イラン戦争の行方がどうなるのか本当にわからない。
トランプもイランも「虚勢を張る」ばかりで、落としどころが見えない。
強弱で言えば「間違いなくアメリカが強い」わけで、湾岸諸国もイランにブチ切れていて【参戦する可能性すらある】し、アメリカが「圧倒的有利」だと思うけれどイランを完全制圧するには「地上部隊の投入が絶対に必要」になるわけで、それをすれば【泥沼】になるのは見えている。そしてそうなれば「アメリカの被害も甚大」なのは歴史的にも明らかで、第二次世界大戦の「硫黄島」にしても、その後の「ベトナム」「アフガニスタン」も同じで、【多くの犠牲に耐えられない】となれば「諦めるしかない」のは明らか。
かつての日本も第二次世界大戦では「本土決戦」「一億玉砕」を掲げていたところに【原爆の投下】で腰砕け。
また「天皇の存在」があったから「終戦」を決められたし、もし今のイラン戦争のように「天皇、天皇家及び、軍の上層部も排除」されていたらどうなっていたのかと思う。「終戦」を決定できるリーダーの不在って恐ろしいことに繋がる。
そんな「敵国」を攻め続ければ「攻める側に非難は集中する」けれど、当時の日本が「大量破壊兵器や長距離ミサイル」を持っていたり、開発していたり、あちこちでテロを起こし続けるような国だったらアメリカはどうするべきだったのか。
NYの多発テロも同じで、「テロを許すな」と世間は激怒する。では「テロ国家を潰そう」とすれば【そんな非人道的なことはするな】と激怒する。「話し合いで解決しろ」というのは「弱い」わけで、「では話し合いをしましょう」と相手が言えば話し合いを続けるしか無い。でもそれは相手にとっては「うまくやった」ことでしかなくて、「制裁すれば屈服するだろう」なんてのは「覚悟を決めている相手」には効かない。そして北朝鮮は「核保有国」となり、同じ道をイランは進んできた。
そしてイランは北朝鮮みたいな「弱小国」ではないわけで、国土も広く、人口も多く、金も持っていて「技術開発力」はあるし、「武器の輸出をする」し「テロの支援までする」のは止まらない。
どうするべきなんですかね。
強盗や殺人が増えてきたとして、警察が強権を使えば「人権侵害だ、やりすぎだ」と文句を言う。放置すれば「無能だ」と糾弾される。
ギャンブル好き、酒好き、女好き、暴力まで振るう旦那を女房はどうするべきなのか。「あんた、いいかげんにしてよね」で旦那が変わるなら苦労はない。【分かれるのが一番】だとしても、その旦那は「犯罪まで犯す」「強盗殺人までする」となったら?関係ない人を拉致して「金持って来い。そうしないとこいつを殺すぞ」と立てこもったらどうする?
かつて日本は「人の命は地球よりも重い」と言って、日航機のハイジャック犯の要求を飲んだ。
これじゃ「やったもん勝ち」じゃないですか。
「重罪を犯す」のも【それの原因がある】から「それを是正するべきだ」と犯罪人を擁護する。それが今のアメリカの左派リベラル。それどころか「原因を作った張本人は白人で、差別したほうが悪い」と。それを真に受ける白人も増えて「白人に生まれてごめんなさい」と謝る白人も増えた。「黒人は被害者だ」と決めつけ、「犯罪を犯してもお咎め無し」にして「黒人の命、人権は尊重されるべき」という運動が広がり、貧しく虐げられている白人が「白人の命、人権も尊重しろ」と言ったら殺された。
「法による支配」が重要だけれど、その法律さえ「平等、公平ではない」方向へ進んで、日本の青年がフランスはパリで若い女性を殺し、人肉を食べた事件があったけれど、【彼は精神疾患を持っている。それが原因】となって「無罪放免」となった。殺され食われた方はそれで済むわけがない。
実際に病気や障害を持つ人は多く、それが原因で起こった犯罪にどう対処すべきなのか。私にはそれはわからないけれど、「ギャンブル好き、酒好き、女好き、暴力まで振るう旦那」も同じかも知れない。
どちらにしても、「良い悪い」でもなければ「原因は何であれ」【犯罪が起きないようにする】のは大事で、でも「犯罪をやめようとしない」のであれば、あるいは「犯罪を犯す準備をしているのが明らか」であるならば、【強硬手段も仕方がない】ことだと思う。
では「誰がある行為を犯罪と決めるのか、善悪は誰が決めるのか」が問題になるけれど、それは【強者が決める事】でしかなくて、「不公平」だとするなら【その強者を倒すしか無い】はず。
だから「戦争は決して無くならない」のだと思う。
私達ホモ・サピエンスが人類の中心だけれど、それが決まるまでにどれほどの「多くの種類の人類が絶滅、あるいは滅ぼされてきた」のか。我々ホモサピセンスは「多くの人類の中で生き残った一種でしかない」のを知らない人も多いらしい。また武器を持たない人種は「石器を持つ人種」に淘汰され、「青銅しかない文明」は【鉄器を持つ文明】に滅ぼされた。
だから「武器の開発」は「生存するための条件」であったし、人類は「核兵器」をも持つようになって、それを持つ国は「生き延びることが可能」で、どれほど小国だろうと大国からの侵略を跳ね返せる。あの北朝鮮がどれほど酷いことをしても北朝鮮を潰すことは出来ないし、「核兵器はない方が良い」と信じて「核を放棄したウクライナ」はロシアに侵攻され、蹂躙される。
