非居住者の定義は一つではない

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非居住者という言葉を良く使うけれど、この言葉の定義が複数あるのを知りました。

意外でしたねー。私は所得税法上の非居住者、つまり所得税の納税義務があるのかどうか、その辺ばかりを気にしていたわけですが、これ以外に外為法での定義が存在するんですね。

日本銀行のHPから転載させてもらっちゃいます。

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居住者と非居住者
外為法第6条第1項第5号及び第6号に次のように規定。

(居住者)
本邦内に住所又は居所を有する自然人及び本邦内に主たる事務所を有する法人をいう。非居住者の本邦内の支店、出張所その他の事務所は、法律上代理権があると否とにかかわらず、その主たる事務所が外国にある場合においても居住者とみなす。

(非居住者)
居住者以外の自然人及び法人をいう。

(参考:紛らわしい居住性の例)

1. 本邦内に滞在する外国人の居住性
(1) 本邦内にある事務所に勤務する者は居住者
(2) 本邦に入国後6月以上経過するに至った者は居住者
(3) 外国政府、国際機関の公務を帯びるものは非居住者
(4) 外国において任命又は雇用された外交官、領事官、これらの随員、使用人は非居住者
(5) 在日米軍基地の隊員等は非居住者

2. 外国に滞在する本邦人の居住性
(1) 外国にある事務所に勤務する目的で出国し外国に滞在する者は非居住者
(2) 2年以上外国に滞在する目的で出国し外国に滞在する者は非居住者
(3) 本邦出国後外国に2年以上滞在するに至った者は非居住者
(4) 本邦の在外公館に勤務する目的で出国し外国に滞在する者は居住者

3. 上記に掲げる者と同居し、かつその生計費が上記に掲げる者に負担されている場合は、当該居住者又は非居住者の居住性に従うこと。
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同じ非居住者という言葉でも定義内容が違うのがわかります。また、証券会社などがいう非居住者というのはこっちのことを言うケースがあるようです。どういうことかというと、利益に対して納税義務があるとかないとかじゃなくて、外国為替、つまりお金や資本の非居住者と居住者間の取引に関する規定があるということ。

ややこしいですね。

では、外為法の定義で言うとやっぱり非居住者は日本株式の売買ができないのか、証券会社に口座が開けないのかと言うと、決してそうではないということなので、一安心。

ただし、証券会社はこの外為法で非居住者に該当する場合、口座は開けません、お取引できません、と書いてあるケースがあるので、これは法律で禁止されているのだと誤解してしまうのかもしれませんね。

新聞に記事を書くようなファイナンシャルプランナーでさえも、読売新聞に非居住者のそれは違法であると書いていましたが、この件に関して当局に問い合わせたところ、そのようなことはないという返答でした。

まぁ、この件に関しては素人がウダウダ言ってもしょうがないわけで、取りあえず大丈夫そうだというところで、私はこれ以上調べるのは止めることにします。

口座に関してはたいした問題は無いと思うのですが、納税に関してはご心配な方はやはり自己流の解釈は止めて専門家にアドバイスを受けるべきだと思います。自分は大丈夫だと信じていても、「駄目」が出た場合、過去に遡っていろいろ計算されるわけで、手元に残っている資産がほとんど持って行かれたなんてことも起きるかもです。故意の脱税なんて、発覚すればほとんどの資産を失うぐらいの覚悟が必要でしょう。

インターネット上では時効の年数だけ我慢すれば大丈夫なんてバカなことも書いてあるところもありますが、海外逃亡となると「時効の停止」もありますし、不在で起訴されれば民事でも延々伸びるようですし、甘く見るのはまずいと思います。

こんなブログにどうしてこういう事を書くのかと疑問に思われる方もいらっしゃるでしょうが、現実的には数十億単位のお金を海外に持ち出して悠々自適に過ごそうとか、うまく贈与をして相続税対策をしようとか考えている金持ちって結構いるんですね。不動産を売ったり、相続して税金を払わずに国外逃亡したなんて話もハワイで聞きましたし、事実は小説より奇なり。

ゴールドコーストの知人の中にも、あえて借金をした形を偽装(タックスヘイブンに置いた自分の子会社から借金する形)して利益を圧縮してみたり、送金方法をいろいろ考えたり、ごちゃごちゃやってる人は過去に結構いました。贈与を成功させた人もいるし、失敗した人もいた(日本に納税した)。最近はそういう人も私の回りからはいなくなっちゃいましたから今になって書いているわけですが、海外移住を考える人たちの中にはかなりの%で何かややこしい計画を持ってる人が多いって事ですね。武富士のウン千億円の息子に対する贈与。あんなのもきっかけにしてこれから小金持ちまでも、俺もやろうなんて考え出すのは時代の流れ。

マレーシアには簡単に移れるし、そういう人がいっぱいいるかも。そしてそういう人たちをしっかり嗅ぎつけて群がる悪徳日本人達。そんな構図もありそ・・・・・

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