいつまで維持できるか」というのも面白いところなのね。
「過去を学べばわかることは山程ある」のにそれをせずに「突撃~~~~」と頑張る人は、どうぞ、頑張ってくださいとしか言いようがないし、それでうまく行っちゃうかもしれないし、家族離散でホームレスかもしれないし、こればかりは私もわからないのだけれど、「勝ち組に残る方法はいろいろある」のだから、私はそれを学び、自分のものにしていきたいと思って生きてきました。でも「成功した」とはまだまだ言い難い。(笑)
でもやっぱり大事なことは「大負けしないこと」「大きな含み損も抱えないこと」で、そして「絶対に退場せざるを得ないようにならないこと」だと思う。
これは相場や投資だけの話じゃなくて「人生」の話。
そんなこともわかったうえでの「S&P500のインデックス」に投資して「ガチホ」はアリだと思うわけで、私もそろそろそういうステージに入ることも考えようかと思うようになった。