国連も国際社会も機能しないのは明らかで、あれを見れば、どんな国でも「生存するには核兵器が必須」と考えるのは当たり前で、イランもその路線を堅持している。そして韓国さえも「核兵器を持つべき」という世論は盛り上がっていて、もし北朝鮮のようにイランが核兵器を持てば、サウジもトルコも「核兵器を持とうとする」のが道理。
「テロ支援国家」が核武装をしたら世界がどうなるかなんてバカでもわかる。
「止めろ」と言っても止めない。制裁しても止めない。ではそういう政権を倒そうとしても倒れない。苦渋の決断で「武力行使」をすれば「そちらのほうが批判の的」となる。
「話し合いで決めろ」というのは「問題の先送り」でしかなくて、その方法は「ずるいほうが優位になる」のは決まったこと。
だから私は「トランプを支持する」わけです。
誰かが「決断しないとならない時」って間違いなくあると思う。
今の日本も「見方を変えると異常に見える」部分がある。
「存立危機事態」には武力を行使できると決めたのに、今は日本の「存立危機事態ではない」「イランは友好国」と考え方が今の日本を支配している。だから高市氏も「自衛隊は出さない」。これは私も含めて「だろうなぁ」と思ってしまがちだけれど、なんかおかしくないですかね。ついこの間には「台湾有事は日本有事」であり、アメリカ軍が攻撃されれば「存立危機事態になるかもしれない」と発言したのと整合性が取れない。
日本は「アメリカとイランの間に入って仲裁役ができるかもしれない」という【期待】はあるにしても、ホルムズ海峡が封鎖されたままで膠着したら、そしてアメリカとイランは交戦状態にあるわけで、「日本の存立危機事態になる可能性は高い」と考えるのが道理だと思う。
いやいや、今回は「アメリカが先に攻撃したわけで・・」というのなら、もし台湾有事で「切羽詰まった状態でアメリカが先に手を出した」としたら、日本は「何もしない」という意味なのか?
そして「中国と話し合い」をして、「日本を攻撃対象から外してくれ」「日本を優遇してくれ」と【懇願する】のだろうか。
ま、今の時点では「大津波は沖合遠くに見える」けれど、差し迫った危険はないという判断なんでしょうね。
でもそれは「日本は中東からの石油依存が95%を超えている」という決して「他人事ではない」のに、そしてアメリカは「アメリカの威信とアメリカの若者の命を賭けて解決しようとしている」ことに関して、あまりにも無頓着に見える。
本当に石油が入ってこないことを「想定していない」のは明らかでしょ。それどころか「どうにかなる」という前提で動いていませんかね。「備蓄分の放出、節約、補助金」でどうにかなることじゃないはず。なんでその危機感が日本にはないのか本当に不思議。
なんだか「決断できない雇われ社長がいる企業」みたいに感じます。これが日本の限界なのか。
今、湾岸諸国はイランと対峙して戦う意志まであるのが見えているし、トランプは政治生命を賭けているのもはっきりしているのに、日本は昔と何も変わらない「アメリカさん、よろしく頼む」という態度。そしてイランにも「よろしくお願いします」と言い出しそうな状態。日本の得意な「お金で解決する」つもりでいるんでしょうか。
私は「日本の本性はやっぱりこれか」と思ったし、トランプがどう考えているのか想像するのもあまりにも簡単過ぎる。
安倍さんがいたらどうしただろうか。
どうも高市氏は「中東への自衛隊派遣」も考えていたらしく、それを周囲が、外務省、経産省を含め、「絶対に駄目だ」と高市氏に断念させたという「噂」もある。
「自衛隊派遣をする」「攻撃されれば反撃する」のと同時に「イランとの対話を進める」ことも出来るし、それが「現実的」だと思うのだけれど、なんだか今の状態って日本が得意な「何も決めない」「問題の先送り」「様子見」「八方美人」的なものを感じるばかり。
「日本って生きるレイヤーが世界のそれとは違う」のかもね。
でもそれを「堅持する」のも重要な気がする今日このごろではあるのだけれど・・・・
「理想主義」って大事だと思うけれど、それに重点を置くのなら「冷徹さ」も兼ね揃えているべきだと思うし、「理想主義に縛られて行動できない、決められない日本」だとしたらまさに「理想主義を追いたいだけの理想主義者」としか言いようがないと思うなぁ。
フト思うのは、日本が戦前に掲げた「大東亜共栄圏」の考え方。
日本が欧米に戦いを挑んだ「真の目的」が今の私にはまだ理解できずにいます。それは「日清戦争も日露戦争」も同じで、私達の祖先が「夢見たもの」の正体ってなんだったのか。
左派に言わせれば「侵略による日本の利益の最大化」ってことなんだろうけれど、私が生まれ育った日本で感じてきた「日本人的価値観」はそんな低レベルのものじゃない。
それは現代の「日本の独特な飲食店のサービス」にも見れるし、ありとあらゆる分野にある「職人魂」も同じ。「個人の利益の最大化を中心に考える」ほどバカな民族じゃないと思うわけです。
中東問題は早く解決してほしいけれど、「現代の日本人の本質を見るチャンス」だとも思うし、「日本人に生まれて本当に良かった」と思えるような結果であることを楽しみにしています。
イランは「日本には甘いことを言ってくる」のも当然だと思うけれど、まさか「石油が入ってくるならどこにでも頭を下げて手に入れれば良い」なんて方向で民意が動くのだろうか。他国は?アメリカの立場は?核開発は?そんなの関係ないって民意は言い出しそうだから怖い。思うようにならないと「日本、死ね」なんていう国民もいるわけで・・。
