もう一つの可能性を忘れていたようです。
オバマ氏就任直後に何かあるだろうと考える人の数はどうも半端でないようで、私のようにそれを見ているだけではなくて、行動を起こそうとする人もきっと多いだろうと思います。
ということは、私が当初考えていた、
「事情を知ってる人間が内緒でマーケットで儲けようとする」動きとは別に
「事情は知らないが何か起こるかも知れない」の動きが重なってどちらの動きなのかわからなくなるということ。
例えば私が買おうと思っている日経225の2月限のプットオプションだけれど、これと同じ事を考えている人間が日本に100人いたとしたらそれだけでかなりの出来高になって飛び抜けて目立つはず。それは米国債も同じ事で、世界中の私のような人間が米国債を売るだけで、尋常ではない動きがあるように見えるかも知れない。
それを見た人間は異常な動きがあると判断し、何か起こるのかもしれないと考える連鎖反応が広がる可能性がある。
あるいは、あえてヘッジや儲けを出そうと考えないにしろ、自分が持っているポジションを一度閉じて精算し、落ち着くまで高見の見物をしようと考える人もいるだろう。これらは全て売り圧力になる。
で、実際には何も起きなかった場合、私がそうであるように反対売買をして精算する動き、あるいはマーケットに戻ってくる動きは就任後の買い圧力になる。その動きに、もしオバマ賛美の動きが加われば、就任直後に急騰というストーリーもあり得る。
さてどうしましょう。
いい方向へ動くのであればそれはそれで良いわけだけれど、プットオプションは一気に値を消してしまうことになるので、今回のヘッジ作戦のコストが増大することになる。
でもまいっか。オプションなら大きな痛手はないし。ただ、注意は先物ショートや株式の空売りは危険であるだろうということ。FXでの米ドルショートも同じ事が言えるはず。
これに積極的に関わるとするなら、オプションのストラドル・ストラングル。つまりプット、コールの両建て。どちらかに大きく動けば利が出るポジション。これも頭に入れておこうと思う。
ドキドキするなぁ。楽しみ~~~~~~~~。
しかし、妄想は妄想で終わって欲しい。
ただ、就任後何も大きな動きが無いにしろ、中長期的には決して楽観できないわけだし、その後の方が大変。